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公開番号2024072902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022183765
出願日2022-11-17
発明の名称表示装置及び表示制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G09G 5/00 20060101AFI20240522BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】入力画像の信号値及び周囲環境光状態に応じて柔軟にバックライトの点灯率を制御する表示装置及び表示制御方法等の提供。
【解決手段】表示装置は、表示部と、入力画像に対応する入力信号を受信する受信部と、周囲の明るさを表す情報を含む周囲環境光状態を決定する周囲環境データ処理部と、入力信号及び周囲環境光状態に基づいて、表示部に設定される複数のエリアのそれぞれについて、バックライトの点灯率を決定するバックライト点灯率決定部と、表示制御部と、を含み、バックライト点灯率決定部は、入力信号の信号値が第1信号閾値以上である高階調範囲に対応するエリアの点灯率が、点灯率閾値以上となるように、点灯率を決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像を表示する表示部と、
入力画像に対応する入力信号を受信する受信部と、
周囲の明るさを表す情報を含む周囲環境光状態を決定する周囲環境データ処理部と、
前記入力信号及び前記周囲環境光状態に基づいて、前記表示部に設定される複数のエリアのそれぞれについて、バックライトの点灯率を決定するバックライト点灯率決定部と、
前記点灯率に基づいて前記表示部の前記バックライトを点灯させることによって、前記表示部に前記入力画像を表示させる表示制御部と、
を含み、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記入力信号の信号値が第1信号閾値以上である高階調範囲に対応するエリアの前記点灯率が、点灯率閾値以上となるように、前記点灯率を決定する表示装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記周囲環境光状態に基づいて前記周囲が明るいと判定された場合、前記周囲が暗いと判定された場合に比べて、前記入力信号の前記信号値が第2信号閾値以上且つ前記第1信号閾値未満である中階調範囲に対応するエリアの前記点灯率を高くする表示装置。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記周囲環境光状態に基づいて、前記入力信号の前記信号値と、前記点灯率の対応関係を示す対応付け情報を決定し、
決定した前記対応付け情報と、前記入力信号に基づいて、前記複数のエリアのそれぞれについて、前記点灯率を決定する表示装置。
【請求項4】
請求項1または2において、
前記周囲環境データ処理部は、
前記入力画像のジャンル、前記入力信号の供給元、及び、画質設定の少なくとも1つに基づいて、前記周囲環境光状態の決定処理を切り替える表示装置。
【請求項5】
請求項1または2において、
前記バックライト点灯率決定部によって決定された前記点灯率に対して、ユーザー操作により決定される明るさ設定値に基づく補正処理を行う輝度ストレッチ部をさらに含む表示装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記輝度ストレッチ部で用いられる前記明るさ設定値が所与の閾値以下である場合、前記明るさ設定値が前記所与の閾値より大きい場合に比べて、前記入力信号の前記信号値が前記第1信号閾値未満であるエリアの前記点灯率を高く設定する表示装置。
【請求項7】
請求項1または2において、
前記バックライト点灯率決定部によって決定された前記点灯率に対して、前記周囲環境光状態に応じた補正処理を行う輝度ストレッチ部をさらに含む表示装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記輝度ストレッチ部において、前記周囲環境光状態に応じた前記補正処理がアクティブである場合、非アクティブである場合に比べて、前記入力信号の前記信号値が前記第1信号閾値未満であるエリアの前記点灯率を高く設定する表示装置。
【請求項9】
請求項1または2において、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記周囲の前記明るさ、及び、前記周囲の環境光の色温度を表す情報を前記周囲環境光状態として取得し、前記明るさ及び前記色温度に基づいて、前記バックライトの前記点灯率を決定する表示装置。
【請求項10】
請求項1または2において、
前記バックライト点灯率決定部は、
前記入力信号、前記周囲環境光状態、及び、時間帯の情報に基づいて、前記バックライトの前記点灯率を決定する表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び表示制御方法等に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、表示装置を制御する種々の手法が開示されている。例えば特許文献1には、装置周囲の明るさに従って、明るさに関連する指標と、バックライト部の輝度をストレッチするストレッチ量との関係を定める制御カーブを切り換える手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-162513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の手法は、ストレッチ量を制御するものであるため、装置周囲の明るさに基づいてMax輝度(バックライトの最大輝度)を決定するものにとどまる。例えば従来手法では、入力画像の高輝度部に対応するバックライト点灯率と、入力画像の暗部に対応するバックライト点灯率の相対的な関係は、周囲の明るさによらず一定となる。
【0005】
本開示のいくつかの態様によれば、入力画像の信号値及び周囲環境光状態に応じて柔軟にバックライトの点灯率を制御する表示装置及び表示制御方法等を提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、画像を表示する表示部と、入力画像に対応する入力信号を受信する受信部と、周囲の明るさを表す情報を含む周囲環境光状態を決定する周囲環境データ処理部と、前記入力信号及び前記周囲環境光状態に基づいて、前記表示部に設定される複数のエリアのそれぞれについて、バックライトの点灯率を決定するバックライト点灯率決定部と、前記点灯率に基づいて前記表示部の前記バックライトを点灯させることによって、前記表示部に前記入力画像を表示させる表示制御部と、を含み、前記バックライト点灯率決定部は、前記入力信号の信号値が第1信号閾値以上である高階調範囲に対応するエリアの前記点灯率が、点灯率閾値以上となるように、前記点灯率を決定する表示装置に関係する。
【0007】
本開示の他の態様は、入力画像に対応する入力信号を受信し、表示装置の周囲の明るさを表す情報を含む周囲環境光状態を決定し、前記入力信号及び前記周囲環境光状態に基づいて、表示部に設定される複数のエリアのそれぞれについて、バックライトの点灯率を決定し、前記点灯率に基づいて前記表示部の前記バックライトを点灯させることによって、前記表示部に前記入力画像を表示させ、前記バックライトの前記点灯率を決定するステップにおいて、前記入力信号の信号値が第1信号閾値以上である高階調範囲に対応するエリアの前記点灯率が、点灯率閾値以上となるように、前記点灯率を決定する表示制御方法に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
表示装置の外観例を示す図である。
表示装置の構成例を示す図である。
表示装置の構成例を示す図である。
表示装置における処理を説明するフローチャートである。
明るさセンサーのセンサー値と周囲環境光状態の関係、及びユースケース例を示す図である。
入力信号の信号値に基づく入力点灯率と、出力点灯率の関係例である。
輝度ストレッチ処理における特性曲線の例を示す図である。
ローカルディミングにおける各エリアの信号値の例を示す図である。
装置周囲の明るさに応じたバックライト点灯率の例を示す図である。
周囲環境光状態の時間的な変動を抑制する処理の説明図である。
明るさセンサーのセンサー値と周囲環境光状態の関係例である。
明るさセンサーのセンサー値と周囲環境光状態の関係例である。
明るさセンサーのセンサー値と周囲環境光状態の関係例である。
輝度ストレッチ部の設定に応じたBLガンマ(バックライトガンマ)の調整処理を説明するフローチャートである。
時間帯に応じたBLガンマの調整処理を説明する図である。
時間帯に応じたBLガンマの調整処理を説明する図である。
入力点灯率と出力点灯率の関係の他の例である。
エリア毎にBLガンマを決定する処理の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。
【0010】
1.システム構成例
図1は、本実施形態に係る表示装置100の一例であるテレビ受信装置の構成例を示す図である。テレビ受信装置は、例えばテレビジョン放送の放送波を受信し、受信した放送波に基づく映像を表示パネル(表示部150)に表示する装置である。なお図1は表示装置100の外観構成の一例であり、具体的な形状については種々の変形実施が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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