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公開番号2024076266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187763
出願日2022-11-24
発明の名称背負いバッグ
出願人薄山館株式会社
代理人個人
主分類A45F 3/04 20060101AFI20240529BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】人体の背中にフィットする機能を維持しつつ、簡易な構成で収容物品の重量に起因する収容物品の損傷や変形を抑制できる背負いバッグを提供する。
【解決手段】背負いバッグ2は、柔軟性を有する素材で形成され、直方体状の外郭を有するバッグ本体4の正面4bの左右端部には、金属製の棒状部材で形成された一対の補強部材23L,23Rが保持されている。一対の補強部材23L,23Rはそれぞれ、上下方向に延びる垂直補強部23aと、バッグ本体4の底面の外側をバッグ本体4の奥行方向に水平に延びる部分を有する下側補強部23bと、バッグ本体4の左右側面の外側を奥行方向に水平に延びる部分を有する上側補強部23cと、を備え、バッグ本体4の左右方向における下側補強部23b,23b間の幅W1は、バッグ本体4に収容される物品の左右方向の幅よりも狭い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
直方体状の外郭を有するバッグ本体と、
前記バッグ本体の背負い面側に設けられた肩ベルトと、
金属製の棒状部材で形成され、前記バッグ本体の左右端部に保持された一対の補強部材と、
を備え、
前記一対の補強部材はそれぞれ、前記バッグ本体の正面の左右端部で上下方向に延びる垂直補強部と、該垂直補強部の下端に連続して設けられ、前記バッグ本体の底面の外側を前記バッグ本体の奥行方向に水平に延びる部分を有する下側補強部と、前記垂直補強部の上端に連続して設けられ、前記バッグ本体の左右側面の外側を前記奥行方向に水平に延びる部分を有する上側補強部と、を備え、前記バッグ本体の左右方向における前記下側補強部間の幅は、前記バッグ本体に収容される物品の前記左右方向の幅よりも狭いことを特徴とする背負いバッグ。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記各下側補強部が、前記垂直補強部の下端から前記左右方向の内方へ延びた後前記奥行方向に延びる形状を有し、且つ、前記各上側補強部が、前記垂直補強部の上端から前記左右方向の外方へ延びた後前記奥行方向に延びる形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の背負いバッグ。
【請求項3】
前記各垂直補強部が開閉可能な保持部材で保持され、前記一対の補強部材がそれぞれ前記正面側から前記奥行方向に抜き差し可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の背負いバッグ。
【請求項4】
前記バッグ本体の正面側がマチ部を介して前記奥行方向に拡張可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の背負いバッグ。
【請求項5】
前記マチ部が拡げられた際に、前記マチ部に露出する前記上側補強部を覆うカバー部材を有していることを特徴とする請求項4に記載の背負いバッグ。
【請求項6】
前記バッグ本体の内方における4つの側面及び底面のうち、少なくとも1つの面に補強板が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の背負いバッグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、背負いバッグに関し、特に同人誌等の展示即売本を多数収容して運ぶのに好適な背負いバッグに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の背負いバッグは、人体の背中にフィットする機能を確保すべく、柔軟性を有するナイロン製のものが一般的であり、外面が容易に変形する構成を有している。外面が容易に変形し易いが故に、剛性を有する素材で形成されたハードタイプの鞄やバッグに比べて物品収容における自由度が高いという利点を有している。
【0003】
コミックマーケットにおける同人誌の展示即売会では、同人誌の搬入手段として上記のような背負いバッグが使用されることが多い。コミケット又はコミケと略称されるコミックマーケットは、一民間団体主催では日本最大の屋内イベントの一つとされており、各地の大型展示場等で開催されている。同マーケットにおける同人誌の搬入数は1000万冊を超え、販売数もその80%程度の規模となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-60315号公報
特開2018-102581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バッグ内に同人誌等の本を何冊も収容した場合、かなりの重量となるためバッグが容易に変形(型崩れ)し、本の角が潰れたり変形して展示即売での商品価値が低下、あるいは商品価値が無くなるという問題があった。
【0006】
バッグや鞄の補強方法としては、例えば特許文献1、2に開示されているように、剛性を有するパイプ材からなる伸縮自在な枠体でバッグや鞄の外面を覆う構成が知られている。しかしながら、バッグや鞄の外面を剛性体で覆う方法は、人体の背中にフィットするソフトタイプの背負いバッグの補強には向かない。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、人体の背中にフィットする機能を維持しつつ、簡易な構成で収容物品の重量に起因する収容物品の損傷や変形を抑制できる背負いバッグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の背負いバッグ(2)は、直方体状の外郭を有するバッグ本体(4)と、バッグ本体(4)の背負い面(4a)側に設けられた肩ベルト(6a,6b)と、金属製の棒状部材で形成され、バッグ本体(4)の左右端部に保持された一対の補強部材(23L,23R)と、を備え、一対の補強部材(23L,23R)はそれぞれ、バッグ本体(4)の正面(4b)の左右端部で上下方向に延びる垂直補強部(23a)と、該垂直補強部(23a)の下端に連続して設けられ、バッグ本体(4)の底面の外側をバッグ本体(4)の奥行方向(Y方向)に水平に延びる部分を有する下側補強部(23b)と、垂直補強部(23a)の上端に連続して設けられ、バッグ本体(4)の左右側面の外側を奥行方向(Y方向)に水平に延びる部分を有する上側補強部(23c)と、を備え、バッグ本体(4)の左右方向における下側補強部(23b)間の幅(W1)は、バッグ本体(4)に収容される物品(F)の左右方向の幅(W2)よりも狭いことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る背負いバッグによれば、人体の背中に対する背負いバッグ本来のフィット感を維持しつつ簡単な構成で補強でき、バッグ本体内に収容される物品の変形、損傷を抑制できる。このため、搬送過程における同人誌等の展示即売品の商品価値の低下を良好に防止することができる。
【0010】
また、上記の背負いバッグ(2)では、各下側補強部(23b)が、垂直補強部(23a)の下端から左右方向の内方(IN方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有し、且つ、各上側補強部(23c)が、垂直補強部(23a)の上端から左右方向の外方(OUT方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有していることを特徴とする。これによれば、下側補強部で収容物品の重量を支えた状態で、垂直補強部によりバッグ本体の正面側も補強できる。
(【0011】以降は省略されています)

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