TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024075577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-04
出願番号2024027425,2020540474
出願日2024-02-27,2019-01-23
発明の名称飲料水精製装置
出願人インストラクション・ゲーエムベーハー,INSTRACTION GMBH
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類C02F 1/42 20230101AFI20240528BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】バイオフィルムの形成を抑制する、飲料水の多段式モジュラー精製装置を提供する。
【解決手段】飲料水の多段式モジュラー精製装置であって、一つのモジュールが、重金属の除去、または、重金属および細菌の除去のための、キレートゲル、または、キレート性および殺菌性ゲルを含む、装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
飲料水の多段式モジュラー精製装置であって、
一つのモジュールが、重金属の除去、または、重金属および細菌の除去のための、キレ
ートゲル、または、キレート性および殺菌性ゲルを含むことを特徴とする、
飲料水の多段式モジュラー精製装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
重金属除去のための前記モジュールが、粒子フィルタ、水軟化モジュール、活性炭フィ
ルタ、およびフィルタ膜のような他のモジュールに直列に接続されることを特徴とする、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記モジュールである粒子フィルタ、活性炭、水軟化剤、キレートゲル、RO膜、が直
列に接続される、または、
前記モジュールである粒子フィルタ、活性炭、水軟化剤、キレートゲル、UF膜、が直
列に接続される、または、
前記モジュールである粒子フィルタ、活性炭、水軟化剤、キレート性および殺菌性ゲル
、が直列に接続される、または、
前記モジュールである粒子フィルタ、活性炭、キレートゲル、RO膜、が直列に接続さ
れる、または、
前記モジュールである粒子フィルタ、活性炭、キレートゲル、UF膜、が直列に接続さ
れる、または、
前記モジュールである粒子フィルタ、活性炭、キレート性および殺菌性ゲル、が直列に
接続される、
請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記装置は、ROモジュールが使用されない場合には水道水システムに直接接続され、
パイプライン圧で作動可能であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載
の装置。
【請求項5】
前記装置は、ROモジュールが使用される場合にはポンプを追加的に具備することを特
徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記モジュールは、互いに独立して交換可能または再生可能であることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記水軟化モジュールは、自動再生、半自動再生、または手動再生のための装置を備え
ることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記装置は、pHセンサ、導電率センサ、UVセンサ、または細菌測定用センサを備え
ることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
規定値を超えた際、または規定値を下回った際にセンサが警告を発することを特徴とす
る、請求項1~8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記装置が追加の要素を備えることを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項に記載
の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、一つのモジュールが重金属の除去、または、重金属および細菌の除去のため
の、キレートゲル、または、キレート性および殺菌性ゲルを含む、飲料水の多段式モジュ
ラー精製装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
世界人口の増加による需要の高まり、地球規模での環境汚染の増加、および水質に対す
る要求の高まり等により、水精製の重要性を過小評価することはできない。
【0003】
水(特に飲料水)の質は、非常に多くの異なった、部分的に有害な、汚染物質によって
影響を受け得る。特に、パイプシステムからの重金属(特に鉛)、農業からの重金属(例え
ばカドミウム)、石炭ベースの電力からの重金属(水銀)、または自然発生源からの重金属(
亜鉛、ウラン、ランタニド)が、幾度も懸念の原因となっている。
【0004】
一方飲料水中には、主に人為起源の多数の有機微小汚染物質が検出されている。ここで
最も代表的なものは、ホルモン(当初は避妊に用いられた)、医薬品の残留物やその分解生
成物、または農薬等である。
【0005】
細菌は飲料水中の望ましくない物質の第三のグループを構成する。それらはしばしば家
庭用の水処理装置自体から、または特に世界のより温暖な地域では配管システムから生じ
る。
【0006】
これらの細菌がもたらす最大の危険は、乳児や幼い子供、または例えば高齢者のように
免疫機能が低下している人々に対するものである。
【0007】
一部の国では、消毒および殺菌のために飲料水に「塩素」(次亜塩素酸塩)が添加されて
いる。これは無菌状態を確実にするものの、水の味に大きく影響する。
【0008】
有害ではないものの他の望ましくない水の成分は、硬度ミネラルとして水を硬くする原
因となる高濃度のカルシウムおよびマグネシウムである。低濃度のカルシウムおよびマグ
ネシウムは安全であるばかりでなく、逆に人間の健康にも有益である。しかし、高濃度(
高い水の硬度)では、カルシウムおよびマグネシウムは、味に著しい劣化をもたらすだけ
ではなく、キッチンおよびバスルームでの不要な「水汚れ」、または給湯器(ボイラー)
および調理器具でのいわゆる「ボイラースケール」を生成する。
【0009】
飲料水の精製のための様々な、部分的に補完的な装置が市販されている。いくつかのケ
ースでは、提供される装置は水の精製のさまざまな方法を組み合わせているが、個々の汚
染物質または汚染物質の種を完全に除去または除去するという点では溝が残っている。同
時に確立された技術の多くには、低容量、低収率、追加の汚染、高エネルギー消費、ポン
プからの騒音汚染等の明確な欠点が存在する。
【0010】
逆浸透(RO)は膜を用い、高圧にポンプされた精製される水を該膜に通すことにより
、汚染物質を除去する。汚染物質だけでなく重要な無機物も取り残され、再び残留物中に
濃縮される。この方法は、飲料水処理には多くの欠点がある。例えば、高い水損失(80
%を超える残留物)、追加のポンプによって供給する必要がある高い運転圧力(高いエネ
ルギー消費と騒音汚染と共に)、そして、特に脱灰(これはカルシウムとマグネシウムのそ
の後の添加によって部分的に逆転されなければならない)等である。これらの多くの欠点
にもかかわらず、逆浸透は家庭用浄水器での水の精製に広く使用されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社発明工房
浄水器及び浄水器の運転方法
5日前
東芝ライテック株式会社
液体処理装置
18日前
株式会社クボタ
電解水生成装置
4日前
株式会社クボタ
電解水生成装置
4日前
大成建設株式会社
循環式濾過システム
10日前
キョーラク株式会社
水質浄化システム
13日前
巴工業株式会社
固液分離装置、固液分離装置の分離液監視装置
3日前
アクアス株式会社
リン含有排水の処理方法
13日前
水ing株式会社
脱水システムの運転制御方法および脱水システム
17日前
三菱ケミカル株式会社
液体処理装置及び廃水処理方法
4日前
株式会社ディーピーエス
有価金属回収装置及び有価金属回収装置の運転方法
6日前
西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社
スカム除去装置
10日前
ニッコー株式会社
排水処理装置及び排水処理装置の製造方法
6日前
メタウォーター株式会社
水処理システム、制御装置及び水処理方法
13日前
株式会社 堀場アドバンスドテクノ
船舶用汚水処理監視装置及び船舶用汚水処理監視方法
3日前
株式会社合同資源
フッ化物イオンとリン酸イオンの選択除去性を持つ無機系凝集剤によるヨウ素成分含有水溶液の製造方法
12日前
大和ハウス工業株式会社
バイオガス発生装置およびバイオガス発電システム
5日前
株式会社クボタ
情報処理装置、脱水機、含水率推定方法、および含水率推定プログラム
3日前
株式会社合同資源
ヨウ化物イオンに非選択的な無機系凝集剤で処理したリサイクル水溶液
12日前
株式会社クボタ
情報処理装置、脱水機、含水率推定方法、および含水率推定プログラム
3日前