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公開番号2024075918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187185
出願日2022-11-24
発明の名称熱交換器
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類F28F 9/00 20060101AFI20240529BHJP(熱交換一般)
要約【課題】ヘッダタンク(タンクキャップ等)の側面にサイドプレートを好適に接続させた熱交換器を提供する。
【解決手段】本発明の熱交換器は、内部を熱媒体が流れる複数のチューブと、チューブの延在方向両端に設けられチューブが挿入される一対のヘッダタンクと、複数のチューブの積層方向両端よりも外側に設けられた一対のサイドプレートとを備える。サイドプレートは、ヘッダタンクの側面に設けられた突起部と係合する係合部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内部を熱媒体が流れる複数のチューブと、
前記チューブの延在方向両端に設けられ前記チューブが挿入される一対のヘッダタンクと、
複数の前記チューブの積層方向両端よりも外側に設けられた一対のサイドプレートと、を備えた熱交換器であって、
前記サイドプレートは、前記ヘッダタンクの側面に設けられた突起部と係合する係合部を有することを特徴とする熱交換器。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記ヘッダタンクは、前記チューブの積層方向に沿う延在方向の両端において開口する筒状のタンク部材と、前記開口を塞ぐ一対のキャップとを有し、
前記係合部は、前記キャップの側面に設けられた前記突起部と係合することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記サイドプレートは、前記チューブの延在方向に沿って延在する本体部と、前記本体部の延在方向両端から前記ヘッダタンクの延在方向に沿って延在し、前記係合部により前記ヘッダタンクの側面に取り付けられる一対の取付部とを有し、
前記本体部は、前記取付部よりも前記チューブ側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記係合部は、前記本体部と前記取付部との境界部から前記本体部の延在方向に延在する第1孔部と、前記第1孔部に繋がり前記取付部の延在方向に延在する第2孔部とを有し、
前記チューブの積層方向両端よりも外側から前記チューブに向けて前記サイドプレートを移動させることで、前記第1孔部を介して前記第2孔部内に前記突起部が配置され、カシメにより前記第2孔部が前記突起部の先端と係合することを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
複数の前記チューブ間と前記チューブの積層方向両端の外側とに配置された複数のフィンを有し、
前記本体部は、前記チューブの積層方向両端の外側に位置する前記フィンに接触して配置されることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
熱交換器は、複数のチューブを並列配置して、チューブの延在方向両端にヘッダタンクを接続し、ヘッダタンクを介して複数のチューブ内を流れる熱媒体(冷媒を含む)と複数のチューブ間を流れる流体(例えば、空気)との間で熱交換を行うものである。一対のヘッダタンクの間で複数のチューブが並列配置された領域は、熱交換器のコア部になっている。また、コア部におけるチューブの積層方向両端よりも外側には、一対のサイドプレートが設けられている(例えば、特許文献1参照)。なお、ここでは、状態が変化する冷媒や状態が変化しない流体(水等)を総称して熱媒体という。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-028393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、このような熱交換器の製造においては、コア部を組み立てる際にサイドプレートもこれと一緒に組み立てており、この組み立てでは、ヘッダタンクにおける連結体(ロワータンク)に、複数のチューブと共にサイドプレートも挿入するようにして組み立てていた。
【0005】
しかしながら、このような組み立てにより製造された熱交換器において、チューブ内に高温又は低温の冷媒が流れると、連結体(ロワータンク)に挿入されたサイドプレートは、冷媒の熱の影響を受けて歪む虞があった。
【0006】
そのため、製造された熱交換器において、サイドプレートが冷媒の熱の影響を受けずに、サイドプレートと連結体(ロワータンク)との接続状態が安定して維持されるためには、ヘッダタンク(タンクキャップ等)の側面にサイドプレートをカシメ等により接続することが望まれる。一方で、コア部の組み立て時に連結体にチューブを挿入する際には、通常、連結体の内面におけるチューブとの接続部分にフラックスを塗布する必要がある。そのため、その時点ではタンクキャップの側面にサイドプレートを接続することができない。
【0007】
また、従来のサイドプレートの構造では、ヘッダタンクにタンクキャップを組み立てた後にサイドプレートをヘッダタンク(タンクキャップ等)の側面にカシメ等により接続しようとしても、サイドプレートの幅方向部分がカシメ爪等に干渉してしまうため、ヘッダタンクの側面に接続することができない。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ヘッダタンク(タンクキャップ等)の側面にサイドプレートを好適に接続させた熱交換器を提供すること、を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る熱交換器は、内部を熱媒体が流れる複数のチューブと、前記チューブの延在方向両端に設けられ前記チューブが挿入される一対のヘッダタンクと、複数の前記チューブの積層方向両端よりも外側に設けられた一対のサイドプレートと、を備えた熱交換器であって、前記サイドプレートは、前記ヘッダタンクの側面に設けられた突起部と係合する係合部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ヘッダタンク(タンクキャップ等)の側面にサイドプレートを好適に接続させた熱交換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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