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公開番号2024073251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184353
出願日2022-11-17
発明の名称文字情報識別方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06V 30/24 20220101AFI20240522BHJP(計算;計数)
要約【課題】部品が写っている画像の中から文字情報が標記されている位置を探すのに時間がかかることを抑制できるようにすること。
【解決手段】文字情報識別方法は、部品が写っている画像の画像データを解析することによって、当該部品を特定すること(S13)、特定した部品に対応するルールに従って画像から文字情報の標記位置を探索すること(S17)、及び、探索した標記位置の文字情報を解析すること(S19)をコンピューターに実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
部品に標記されている文字情報を識別する文字情報識別方法であって、
コンピューターは、前記部品において文字情報が標記されている位置に関するルールと、前記部品と、を関連付けて記憶する記憶部を有しており、
前記部品が写っている画像の画像データを解析することによって、当該部品を特定することと、
特定した前記部品に対応する前記ルールを前記記憶部から読み出し、当該ルールに従って前記画像から前記文字情報の標記位置を探索することと、
探索した前記標記位置の前記文字情報を解析することと、を前記コンピューターに実行させる
文字情報識別方法。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記記憶部を第1記憶部としたとき、前記コンピューターは、機械学習が施された学習済モデルを記憶する第2記憶部を有しており、当該学習済モデルは、前記画像データを入力変数とし、前記部品を特定するための情報を出力変数として出力するものであり、
前記部品を特定させる場合、前記学習済モデルに前記画像データを入力変数として入力した際の当該学習済モデルの出力変数を基に、前記部品を前記コンピューターに特定させる
請求項1に記載の文字情報識別方法。
【請求項3】
前記部品には、当該部品のメーカーを示すロゴ、又は、当該部品の品番が文字情報として標記されており、
前記文字情報を解析させる場合、前記標記位置の前記文字情報を解析することにより、前記部品のメーカー又は前記部品の品番を前記コンピューターに特定させる
請求項1又は請求項2に記載の文字情報識別方法。
【請求項4】
前記文字情報を解析させる場合、前記標記位置の前記文字情報のうち、OCRによって読み取れた文字を基に、前記部品のメーカー又は品番を前記コンピューターに特定させる
請求項3に記載の文字情報識別方法。
【請求項5】
前記部品の影が写り込んでいない画像の画像データを前記コンピューターに解析させることによって、当該部品を当該コンピューターに特定させる
請求項1に記載の文字情報識別方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品に標記されている文字情報を識別する文字情報識別方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、光学文字識別の技術を用いてテキストの画像をテキスト形式に変換する方法の一例が開示されている。具体的には、当該方法では、識別対象のピクチャの中からテキスト領域の囲み枠を確定し、当該囲み枠に基づいて、識別対象のピクチャからテキスト領域ピクチャが抽出される。続いて、当該テキスト領域ピクチャの中からテキスト行の囲み枠を確定し、当該囲み枠に基づいて、当該テキスト領域ピクチャからテキスト行ピクチャが抽出される。そして、当該テキスト行ピクチャに対してテキストシーケンス識別を行うことにより、識別結果が得られる。
【0003】
なお、識別結果を得る際には、軽量テキストシーケンス識別モデルが用いられる。当該識別モデルは、機械学習が施された学習済モデルである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-197190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の方法では、識別対象のピクチャから、文字情報が標記されている部分であるテキスト行ピクチャを探し出すのに時間がかかるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための文字情報識別方法は、部品に標記されている文字情報を識別する方法である。コンピューターは、前記部品において文字情報が標記されている位置に関するルールと、前記部品と、を関連付けて記憶する記憶部を有している。当該文字情報識別方法において、前記部品が写っている画像の画像データを解析することによって、当該部品を特定することと、特定した前記部品に対応する前記ルールを前記記憶部から読み出し、当該ルールに従って前記画像から前記文字情報の標記位置を探索することと、探索した前記標記位置の前記文字情報を解析することと、を前記コンピューターに実行させる。
【0007】
上記文字情報識別方法では、画像に写っている部品を特定できれば、当該部品に対応するルールに従って当該画像から標記位置を探索できる。そのため、部品が写っている画像の中から文字情報が標記されている位置を探すのに時間がかかることを抑制できる。
【0008】
なお、部品をコンピューターに特定させる場合には、機械学習が施された学習済モデルを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態の文字情報識別方法を実現するための識別装置の概略構成を示す模式図である。
図2は、車両部品の一例であるスパークプラグを示す模式図である。
図3において、(a)は類似度と車両部品の長さとの関係を示すグラフであり、(b)は画像において検索位置が移動する様子を示す模式図である。
図4は、実施形態の文字情報識別方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、文字情報識別方法の一実施形態を図1~図4に従って説明する。
本実施形態の文字情報識別方法は、車両に搭載される部品に標記されている文字情報を識別する方法である。詳しくは、文字情報識別方法は、車両のパワートレーンを構成する部品に標記されている文字情報を識別することにより、部品のメーカー又は品番を特定する方法である。対象となる部品としては、例えば、スパークプラグ、スターター及びインジェクターを挙げることができる。以降では、当該部品を「車両部品」という。また、文字情報識別方法によって特定する車両部品のメーカーは、車両部品の製造メーカーや販売メーカーである。
(【0011】以降は省略されています)

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