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公開番号2024073984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185008
出願日2022-11-18
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類D06F 58/04 20060101AFI20240523BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】
本発明は、流路の圧力損失の増加を抑制することができる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明の洗濯乾燥機は、衣類を出し入れする開口を有する外槽と、外槽の内側に回転自在に配置され洗濯物が収容される洗濯槽と、温風を生成するヒータ及び送風ファンと、ヒータ及び送風ファンによって生成した温風を洗濯槽の内側に向かって吐出するノズルと、を備える。ノズル300は、ノズル入口301の側における流路断面の形状が台形であり、吐出口302における流路断面の形状が矩形となっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
衣類を出し入れする開口を有する外槽と、
前記外槽の内側に回転自在に配置され洗濯物が収容される洗濯槽と、
温風を生成するヒータ及び送風ファンと、
前記ヒータ及び前記送風ファンによって生成した温風を前記洗濯槽の内側に向かって吐出するノズルと、を備え、
前記ノズルは、ノズル入口の側における流路断面の形状が台形であり、吐出口における流路断面の形状が矩形となっていることを特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗濯乾燥機であって、
前記ノズルの上流に、流れの転向部が設けられ、
前記ノズルにおける前記台形の底辺となる2つのノズル流路面のうち前記転向部における転向の外側に配置されるノズル流路面の幅方向寸法が、転向の内側に配置されるノズル流路面の幅方向寸法よりも大きい洗濯乾燥機。
【請求項3】
請求項2に記載の洗濯乾燥機であって、
ノズル入口と前記吐出口との間に流路の曲がり部を有し、
前記ノズルの流路を構成するノズル流路面のうち前記台形の脚となる2つのノズル流路面は、当該2つのノズル流路面の間隔が前記曲がり部から前記吐出口に向かって縮小される洗濯乾燥機。
【請求項4】
請求項3に記載の洗濯乾燥機であって、
前記台形の脚となる2つのノズル流路面は、前記ノズルの流路の中心軸線を含み前記台形の底辺となる2つのノズル流路面に垂直な仮想平面に対して、面対称に形成される洗濯乾燥機。
【請求項5】
請求項4に記載の洗濯乾燥機であって、
前記ノズルは、前記ノズル入口から前記曲がり部の上流側端部まで、前記ノズル入口の流路断面の形状を維持する洗濯乾燥機。
【請求項6】
請求項5に記載の洗濯乾燥機であって、
前記台形の脚となる2つのノズル流路面は、前記曲がり部の下流側において、前記転向部における転向の外側に配置される前記ノズル流路面に接続される側の側縁が、転向の内側に配置される前記ノズル流路面に接続される側の側縁に対して、幅方向外側に位置するように傾斜し、この傾斜を修正しながら前記吐出口に向かって延設されて前記吐出口に接続される洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽(洗濯槽)と、内槽を駆動するモータと、外槽を支持し外装を成す筐体と、内槽に温風を送風する送風手段と、送風する空気を加熱する加熱手段と、を備えた洗濯乾燥機において、送風手段による風量Q(m
3
/min)と内槽内へ吹き出される空気の風速v(m/s)との積が90以上120以下となるようにした洗濯乾燥機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-85778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の洗濯乾燥機は、風量と風速の積を90以上、120以下とすることで、衣類のシワを伸ばすのに効果的な風量と風速を得ることができるとしている。しかしながら、特許文献1には、その温風が吐出される流路構造について具体的な記載がない。
洗濯乾燥機では、温風を内槽(洗濯槽)内の洗濯物に向かって吐出するノズルの上流側に、温風の流れを転向する転向部が存在する。転向部が存在すると、温風の流路内で流量の偏りが生じ、流路の圧力損失が大きくなる。
【0005】
本発明は、流路の圧力損失の増加を抑制することができる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の洗濯乾燥機は、
衣類を出し入れする開口を有する外槽と、
前記外槽の内側に回転自在に配置され洗濯物が収容される洗濯槽と、
温風を生成するヒータ及び送風ファンと、
前記ヒータ及び前記送風ファンによって生成した温風を前記洗濯槽の内側に向かって吐出するノズルと、を備え、
前記ノズルは、前記ノズル入口の側における流路断面の形状が台形であり、前記吐出口における流路断面の形状が矩形となっている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、流路の圧力損失の増加を抑制すると共に、流れの拡散を抑制することで、吐出口から出た温風が衣類に到達するまでの風速の低下を抑制することができ、衣類のシワを伸ばし性能を向上した洗濯乾燥機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例に係る洗濯乾燥機の外観斜視図である。
本発明の一実施例に係る洗濯乾燥機の内部構造を右側から見た概略断面図である。
本発明との比較例に係るノズルの斜視図である。
本発明の一実施例に係るノズルの斜視図である。
比較例のノズルと本発明の実施例に係るノズルとについて、吐出口からの距離毎に流速を比較した流体解析結果である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
洗濯から乾燥まで連続して行える洗濯乾燥機による衣類の乾燥は、送風機(送風ファン)と加熱手段により高温かつ低湿度の空気を作り、これを洗濯槽内に吹き込み、衣類の温度を高くし、衣類から水分を蒸発させ、蒸発した水分を機外へ排出することにより行う。このとき、衣類のシワを伸ばしながら乾燥するためには、衣類にあてる空気の風量や風速が高いことが望ましい。
【0010】
しかし、内槽内に吹き出された瞬間の風速が最適であっても、本体の奥行寸法の如何によっては、衣類に到達するまでに流れが拡散することで減速してしまい、効果的な風量や風速が得られなくなる虞がある。
(【0011】以降は省略されています)

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