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公開番号2024074587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185850
出願日2022-11-21
発明の名称磁気処理装置
出願人株式会社環境機器
代理人個人,個人
主分類C02F 1/48 20230101AFI20240524BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】 導管への取付が容易な気化処理装置を提供する。
【解決手段】 第1磁石103を収容する第1分割体200と、第2磁石105を収容する第2分割体300とを備え、第1分割体200の第1接触面203に第1溝部207、第1凸部209、第1凹部211が形成され、第2分割体300の第2接触面303に第2溝部307、第2凸部309、第2凹部311が形成され、第1凸部211の全てが第2凹部311に入り込み、かつ、第2凸部309の全てが第1凹部211に入り込むことで、第1接触面203と第2接触面303とが互いに接触する接触状態になるとともに、第1溝部207と第2溝部307とによって挿通孔101が形成され、接触状態は、磁界の引力によって保持される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
非磁性体の導管を挿通可能な挿通孔と、
前記挿通孔を介して対向配置された一対の磁石と、
前記一対の磁石を収容した外装部と、を備え、
前記一対の磁石は異極同士が互いに対向するように配置され、
前記一対の磁石が生成する磁界により、前記挿通孔に挿通された前記導管の内部を流動する流体に磁気を作用させる磁気処理装置であって、
前記外装部は、前記一対の磁石のうち一方の磁石を収容する第1分割体と、前記一対の磁石のうち他方の磁石を収容する第2分割体と、を備え、
前記第1分割体は、前記第2分割体と接触する第1接触面を有し、前記第1接触面に第1溝部、第1凸部および第1凹部が形成され、
前記第2分割体は、前記第1分割体と接触する第2接触面を有し、前記第2接触面に第2溝部、第2凸部および第2凹部が形成され、
前記第1凸部の全てが前記第2凹部に入り込み、かつ、前記第2凸部の全てが前記第1凹部に入り込むことで、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに接触する接触状態になるとともに、前記第1溝部と前記第2溝部とによって前記挿通孔が形成され、
前記接触状態は、前記磁界の引力によって保持される
ことを特徴とする磁気処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1凹部には、段差状の第1切欠部が形成され、
前記第2凹部には、段差状の第2切欠部が形成され、
前記第1凸部が前記第12切欠部に当接し、かつ、前記第2凸部が前記第12切欠部に当接することにより、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに接触していない非接触状態になり、
前記非接触状態は、前記磁界の引力によって保持される
ことを特徴とする請求項1に記載の磁気処理装置。
【請求項3】
前記第1分割体は、前記外装部の外壁のうち前記一方の磁石の周囲を覆う部分を構成する第1側壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第1接触面と対向する部分を構成する第1対向壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第1接触面を有する第1接触壁部と、を備え、
前記第2分割体は、前記外装部の外壁のうち前記他方の磁石の周囲を覆う部分を構成する第2側壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第2接触面と対向する部分を構成する第2対向壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第2接触面を有する第2接触壁部と、を備え、
前記外装部内には、前記外装部を補強する補強部材が設けられ、
前記補強部材は、前記第1対向壁部と前記一方の磁石との間に設けられて前記第1分割体を補強する第1補強部材と、前記第2対向壁部と前記他方の磁石との間に設けられて前記第2分割体を補強する第2補強部材と、を備え、
前記第1補強部材および前記第2補強部材は、防磁効果を有する素材で構成されることで、前記一対の磁石を防磁する防磁部とされている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の外装部を複数有しており、
前記複数の外装部のうち前記一方の外装部と前記他方の外装部とは、前記一方の外装部の前記一対の磁石と、前記他方の外装部の前記一対の磁石とが互いに異極同士となるように前記導管に沿って配置される
ことを特徴とする磁気処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の外装部を複数有しており、
前記複数の外装部のうち前記一方の外装部と前記他方の外装部とは、前記一方の外装部の前記一対の磁石と、前記他方の外装部の前記一対の磁石とが互いに同極同士となるように前記導管に沿って配置される
ことを特徴とする磁気処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導管の内部を流動する流体に磁気を作用させる磁気処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一対の磁石が生成する磁界により、流体に磁気を作用させる磁気処理装置が提案されている。例えば特許文献1に記載の磁気処理装置は、外部から水(流体)を流入させるための流入口と、流入口から取り込んだ水を外部に流出させるための流出口とを備え、流入口から取り込んだ水を該装置の内部で磁気化する。これにより、水の不純物を除去して、排水管等の内部腐食を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-69192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の磁気処理装置を工場等の既存の導管に取り付けるためには、まず、導管の一部を切断し、その後、導管の一方端を流入口に、導管の他方端を流出口にそれぞれ取り付ける必要があり、導管への取り付けが煩わしい。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、導管への取付が容易な磁気処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための解決手段として、
本発明の磁気処理装置は、
非磁性体の導管を挿通可能な挿通孔と、
前記挿通孔を介して対向配置された一対の磁石と、
前記一対の磁石を収容した外装部と、を備え、
前記一対の磁石は異極同士が互いに対向するように配置され、
前記一対の磁石が生成する磁界により、前記挿通孔に挿通された前記導管の内部を流動する流体に磁気を作用させる磁気処理装置であって、
前記外装部は、前記一対の磁石のうち一方の磁石を収容する第1分割体と、前記一対の磁石のうち他方の磁石を収容する第2分割体と、を備え、
前記第1分割体は、前記第2分割体と接触する第1接触面を有し、前記第1接触面に第1溝部、第1凸部および第1凹部が形成され、
前記第2分割体は、前記第1分割体と接触する第2接触面を有し、前記第2接触面に第2溝部、第2凸部および第2凹部が形成され、
前記第1凸部の全てが前記第2凹部に入り込み、かつ、前記第2凸部の全てが前記第1凹部に入り込むことで、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに接触する接触状態になるとともに、前記第1溝部と前記第2溝部とによって前記挿通孔が形成され、
前記接触状態は、前記磁界の引力によって保持される
ことを特徴とする磁気処理装置である。
【0007】
また、前記第1凹部には、段差状の第1切欠部が形成され、
前記第2凹部には、段差状の第2切欠部が形成され、
前記第1凸部が前記第2切欠部に当接し、かつ、前記第2凸部が前記第1切欠部に当接することにより、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに接触していない非接触状態になり、
前記非接触状態は、前記磁界の引力によって保持される
ことを特徴とする磁気処理装置であってもよい。
【0008】
また、前記第1分割体は、前記外装部の外壁のうち前記一方の磁石の周囲を覆う部分を構成する第1側壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第1接触面と対向する部分を構成する第1対向壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第1接触面を有する第1接触壁部と、を備え、
前記第2分割体は、前記外装部の外壁のうち前記他方の磁石の周囲を覆う部分を構成する第2側壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第2接触面と対向する部分を構成する第2対向壁部と、前記外装部の外壁のうち前記第2接触面を有する第2接触壁部と、を備え、
前記外装部内には、前記外装部を補強する補強部材が設けられ、
前記補強部材は、前記第1対向壁部と前記一方の磁石との間に設けられて前記第1分割体を補強する第1補強部材と、前記第2対向壁部と前記他方の磁石との間に設けられて前記第2分割体を補強する第2補強部材と、を備え、
前記第1補強部材および前記第2補強部材は、防磁効果を有する素材で構成されることで、前記一対の磁石を防磁する防磁部とされている
ことを特徴とする磁気処理装置であってもよい。
【0009】
また、請求項3に記載の外装部を複数有しており、
前記複数の外装部のうち前記一方の外装部と前記他方の外装部とは、前記一方の外装部の前記一対の磁石と、前記他方の外装部の前記一対の磁石とが互いに異極同士となるように前記導管に沿って配置される
ことを特徴とする磁気処理装置であってもよい。
【0010】
また、請求項3に記載の外装部を複数有しており、
前記複数の外装部のうち前記一方の外装部と前記他方の外装部とは、前記一方の外装部の前記一対の磁石と、前記他方の外装部の前記一対の磁石とが互いに同極同士となるように前記導管に沿って配置される
ことを特徴とする磁気処理装置であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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