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公開番号2024072638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183596
出願日2022-11-16
発明の名称排気アダプタ
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20240521BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本体と本体内の排気導流体との間の気密を高く確保可能とする排気アダプタを提供する。
【解決手段】排気アダプタ1は、燃焼装置30からの燃焼排気を排出する排気出口11が設けられた本体2、本体内に設けられ燃焼装置の排気筒から排気出口までを連接する排気導流体3、排気導流体の一部を構成し排気出口に連通される開口部13の外周縁に設けられたフランジ14を有する排気流路部5、排気流路部のフランジと排気出口の外周部の本体内面との間に圧縮保持されるパッキン15、本体内面に設けられ排気流路部の開口部の対向壁である閉塞部16の外面に圧接される摺動案内部18を備える。摺動案内部は、先端側から基端側に向かうに従い排気出口側方向に傾斜した凹弧状部18aが形成され、排気流路部は、閉塞部の外面が凸弧状面16aに形成され、凸弧状面が摺動案内部の凹弧状部に沿って押し込まれた状態で本体に固定されている。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
外郭を形成する箱状の装置本体と、前記装置本体から外方に突出する排気筒とを備えた燃焼装置に接続される排気アダプタであって、
前記燃焼装置からの燃焼排気を排出する排気出口が設けられた箱状の本体と、
前記本体内に設けられ、前記排気筒から前記排気出口までを連接する排気導流体と、
前記排気導流体の一部を構成し、前記排気出口に連通される開口部と当該開口部の外周縁に設けられたフランジとを有する排気流路部と、
前記排気流路部のフランジと前記排気出口の外周部における前記本体の内面との間に圧縮保持されるパッキンと、
前記本体の内面に設けられ、前記排気流路部における前記開口部の対向壁である閉塞部の外面に圧接される摺動案内部とを備え、
前記摺動案内部は、先端側から基端側に向かうに従い前記排気出口側方向に傾斜した凹弧状部が形成されており、
前記排気流路部は、前記閉塞部の外面が凸弧状面に形成されており、当該凸弧状面が前記摺動案内部の凹弧状部に沿って押し込まれた状態で前記本体に固定されている、排気アダプタ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気アダプタにおいて、
前記排気流路部は、外方に膨れる膨出部を備え、当該膨出部により前記閉塞部が構成されている、排気アダプタ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の排気アダプタにおいて、
前記排気流路部は、ビス固定により本体に固定され、
前記ビス固定方向は、前記パッキンの圧縮方向と交差する方向に設定されている、排気アダプタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置に接続する排気アダプタに関し、例えば、屋内設置型の燃焼装置を屋外設置型に適用することを可能とする排気アダプタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
給湯装置等の燃焼装置は、燃焼排気を排出する排気筒を備えている。屋内設置型の燃焼装置では、排気筒を建物の壁に設置する排気配管と接続するため、排気筒は、燃焼装置の天面部から突出して設けられるものが多い。屋外設置型の燃焼装置では、燃焼排気が建物の壁や軒などに直接当たらないようにするため、排気筒は、燃焼装置の前面部又は側面部に設けられている。このように燃焼装置は、屋内設置型と屋外設置型とで排気筒の設置構成が異なるため、燃焼装置のメーカは、屋内設置型と屋外設置型とに応じて燃焼装置を生産する必要があり、ユーザにおいても、燃焼装置を屋内設置から屋外設置に変更する場合は新たな燃焼装置に買い換える必要があった。
【0003】
従来、排気筒を天面部に備える燃焼装置において、前面に排気窓を開設した外装ケースを燃焼装置の天面部に設置して燃焼排気を前方に向かってのみ行われるようにした技術が知られていた(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-187721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前記従来技術は、燃焼装置を屋内設置型から屋外設置型へと変換するものではなかった。本発明者は、屋内設置型の燃焼装置を屋外設置型の燃焼装置に変換可能とする新規な排気アダプタの開発を検討した。排気アダプタを燃焼装置に設置する場合、排気アダプタに燃焼装置と一体感を持たせ、正面からのデザイン性を高めるには、外部部品となる本体と、内部部品として燃焼装置の燃焼排気を本体の排気出口へ送り込む排気導流体とで構成することが考えられる。この場合、本体の排気出口と排気導流体との接続部分での気密性が低いと、排気導流体から本体内に燃焼排気や結露水が漏出してしまう。燃焼排気が本体内に漏出した場合、燃焼排気が燃焼装置内に流入して燃焼性能を低下させるという問題が生じる。結露水が本体内に漏出した場合、結露水が燃焼装置の装置本体に付着して装置本体を劣化させるという問題が生じる。
【0006】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、本体と本体内の排気導流体との間の気密を高く確保することを可能とする排気アダプタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る排気アダプタは、
外郭を形成する箱状の装置本体と、前記装置本体から外方に突出する排気筒とを備えた燃焼装置に接続される排気アダプタであって、
前記燃焼装置からの燃焼排気を排出する排気出口が設けられた箱状の本体と、
前記本体内に設けられ、前記排気筒から前記排気出口までを連接する排気導流体と、
前記排気導流体の一部を構成し、前記排気出口に連通される開口部と当該開口部の外周縁に設けられたフランジとを有する排気流路部と、
前記排気流路部のフランジと前記排気出口の外周部における前記本体の内面との間に圧縮保持されるパッキンと、
前記本体の内面に設けられ、前記排気流路部における前記開口部の対向壁である閉塞部の外面に圧接される摺動案内部とを備え、
前記摺動案内部は、先端側から基端側に向かうに従い前記排気出口側方向に傾斜した凹弧状部が形成されており、
前記排気流路部は、前記閉塞部の外面が凸弧状面に形成されており、当該凸弧状面が前記摺動案内部の凹弧状部に沿って押し込まれた状態で前記本体に固定されている構成とする。
【0008】
前記構成より、排気流路部のフランジを排気出口の外周部における本体の内面に対しパッキンを間に挟んで配置して、排気流路部の閉塞部が摺動案内部の先端側から基端側に押し込まれた状態で排気流路部が本体に固定されて排気アダプタが組立てられることとなる。この組立過程において排気流路部の閉塞部外面の凸弧状面が摺動案内部の凹弧状部に沿って摺動しながら押し込まれることで、排気流路部は、摺動案内部に導かれて排気出口側に強く押し付けられる。これにより、排気流路部のフランジと前記本体の内面との間に配置するパッキンを高い圧縮状態にして保持することができる。従って、パッキンの圧縮にバラつきがなく、排気流路部のフランジと前記本体の内面との間の気密を高く確保することができる。以上より、燃焼排気が排気流路部の開口部から本体内へ漏出することを防止でき、燃焼排気が燃焼装置内に流入して燃焼性能を低下させることを防止できる。また、排気流路部内の開口部付近に滞留した結露水が排気流路部の開口部から本体内へ浸入することを防止でき、結露水が燃焼装置の装置本体に付着して装置本体を劣化させることを防止できる。
【0009】
前記排気アダプタにおいて、
前記排気流路部は、外方に膨れる膨出部を備え、当該膨出部により前記閉塞部が構成されるようにすることができる。
【0010】
この構成により、膨出部を備えることで排気流路部が長くなり、膨出部である閉塞部を摺動案内部に押し込む際、排気流路部を押さえ付けやすくなり排気流路部の組立が容易となる。また、膨出部により排気流路部を流れる燃焼排気の流路長が長くなるため、燃焼排気の流速を低減することができる。これにより、突風の吹き付けで排気出口が閉塞気味となった場合でも、前記パッキンによって、燃焼排気が排気流路部の開口部から本体内へ漏出することを防止できる。また、燃焼排気の流速が低くなることで排気流路部や排気出口付近等に滞留した結露水が燃焼排気によって排気出口から外に飛散することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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