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公開番号2024075919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187186
出願日2022-11-24
発明の名称熱交換器
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類F28F 9/02 20060101AFI20240529BHJP(熱交換一般)
要約【課題】ヘッダタンクに接続された複数のチューブに対して熱媒体を均等に分流させ、熱交換器の性能を向上させる。
【解決手段】並列に配置された複数のチューブと、複数のチューブの両端に接続された一対のヘッダタンクとを備え、熱媒体を一方のヘッダタンクから複数のチューブに分流し、分流した熱媒体を他方のヘッダタンクにて合流させる熱交換器であって、前記ヘッダタンクは、熱媒体が流通する流路に、複数の前記チューブへの熱媒体の分流を調整する分流調整部を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
並列に配置された複数のチューブと、複数の前記チューブの両端に接続された一対のヘッダタンクとを備え、熱媒体を一方の前記ヘッダタンクから複数の前記チューブに分流し、分流した熱媒体を他方の前記ヘッダタンクにて合流させる熱交換器であって、
前記ヘッダタンクは、熱媒体が流通する流路に、複数の前記チューブへの熱媒体の分流を調整する分流調整部を有する、熱交換器。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記分流調整部は、前記流路の断面積を変化させて複数の前記チューブへの熱媒体の分流を調整する、請求項1記載の熱交換器。
【請求項3】
前記分流調整部は、前記ヘッダタンクにおける熱媒体の流入口から離れるほど、前記流路の断面積が小さくなるように形成されている、請求項2記載の熱交換器。
【請求項4】
前記分流調整部は、前記ヘッダタンクの内部に突出する複数のリブであり、
複数の前記リブは、前記ヘッダタンクにおける熱媒体の流入口から離れるほど、前記ヘッダタンク内部へ突出する高さが増すように形成されている、請求項2記載の熱交換器。
【請求項5】
前記分流調整部は、前記ヘッダタンクの内部に突出する複数のリブであり、
複数の前記リブは、前記ヘッダタンクにおける熱媒体の流入口から離れるほど、各前記リブの間隔が小さくなるように形成されている、請求項2記載の熱交換器。
【請求項6】
前記分流調整部は、前記ヘッダタンクの内部に突出する複数のリブであり、
複数の前記リブは、各前記リブの熱媒体の流通方向に沿う長さが、前記ヘッダタンクにおける熱媒体の流入口から離れるほど、長くなるように形成されている、請求項2記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関し、特に、一対のヘッダタンクの間に複数のチューブを配列した熱交換器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一対のヘッダタンクと、一対のヘッダタンクの間にヘッダタンクの長手方向に沿って並列に配置した複数のチューブと、を備えた熱交換器が知られている(例えば、特許文献1)。
このような熱交換器では、一方のヘッダタンクに流入口を介して流入した冷媒などの熱媒体が一方のヘッダタンク内を流れる過程で複数のチューブに分流され、各チューブを流れる熱媒体とチューブ間を通過する空気などの他の熱媒体との間で熱交換が行われる。各チューブを流れた熱媒体は他方のヘッダタンクにおいて合流し、他方のヘッダタンクに設けられた流出口を介して熱交換器から流出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-152350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような熱交換器に用いられるヘッダタンクは、一般に、略均一な断面積を有する筒状の部材であり、複数のチューブに熱媒体を分流させるヘッダタンクでは、流入口付近における熱媒体の流量が最も多く、流入口から遠ざかるほど、分流された分だけ熱媒体の流量が減少していく。
【0005】
ここで、熱媒体などの流体の流速は流量と流路の断面積によって定まることから、ヘッダタンク内では、チューブに分流されることで熱媒体の流量が減少していくのに伴って、熱媒体の流速が徐々に遅くなっていく。
前述のようなヘッダタンク内における熱媒体の流量や流速の変化に起因して、ヘッダタンクから各チューブに分流される熱媒体の流量がチューブ間で均等にならず、熱交換器の性能が低下する虞がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ヘッダタンクに接続された複数のチューブに対して熱媒体を均等に分流させること、これによって熱交換器の性能を向上させること、などを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、並列に配置された複数のチューブと、複数の前記チューブの両端に接続された一対のヘッダタンクとを備え、熱媒体を一方の前記ヘッダタンクから複数の前記チューブに分流し、分流した熱媒体を他方の前記ヘッダタンクにて合流させる熱交換器であって、
前記ヘッダタンクは、熱媒体が流通する流路に、複数の前記チューブへの熱媒体の分流を調整する分流調整部を有する、熱交換器を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ヘッダタンクに接続された複数のチューブに対して熱媒体を均等に分流させ、熱交換器の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る熱交換器の外観を示す正面図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器に適用されるヘッダタンクを示す斜視図である。
図2のA-A断面図である。
図2のB部拡大図である。
図3のC部拡大図である。
図2の一部を省略した拡大図であり、ヘッダタンクのリブの概略構成を示す。
本発明の実施形態に係る熱交換器の変形例1を模式的に示した説明図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器の変形例2を模式的に示した説明図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器の変形例3を模式的に示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明において、同一の符号は同一の機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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