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公開番号2024074052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185104
出願日2022-11-18
発明の名称重荷重用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 9/20 20060101AFI20240523BHJP(車両一般)
要約【課題】 耐久性能を維持しながら、転がり抵抗を低減することができる重荷重用タイヤを提供する。
【解決手段】 重荷重用タイヤである。第2ベルトプライ7Bのベルトコード11bと、第3ベルトプライ7Cのベルトコード11cとは、タイヤ赤道面Cに対して互いに逆向きに傾斜している。第1ベルトプライ7Aのベルトコード11aの第1角度β1は、第2ベルトプライ7Bのベルトコード11bの第2角度β2、及び、第3ベルトプライ7Cのベルトコード11cの第3角度β3よりも大きい。第4ベルトプライ7Dの第4エンズは、第3ベルトプライ7Cのエンズである第3エンズよりも小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
重荷重用タイヤであって、
トレッド部と、
一対のサイドウォール部と、
それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、
前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、
前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部の内部に配されるベルト層とを含み、
前記ベルト層は、前記カーカス側からタイヤ半径方向外側に向かって順次重なる第1ベルトプライ、第2ベルトプライ、第3ベルトプライ、及び、第4ベルトプライを含み、
前記第1ないし第4ベルトプライは、それぞれ、タイヤ赤道面に対して傾斜したベルトコードを含み、
前記第2ベルトプライのベルトコードと、前記第3ベルトプライのベルトコードとは、タイヤ赤道面に対して互いに逆向きに傾斜しており、
前記第1ベルトプライのベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第1角度は、前記第2ベルトプライの前記ベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第2角度、及び、前記第3ベルトプライの前記ベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第3角度よりも大きく、
単位プライ幅当たりの前記ベルトコードの打ち込み本数であるエンズについて、前記第4ベルトプライのエンズである第4エンズは、前記第3ベルトプライのエンズである第3エンズよりも小さい、
重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第4エンズは、前記第3エンズの40%以上かつ100%未満である、請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記第4ベルトプライのベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第4角度は、前記第2角度及び前記第3角度以上であり、かつ、前記第1角度よりも小さい、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記第4角度は、15~30°である、請求項3に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記第2角度及び前記第3角度は、15~20°である、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
前記第3ベルトプライの前記ベルトコードと、前記第4ベルトプライの前記ベルトコードとは、タイヤ赤道面に対して同一方向に傾斜している、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
前記トレッド部は、タイヤ赤道面の各側において、最もトレッド端側に配されたショルダー周方向溝を含み、
前記第4ベルトプライのタイヤ軸方向の外端は、タイヤ赤道面の各側において、前記ショルダー周方向溝よりも、タイヤ軸方向外側に配される、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トラックやバスなどに用いられる重荷重用タイヤが、種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-063051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、重荷重用タイヤには、耐久性能が求められる一方、地球環境問題への関心の高まりに伴って、転がり抵抗の低減が要求されている。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、耐久性能を維持しながら、転がり抵抗を低減することができる重荷重用タイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、重荷重用タイヤであって、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部の内部に配されるベルト層とを含み、前記ベルト層は、前記カーカス側からタイヤ半径方向外側に向かって順次重なる第1ベルトプライ、第2ベルトプライ、第3ベルトプライ、及び、第4ベルトプライを含み、前記第1ないし第4ベルトプライは、それぞれ、タイヤ赤道面に対して傾斜したベルトコードを含み、前記第2ベルトプライのベルトコードと、前記第3ベルトプライのベルトコードとは、タイヤ赤道面に対して互いに逆向きに傾斜しており、前記第1ベルトプライのベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第1角度は、前記第2ベルトプライの前記ベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第2角度、及び、前記第3ベルトプライの前記ベルトコードのタイヤ赤道面に対する角度である第3角度よりも大きく、単位プライ幅当たりの前記ベルトコードの打ち込み本数であるエンズについて、前記第4ベルトプライのエンズである第4エンズは、前記第3ベルトプライのエンズである第3エンズよりも小さい、重荷重用タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の重荷重用タイヤは、上記の構成を採用することにより、耐久性能の維持しながら、転がり抵抗を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の重荷重用タイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図である。
カーカス及びベルト層の展開図である。
図1のトレッド部の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態が図面に基づき説明される。図面は、発明の内容の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれることが理解されなければならない。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。さらに、実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、図示されている具体的な構成に限定されるものではない。
【0010】
[重荷重用タイヤ]
図1には、本実施形態のタイヤ回転軸(図示省略)を含む重荷重用タイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1の右側半分の子午線断面が示される。本実施形態のタイヤ1は、例えば、トラック、バス用などの重荷重用の空気入りタイヤに好適に利用される。本明細書では、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、正規状態で測定された値で示される。正規状態とは、タイヤ1が正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。
(【0011】以降は省略されています)

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