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公開番号2024073402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2023196018
出願日2023-11-17
発明の名称インク組成物及びその製造方法とこれから製造される複合体及び電子素子並びに表示装置
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人弁理士法人共生国際特許事務所
主分類C09D 11/101 20140101AFI20240522BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】向上した物性を示すインク組成物及びその製造方法とこれから製造される複合体及び電子素子並びに表示装置を提供する。
【解決手段】本発明のインク組成物は、半導体ナノ粒子及び重合性モノマーを有し、半導体ナノ粒子は、銀(silver)、13族金属、及びカルコゲン元素を含む11-13-16族化合物、並びに亜鉛を含み、13族金属は、インジウム及びガリウムを含み、カルコゲン元素は、硫黄を含み、インク組成物は、第1有機リガンドを更に含み、第1有機リガンドは、R1-COO-Aで表される化合物又は残基を含み、ここでR1は第1有機基であり、Aは水素又は前記半導体ナノ粒子の表面に結合される部分である。
【選択図】図1a


特許請求の範囲【請求項1】
半導体ナノ粒子及び重合性モノマーを有するインク組成物であって、
前記半導体ナノ粒子は、銀(silver)、13族金属、及びカルコゲン元素を含む11-13-16族化合物、並びに亜鉛を含み、
前記13族金属は、インジウム及びガリウムを含み、
前記カルコゲン元素は、硫黄を含み、
前記インク組成物は、第1有機リガンドを更に含み、
前記第1有機リガンドは、R

-COO-Aで表される化合物又は残基を含み、ここでR

は第1有機基であり、Aは水素又は前記半導体ナノ粒子の表面に結合される部分であることを特徴とするインク組成物。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記半導体ナノ粒子は、第2有機リガンドを更に含み、
第2有機リガンドは、R

S-Aで表される化合物又は残基を含み、ここでR

は第2有機基であり、Aは水素又は前記半導体ナノ粒子の表面に結合される部分であり、
選択により、前記第2有機基は、置換又は非置換のC
1-500
炭化水素基であり、主鎖(backbone)に-CO-、-O-、-COO-、-S-、-SO-、-NHCO-、又はこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【請求項3】
前記半導体ナノ粒子は、11-13-16族化合物を含む半導体ナノ結晶、及び前記半導体ナノ結晶の表面上に前記亜鉛を含み、
前記ガリウムは、前記半導体ナノ結晶の表面に露出し、
前記第1有機リガンドは、前記半導体ナノ結晶の表面に連結されることを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【請求項4】
前記半導体ナノ粒子は、
硫黄に対する亜鉛のモル比が0.01~0.8であり、
下記式2により表される電荷均衡値(charge balance value)が0.8以上1.5以下であることを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
charge balance value={[Ag]+3x([In]+[Ga])+2x[Zn]}/2x[S]) ・・・式2
(ここで[Ag]、[In]、[Ga]、[Zn]、及び[S]は、それぞれ前記半導体ナノ粒子内の銀、インジウム、ガリウム、亜鉛、及び硫黄のモル含有量である。)
【請求項5】
前記半導体ナノ粒子で、
銀(Ag)に対する亜鉛(Zn)のモル比(Zn/Ag)は、0.3以上5以下であるか、
ガリウムに対する亜鉛のモル比(Zn/Ga)は、0.4以上1.5以下であるか、又は
ガリウム、インジウム、及び銀の総和に対する亜鉛のモル比は、0.05以上2以下であることを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【請求項6】
前記第1有機基は、置換又は非置換のC
3-15
炭化水素基を含み、
選択により、前記C
3-15
炭化水素基は、その主鎖(backbone)に-CO-、-O-、-COO-、-SO-、-S-、-NHCO-、又はこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【請求項7】
前記第1有機基は、(メタ)アクリレート残基を含むことを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【請求項8】
前記インク組成物で、前記半導体ナノ粒子の含有量は、組成物の総重量を基準に15重量%以上50重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【請求項9】
前記第1有機リガンドは、下記化学式2-1で表されるカルボン酸化合物又は下記化学式2-3で表されるカルボキシレート残基を含み、
前記インク組成物は、重合により半導体ナノ粒子-ポリマーの複合体を形成するように構成され、
前記インク組成物は、下記式3により定義される量子効率の維持率が50%以上であることを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
量子効率の維持率(%)=[重合後の半導体ナノ粒子含有複合体の量子効率/インク組成物内での半導体ナノ粒子の量子効率]×100 ・・・式3
TIFF
2024073402000023.tif
36
142
TIFF
2024073402000024.tif
35
142
(ここで、Rは、同一であるか又は異なり、それぞれ独立して水素又はC1~C10アルキル基であり、
Lは、直接結合、置換又は非置換のC1~C30炭化水素基、CO、O、SO、COO、S、NHCO、又はこれらの組み合わせであり、
Aは、直接結合、置換又は非置換のC1~C30炭化水素基、CO、O、SO、COO、S、NHCO、又はこれらの組み合わせであり、
*は半導体ナノ粒子に結合される部分である。)
【請求項10】
請求項1に記載のインク組成物の製造方法であって、
前記方法は、前記第1有機リガンドと共に前記半導体ナノ粒子を前記重合性モノマーと混合する段階と、
前記第1有機リガンドを含む前記半導体ナノ粒子を準備する段階と、を有し、
前記第1有機リガンドを含む前記半導体ナノ粒子を準備する段階は、11-13-16族化合物を含む半導体ナノ結晶粒子を有機溶媒内で前記第1有機リガンド及び亜鉛塩化合物と混合して前記第1有機リガンドを含む前記半導体ナノ粒子を得る段階を含むことを特徴とする方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インク組成物及びその製造方法とこれから製造される複合体及び電子素子並びに表示装置に関する。
続きを表示(約 6,300 文字)【背景技術】
【0002】
半導体ナノ粒子は、物質の固有特性として知られている物理的特性(ギャップエネルギーバンド、融点など)の面でバルク物質とは異なる様相を示す。例えば、半導体ナノ粒子(複数)は、エネルギー励起(例えば、光照射又は電圧印加)により光を放出するように構成される。このような発光性ナノ粒子は、多様な素子(例えば、電子素子)で応用の可能性が発見される。環境的観点で向上した発光物性が実現されて、カドミウムなどの有害重金属を含まない発光性ナノ粒子の開発が望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
韓国公開特許第2022-0017357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、向上した物性を示す半導体ナノ粒子含有インク組成物及びその製造方法とこれから製造される(半導体ナノ粒子-ポリマー)複合体及び電子素子並びに表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様によるインク組成物は、半導体ナノ粒子及び重合性モノマーを有し、前記半導体ナノ粒子は、銀(silver)、13族金属、及びカルコゲン元素を含む11-13-16族化合物、並びに亜鉛を含み、前記13族金属は、インジウム及びガリウムを含み、前記カルコゲン元素は、硫黄を含み、前記インク組成物は、第1有機リガンドを更に含み、前記第1有機リガンドは、R

-COOAで表される化合物を含み、ここでR

は第1有機基であり、Aは水素又は半導体ナノ粒子の表面に結合される部分である。
【0006】
前記半導体ナノ粒子は、例えばインク組成物内で、或いはこれから製造された複合体で65%以上、67%以上、又は70%以上~100%の量子効率を示すように構成される。
前記半導体ナノ粒子は、その表面に結合された前記第1有機リガンドを含む。
前記インク組成物又は前記半導体ナノ粒子は、前記第1リガンドとは異なる第2有機リガンドを更に含む。前記第2有機リガンドは、R

S-Aで表される化合物を含み、ここでR

は第2有機基であり、Aは水素又は半導体ナノ粒子の表面に結合される部分である。
前記13族金属は、インジウム及びガリウムを含む。
前記半導体ナノ粒子の表面は、ガリウム及び亜鉛を含む。
前記半導体ナノ粒子は、下記式1により表される電荷均衡値(charge balance value、総陽イオン/総陰イオン)が0.8以上、1.8以下又は1.5以下である。
charge balance value={[Ag]+3x([13族金属])+2[Zn]}/2x[CHA]) ・・・式1
ここで[Ag]、[13族金属]、[Zn]、及び[CHA]は、それぞれ前記ナノ粒子内の銀、13族金属、亜鉛、及びカルコゲン元素のモル含有量である。
前記電荷均衡値は、0.9以上又は1以上である。前記電荷均衡値は、1.3以下、1.2以下、又は1.1以下である。
前記13族金属は、インジウム、ガリウム、アルミニウム、又はこれらの組み合わせを含む。前記13族金属は、インジウム及びガリウムを含む。前記カルコゲン元素は、硫黄、セレニウム、又はこれらの組み合わせを含む。前記ナノ粒子で、前記カルコゲン元素は、硫黄を含み、選択によりセレニウムを更に含むか又は含まない。
前記半導体ナノ粒子で、カルコゲン元素(例えば、硫黄)に対する亜鉛のモル比は、0.8以下、0.3以下、0.25以下、又は0.19以下である。前記半導体ナノ粒子で、カルコゲン元素(例えば、硫黄)に対する亜鉛のモル比は、0.01以上又は0.05以上である。
前記半導体ナノ粒子で、銀(Ag)に対する亜鉛(Zn)のモル比(Zn/Ag)は、0.3以上又は0.5以上、及び5以下、3.5以下、又は2以下である。
前記半導体ナノ粒子で、銀、インジウム、及びガリウムの総和に対する硫黄のモル比(S/(Ag+In+Ga))は、1.3以上又は1.35以上、及び2以下である。
前記半導体ナノ粒子で、銀に対するインジウムとガリウムとの総和のモル比((In+Ga)/Ag)は、1.5以上又は1.8以上、及び7.0以下又は3.5以下である。
前記半導体ナノ粒子で、インジウムとガリウムとの総和に対するガリウムのモル比[Ga/(In+Ga)]は、0.99以下又は0.8以下である。インジウムとガリウムとの総和に対するガリウムのモル比は、0.65以上又は0.7以上である。
前記ナノ粒子で、硫黄に対するガリウムのモル比(Ga/S)は、0.5以下又は0.41以下である。硫黄に対するガリウムのモル比(Ga/S)は、0.1以上、0.3以上、又は0.35以上である。
前記半導体ナノ粒子は、リチウムを含まない。前記ナノ粒子は、ナトリウムを含まない。前記ナノ粒子は、アルカリ金属を含まない。前記ナノ粒子は、銅を含まないか又は更に含む。
前記半導体ナノ粒子は、第1光を放出するように構成される。前記半導体ナノ粒子又は前記第1光は、半値幅が5nm以上70nm以下である。前記ナノ粒子は、50%以上の量子収率を示す。
前記半導体ナノ粒子又は前記第1光は発光ピーク波長が500nm以上650nm以下の範囲に存在する。前記第1光は緑色光である。前記発光ピーク波長は、505nm以上580nm以下の範囲である。
前記半導体ナノ粒子は60%以上の(絶対)量子収率を示す。前記量子収率は、62%以上、65%以上、又は70%以上である。前記量子収率は80%~100%である。
前記半値幅は、45nm以下、40nm以下、又は35nm以下である。前記半値幅は、5nm以上、10nm以上、15nm以上、又は25nm以上である。
【0007】
前記第1有機基は、置換又は非置換のC
1-500
、C
2-300
、C
3-100
、C
4-50
、又はC
5-10
の炭化水素基であり、選択により(例えば、主鎖(backbone)で)一つ以上のメチレンが-CO-、-O-、-COO-、-S-、-SO-、-NHCO-、又はこれらの組み合わせに代替される。
前記第2有機基は、置換又は非置換のC
1-500
、C
2-300
、C
3-100
、C
4-50
、又はC
5-10
炭化水素基であり、選択により(例えば、主鎖(backbone)で)一つ以上のメチレンが-CO-、-O-、-COO-、-S-、-SO-、-NHCO-、又はこれらの組み合わせを含む。
前記第1有機基は、炭素-炭素二重結を含有する残基を含む。前記炭素-炭素二重結を含有する残基は、(メタ)アクリレート基を含む。前記第2有機基は、アルコキシカルボニル残基を含む。
前記第2有機リガンドは、ピペリジン残基を含まない。
前記第2有機リガンドは、アミン基を含むか又は含まない。
前記半導体ナノ粒子は、前記第2有機リガンドを含まない。一実施形態の半導体ナノ粒子は前記第2有機リガンドを含み、第2有機リガンドと第1有機リガンドとの間のモル比(第2有機リガンド:第1有機リガンド)は、1:1~1:100、1:2~1:50、又はこれらの組み合わせである。
前記第1有機リガンドは、前記第2有機リガンドよりも過量で存在する。
前記半導体ナノ粒子は、塩素を更に含む。
前記第1有機リガンドは、C3~C500(例えばC4-C100、C4-C50、C5-C12)カルボキシアルキル(メタ)アクリレートを含む。前記第1有機リガンドは、分子量が10g/mol以上、50g/mol以上、又は120g/mol以上、及び800g/mol以下、500g/mol以下、400g/mol以下、300g/mol以下、又は250g/mol以下の小分子化合物(例えば、非高分子型化合物)を含む。
前記第2有機リガンドは、チオール基を含むC3~C500(例えばC4-C100、C4-C50、C5-C12)カルボン酸アルキルエステルを含む。
前記インク組成物で、前記半導体ナノ粒子の含有量は、組成物の総重量を基準に15重量%以上又は20重量%以上である。前記インク組成物で、前記半導体ナノ粒子の含有量は、組成物の総重量を基準に50重量%以下である。
【0008】
前記インク組成物で、前記モノマーは、下記化学式1で表される化合物を含む。
TIFF
2024073402000002.tif
14
133
前記化学式1で、Xは、炭素-炭素二重結合を有するC2~C30の有機基であり、


は、単一結合、炭素原子、置換又は非置換のC2~C50のアルキレン基、置換又は非置換のC1~C50のアルケニレン基、置換又は非置換のC3~C50(例えば、C6-C30)のシクロアルキレン基、置換又は非置換のC3~C50(例えば、C6-C30)のシクロアルケニレン基、置換又は非置換のC6~C50のアリーレン基、置換又は非置換のC3~C30のヘテロアリーレン基、オキシアルキレン単位を1個以上有する基[(R-O)n、ここでRは置換又は非置換のメチレン、エチレン、イソプロピレン、ブチレンなどのC1~C10のアルキレンであり、nは、1以上、3以上、5以上、又は10以上、及び500以下、300以下、100以下、50以下、又は15以下]、スルホニル(-S(=O)

-)、カルボニル(-C(=O)-)、エーテル(-O-)、スルフィド(-S-)、スルホキシド(-S(=O)-)、エステル(-C(=O)O-)、アミド(-C(=O)NR-)(ここでRは水素又はC1~C10の直鎖又は分枝鎖アルキル基である)、イミン(-NR-)(ここでRは水素又はC1~C10の直鎖又は分枝鎖アルキル基である)、又はこれらの組み合わせであり、
Yは、単一結合、置換又は非置換のC1~C30のアルキレン基、置換又は非置換のC2~C30のアルケニレン基、スルホニル(-S(=O)

-)、カルボニル(-C(=O)-)、エーテル(-O-)、スルフィド(-S-)、スルホキシド(-S(=O)-)、エステル(-C(=O)O-)、アミド(-C(=O)NR-)(ここでRは水素又はC1~C10の直鎖又は分枝鎖アルキル基である)、イミン(-NR-)(ここでRは水素又はC1~C10の直鎖又は分枝鎖アルキル基である)、又はこれらの組み合わせであり、
nは1以上の整数であり、
kは1以上の整数であり、
nとkとの合計は、2以上(例えば、3以上、又は4以上、及び10以下又は5以下)の整数である。
nはYの原子価数により決定される。kはLの原子価数により決定される。
Xは、ビニル基、(メタ)アクリレート基、又はこれらの組み合わせを含む。
【0009】
前記モノマーは、ポリエチレングリコールメタクリレート、ポリプロピレングリコールメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、置換又は非置換のアルキル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリトリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリトリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリトリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリトリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAエポキシアクリレート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ノボラックエポキシ(メタ)アクリレート、エチルグリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジアクリロイルオキシアルカン、又はこれらの組み合わせを含む。
【0010】
一実施形態で、前記モノマーは光重合性単量体を含む。前記モノマーは、置換又は非置換のジ(メタ)アクリレート化合物、置換又は非置換のトリ(メタ)アクリレート化合物、置換又は非置換のテトラ(メタ)アクリレート化合物、置換又は非置換のペンタ(メタ)アクリレート化合物、置換又は非置換のヘキサ(メタ)アクリレート化合物、又はこれらの組み合わせを含む。
前記インク組成物は、開始剤、金属酸化物(ナノ)粒子、又はこれらの組み合わせを更に含む。
前記開始剤の含有量は、組成物の総重量を基準に0.5重量%以上10重量%以下である。
前記金属酸化物粒子の含有量は、組成物の総重量を基準に0.5重量%以上30重量%以下である。
前記インク組成物は、(例えば、厚さ15マイクロメーター以下、又は厚さ10マイクロメーター以下の)フィルムの形態で重合されて複合体又はそのパターンを形成するように構成される。
前記インク組成物は、重合により半導体ナノ粒子-ポリマーの複合体を形成するように構成され、前記半導体ナノ粒子-ポリマーの複合体において半導体ナノ粒子の量子収率は60%以上である。
前記インク組成物は、重合により複合体を形成するように構成され、下記式3により定義される前記量子効率の維持率は50%以上である。
量子効率の維持率(%)=[重合後の半導体ナノ粒子含有複合体の量子効率/(例えば、インク組成物内での)半導体ナノ粒子の量子効率]×100 ・・・式3
前記複合体は、下記式4により定義される青色光吸収率が85%以上、88%以上、又は90%以上である。
青色光吸収率(%)=[(B-B’)/B]×100 ・・・式4
B:青色光の光量
B’:前記複合体を通過した青色光の光量
前記複合体の青色光吸収率は、例えば7μmのフィルムで測定することができる。
前記青色光吸収率は、99.5%以下、99%以下、98%以下、又は97%以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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