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公開番号2024080731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022193909
出願日2022-12-05
発明の名称排水処理装置及び排水処理装置の製造方法
出願人ニッコー株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類C02F 3/00 20230101AFI20240610BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】大規模事業所の排水基準と同じ排水基準を備えた排水処理装置を安価に設置する。
【解決手段】排水処理装置は、上流側の第1浄化槽1と、下流側の第2浄化槽2と、第1浄化槽と第2浄化槽とにわたり配管される移流管3を備え、第1浄化槽は、既設の浄化槽又は新規に設置されるものであり、第2浄化槽は、脱リン処理機能を有し、新規に設置されると共に、移流管により第1浄化槽と連通されるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上流側の第1浄化槽と、下流側の第2浄化槽と、第1浄化槽と第2浄化槽とにわたり配管される移流管を備え、
第1浄化槽は、既設の浄化槽又は新規に設置されるものであり、
第2浄化槽は、脱リン処理機能を有し、新規に設置されると共に、移流管により第1浄化槽と連通されるものである排水処理装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
第2浄化槽の流入口の下端の高さ位置は、第1浄化槽の流出口の下端の高さ位置よりも低い位置にあり、移流管は、流出口から流入口に向かって低くなる方向に傾斜している請求項1に記載の排水処理装置。
【請求項3】
移流管は、第1浄化槽の流出口に配管された流出管と、第2浄化槽の流入口に配管された流入管と、流出管と流入管の間に配設された貯留槽を備えている請求項1又は2記載の排水処理装置。
【請求項4】
移流管は、第1浄化槽の流出口に配管された流出管と、第2浄化槽の流入口に配管された流入管と、流出管と流入管の間に配設された貯留槽を備え、貯留槽は、第1浄化槽の流出口に接続された既設の移流ポンプ槽である請求項1又は2記載の排水処理装置。
【請求項5】
埋設された既設の浄化槽の下流側の地面を掘削し、既設の浄化槽に配管された排水管を取り外す工程、
既設の浄化槽の下流側に掘削されてできた穴部に、脱リン処理機能を有する脱リン浄化槽を挿入する工程、
既設の浄化槽の下流側と脱リン浄化槽の上流側にわたり移流管を配管する工程、
脱リン浄化槽の下流側に排水管を配管する工程、
穴部を埋めて脱リン浄化槽と移流管と排水管を埋設する工程、
を含む排水処理装置への製造方法。
【請求項6】
埋設された既設の浄化槽の下流側の地面を掘削し、既設の浄化槽の流出口に接続された移流ポンプ槽の下流側に配管された排水管を取り外す工程、
移流ポンプ槽から移流ポンプを取り出して移流ポンプ槽を貯留槽にする工程、
既設の浄化槽の下流側に掘削されてできた穴部に、脱リン処理機能を有する脱リン浄化槽を挿入する工程、
貯留槽の下流側と脱リン浄化槽の上流側にわたり移流管を配管する工程、
脱リン浄化槽の下流側に排水管を配管する工程、
穴部を埋めて脱リン浄化槽と流出管と移流管を埋設する工程、
を含む排水処理装置への製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水処理装置及び排水処理装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
排水処理装置は、大小事業所や家庭から排水される汚物混合水(以下「汚水」という)を浄化処理し、浄化処理された浄化水を河川や湖沼に排水するものが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
河川や湖沼に排水される浄化水には、排水基準が定められており、大規模事業所においては、小規模事業所や家庭からの浄化水の排水基準に比べて極めて厳しい基準にされている。
【0004】
下記の表1は、茨城県が定めた大規模事業所における霞ケ浦域への排水基準を示している。
【0005】
TIFF
2024080731000002.tif
94
170
【0006】
近年では、小規模事業所においても、表1で示した大規模事業所の排水基準と同じ排水基準を適用する自治体(例えば、茨城県)が増えている。
しかしながら、小規模事業所に設置されている既存の排水処理装置は、大規模事業所が使用している排水処理装置に比べ、リンの処理能力が大幅に低いものであり、表1の排水基準を満たすためには、大規模事業所が使用しているリンの処理能力を備えた新規の排水処理装置に交換する必要がある。
さらに、リンの処理能力を備えた新規の排水処理装置への交換は、小規模事業所において、排水処理装置が高価であると共に、交換に要する各種コストを要する上、排水処理装置の大型化による設置場所の制限等の問題があって、極めて困難なものであった。
このため、大規模事業所の排水基準と同じ排水基準を備えた排水処理装置を安価に設置できることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決するため、請求項1による排水処理装置は、上流側の第1浄化槽と、下流側の第2浄化槽と、第1浄化槽と第2浄化槽とにわたり配管される移流管を備え、第1浄化槽は、既設の浄化槽又は新規に設置されるものであり、第2浄化槽は、脱リン処理機能を有し、新規に設置されると共に、移流管により第1浄化槽と連通されるものである。
【0008】
また、請求項5による排水処理装置の製造方法は、埋設された既設の浄化槽の下流側の地面を掘削し、既設の浄化槽に配管された排水管を取り外す工程、既設の浄化槽の下流側に掘削されてできた穴部に、脱リン処理機能を有する脱リン浄化槽を挿入する工程、既設の浄化槽の下流側と脱リン浄化槽の上流側にわたり移流管を配管する工程、 脱リン浄化槽の下流側に排水管を配管する工程、穴部を埋めて脱リン浄化槽と移流管と排水管を埋設する工程を含む。
【0009】
また、請求項6による排水処理装置の製造方法は、埋設された既設の浄化槽の下流側の地面を掘削し、既設の浄化槽の流出口に接続された移流ポンプ槽の下流側に配管された排水管を取り外す工程、移流ポンプ槽から移流ポンプを取り出して移流ポンプ槽を貯留槽にする工程、既設の浄化槽の下流側に掘削されてできた穴部に、脱リン処理機能を有する脱リン浄化槽を挿入する工程、貯留槽の下流側と脱リン浄化槽の上流側にわたり移流管を配管する工程、脱リン浄化槽の下流側に排水管を配管する工程、
穴部を埋めて脱リン浄化槽と流出管と移流管を埋設する工程を含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明にかかる排水処理装置の第1実施形態を示す概略正面図である。
本発明にかかる排水処理装置の第1実施形態を示す概略平面図である。
第1実施形態における排水処理装置の製造方法の工程1を示す説明図である。
第1実施形態における排水処理装置の製造方法の工程2を示す説明図である。
第1実施形態における排水処理装置の製造方法の工程3、4を示す説明図である。
本発明にかかる排水処理装置の第2実施形態を示す概略正面図である。
第2実施形態における排水処理装置の製造方法の工程1、2を示す説明図である。
第2実施形態における排水処理装置の製造方法の工程3を示す説明図である。
第2実施形態における排水処理装置の製造方法の工程4、5を示す説明図である。
本発明にかかる排水処理装置の第3実施形態を示す概略正面図である。
第3実施形態における排水処理装置の製造方法の工程を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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