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公開番号2024081446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022195086
出願日2022-12-06
発明の名称バイオガス発生装置およびバイオガス発電システム
出願人大和ハウス工業株式会社,Daigasエナジー株式会社,株式会社ダイキアクシス
代理人弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類C02F 11/04 20060101AFI20240611BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】メンテナンスを容易に行うことのできるバイオガス発電システムを提供する。
【解決手段】バイオガス発電装置(2)は、ディスポーザ(10)を経由して送り込まれる原水を貯留する原水タンク(3)と、原水タンクから第1経路(11)を介して送り込まれる原水を固形分と液分とに分離する固液分離槽(4)と、固液分離槽から供給される固形分を発酵させてバイオガスを生成するバイオガス発生槽(5)と、固液分離槽から排出される液分を排水可能に処理する排水処理槽(6)と、第1経路から分岐して、原水タンクからの原水を前記排水処理槽に導く第2経路(12)と、第1経路と第2経路とを選択的に切り替える切替手段(7)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ディスポーザを経由して送り込まれる原水を貯留する原水タンクと、
前記原水タンクから第1経路を介して送り込まれる原水を固形分と液分とに分離する固液分離槽と、
前記固液分離槽から供給される固形分を発酵させてバイオガスを生成するバイオガス発生槽と、
前記固液分離槽から排出される液分を排水可能に処理する排水処理槽と、
前記第1経路から分岐して、前記原水タンクからの原水を前記排水処理槽に導く第2経路と、
前記第1経路と第2経路とを選択的に切り替える切替手段とを備える、バイオガス発生装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記第1経路を介して前記固液分離槽に送り込まれる原水が所定量を超えたことに応じて、前記所定量を超える部分を前記固液分離槽を経由することなく前記排水処理槽に導くオーバーフロー経路をさらに備える、請求項1に記載のバイオガス発生装置。
【請求項3】
前記排水処理槽に残った固形分を前記固液分離槽に導く返送経路をさらに備える、請求項1に記載のバイオガス発生装置。
【請求項4】
前記固液分離槽または前記バイオガス発生槽の動作異常を検出する手段と、
前記動作異常の検出に応じて、前記第1経路を前記第2経路に切り替える制御手段とをさらに備える、請求項1に記載のバイオガス発生装置。
【請求項5】
前記バイオガス発生槽内のガス圧が所定閾値を超えたことを検出する手段と、
前記ガス圧が所定閾値を超えたことに応じて、前記第1経路を前記第2経路に切り替える制御手段とをさらに備える、請求項1に記載のバイオガス発生装置。
【請求項6】
請求項1~5に記載のバイオガス発生装置で発生したバイオガスを利用して発電を行うバイオガス発電装置を備える、バイオガス発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、ディスポーザ排水を利用するバイオガス発生装置と、それを備えるバイオガス発電システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開平9-290241号公報(特許文献1)には、ディスポーザ排水に含まれる生ごみを排水処理機構で処理する生ごみ処理システムが開示されている。生ごみ処理システムは、ディスポーザと排水処理機構との間に切替弁を有しており、排水処理機構のメンテナンス時は流路を切替えて、排水を汚水処理装置に送り込む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-290241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、排水処理機構のメンテナンスを行う際、一旦ディスポーザの作動を停止して、台所用水(生ごみなどの有機物を含まない排水)を排水していた。すなわち、メンテナンス中において、使用者はディスポーザ排水(生ごみなどの有機物を含む排水)を処理することができなかった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的はディスポーザの作動を停止することなく、メンテナンスを容易に行うことのできるバイオガス発電装置およびそれを備える発電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るバイオガス発生装置によれば、ディスポーザを経由して送り込まれる原水を貯留する原水タンクと、原水タンクから第1経路を介して送り込まれる原水を固形分と液分とに分離する固液分離槽と、固液分離槽から供給される固形分を発酵させてバイオガスを生成するバイオガス発生槽と、固液分離槽から排出される液分を排水可能に処理する排水処理槽と、第1経路から分岐して、原水タンクからの原水を排水処理槽に導く第2経路と、第1経路と第2経路とを選択的に切り替える切替手段とを備える。
【0007】
好ましくは、第1経路を介して固液分離槽に送り込まれる原水が所定量を超えたことに応じて、所定量を超える部分を固液分離槽を経由することなく排水処理槽に導くオーバーフロー経路をさらに備える。
【0008】
好ましくは、排水処理槽に残った固形分を固液分離槽に導く返送経路をさらに備える。
【0009】
好ましくは、固液分離槽またはバイオガス発生槽の動作異常を検出する手段と、動作異常の検出に応じて、第1経路を第2経路に切り替える制御手段とをさらに備える。
【0010】
好ましくは、バイオガス発生槽内のガス圧が所定閾値を超えたことを検出する手段と、ガス圧が所定閾値を超えたことに応じて、第1経路を第2経路に切り替える制御手段とをさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)

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