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公開番号2024078410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2023185092
出願日2023-10-27
発明の名称水質浄化システム
出願人キョーラク株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類C02F 1/36 20230101AFI20240603BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】アオコが繁殖している水域の水質を改善可能な水質浄化システムを提供する。
【解決手段】本発明によれば、水域上に浮かべられたフロート島と、前記フロート島に連結されたアオコ粉砕機を備える、水質浄化システムであって、前記アオコ粉砕機は、前記水域内の処理対象水中のアオコに対して外力を加えて粉砕可能に構成される、水質浄化システムが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水域上に浮かべられたフロート島と、前記フロート島に連結されたアオコ粉砕機を備える、水質浄化システムであって、
前記アオコ粉砕機は、前記水域内の処理対象水中のアオコに対して外力を加えて粉砕可能に構成される、水質浄化システム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水質浄化システムであって、
前記アオコ粉砕機は、前記フロート島に載置されたソーラパネルによって生成された電力によって動作するように構成される、水質浄化システム。
【請求項3】
請求項1に記載の水質浄化システムであって、
前記水域中の水と接触可能に配置された発泡ガラスを備える、水質浄化システム。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか1つに記載の水質浄化システムであって、
前記外力は、前記処理対象水が狭窄部を通過する際に前記アオコに加えられるせん断力を含む、水質浄化システム。
【請求項5】
請求項4に記載の水質浄化システムであって、
前記外力は、前記狭窄部を通過する際に加速された前記処理対象水が衝突壁に衝突する際に前記アオコに加えられる衝撃力と、前記処理対象水が前記狭窄部を通過する際に発生するキャビテーションによって前記アオコに加えられる衝撃力をさらに含む、水質浄化システム。
【請求項6】
請求項1に記載の水質浄化システムであって、
前記アオコ粉砕機は、前記フロート島から吊り下げられる、水質浄化システム。
【請求項7】
請求項1に記載の水質浄化システムであって、
前記アオコ粉砕機は、前記フロート島の周縁部に配置される、水質浄化システム。
【請求項8】
請求項3に記載の水質浄化システムであって、
前記発泡ガラスは、網袋内に収容された状態で前記水域に沈められる、水質浄化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水質浄化システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フロートに設けたプロペラを回転させて水面を叩くことによって水域内に酸素を溶存させて微生物を活性化させ、これによって水質の自然浄化能力を向上させる点を特徴とする水質浄化装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-128990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、アオコが繁殖している水域においては、水質浄化効果が不十分である場合があり、このような水域の水質をより効果的に浄化可能なシステムが求められている。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、アオコが繁殖している水域の水質を改善可能な水質浄化システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]水域上に浮かべられたフロート島と、前記フロート島に連結されたアオコ粉砕機を備える、水質浄化システムであって、前記アオコ粉砕機は、前記水域内の処理対象水中のアオコに対して外力を加えて粉砕可能に構成される、水質浄化システム。
[2][1]に記載の水質浄化システムであって、前記アオコ粉砕機は、前記フロート島に載置されたソーラパネルによって生成された電力によって動作するように構成される、水質浄化システム。
[3][1]又は[2]に記載の水質浄化システムであって、前記水域中の水と接触可能に配置された発泡ガラスを備える、水質浄化システム。
[4][1]~[3]の何れか1つに記載の水質浄化システムであって、前記外力は、前記処理対象水が狭窄部を通過する際に前記アオコに加えられるせん断力を含む、水質浄化システム。
[5][4]に記載の水質浄化システムであって、前記外力は、前記狭窄部を通過する際に加速された前記処理対象水が衝突壁に衝突する際に前記アオコに加えられる衝撃力と、前記処理対象水が前記狭窄部を通過する際に発生するキャビテーションによって前記アオコに加えられる衝撃力をさらに含む、水質浄化システム。
[6][1]~[5]の何れか1つに記載の水質浄化システムであって、前記アオコ粉砕機は、前記フロート島から吊り下げられる、水質浄化システム。
[7][1]~[6]の何れか1つに記載の水質浄化システムであって、前記アオコ粉砕機は、前記フロート島の周縁部に配置される、水質浄化システム。
[8][3]に記載の水質浄化システムであって、前記発泡ガラスは、網袋内に収容された状態で前記水域に沈められる、水質浄化システム。
【0007】
本発明によれば、処理対象水内のアオコがアオコ粉砕機で粉砕されるので、アオコが繁殖している水域であっても、水質を改善することができる。また、フロート島を水域上に浮かべることによって、フロート島の下が影になって、アオコの生育が抑制される。このため、フロート島と、アオコ粉砕機の組み合わせによって、水質の改善を一層促進することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1Aは、本発明の第1実施形態の水質浄化システム10を水域Rに設置した状態の斜視図である。図1Bは、図1A中の領域Bの拡大図である。
図1Aの領域B近傍を、南側から見た図である。
図2中のアオコ粉砕機6の断面図である。
図3中の粉砕部6dの拡大図である。
粉砕部6dの第2の構成例を示す。
図6Aは、本発明の第2実施形態の水質浄化システム10から取り出した1つのフロートにアオコ粉砕機6が装着されている状態を示す斜視図である。図6Bは、図6Aの、ロック部材12を通る断面図である。図6Aでは、係合部6hを図示省略している。
粉砕部6dの第3の構成例を示す。
図8は、本発明の第3実施形態の水質浄化システム10から取り出した1つのフロート2に、アオコ粉砕機6を構成する第1部材6i及び第2部材6j等が装着されている状態を示す。図8Aは、平面図(一部断面図)であり、図8Bは、正面図(一部断面図)である。
図9Aは、図8B中の第2部材6jとその周辺の部位を、第2筐体6lの接地面に垂直な方向から見た図である。図9Bは、図9A中のB-B断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
【0010】
1.第1実施形態
図1~図5に示すように、本発明の第1実施形態の水質浄化システム10は、水域R上に浮かべられたフロート島1と、フロート島1に連結されたアオコ粉砕機6を備える。水質浄化システム10は、水域Rに沈められた発泡ガラス8(図2に図示)を備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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