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公開番号2024071892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182387
出願日2022-11-15
発明の名称電力増幅器
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H03F 1/30 20060101AFI20240520BHJP(基本電子回路)
要約【課題】位相と利得を安定させる。
【解決手段】第1増幅器及び第1増幅器の後段に電気的に接続された第2増幅器と、第3増幅器及び第3増幅器の後段に電気的に接続された第4増幅器と、第1経路に流れる高周波信号の位相と第2経路に流れる高周波信号の位相とを異ならせる相器と、第1増幅器及び第3増幅器にバイアスを供給する第1バイアス回路と、第1増幅器及び第2増幅器にバイアスを供給する第2バイアス回路と、第3増幅器及び第4増幅器にバイアスを供給する第3バイアス回路と、を含む。第2増幅器は第2トランジスタを含み、第4増幅器は第4トランジスタを含み、第2バイアス回路は第6トランジスタを含み、第3バイアス回路は第7トランジスタを含む。第2トランジスタと第6トランジスタとはカレントミラー接続され、第4トランジスタと第7トランジスタとはカレントミラー接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
高周波入力信号が入力される入力端子と、
高周波出力信号を出力する出力端子と、
前記入力端子と前記出力端子との間に夫々電気的に接続されるとともに、互いに並列接続された第1経路及び第2経路と、
前記第1経路に含まれている、第1増幅器及び前記第1増幅器の後段に電気的に接続された第2増幅器と、
前記第2経路に含まれている、第3増幅器及び前記第3増幅器の後段に電気的に接続された第4増幅器と、
前記第1経路に流れる高周波信号の位相と前記第2経路に流れる高周波信号の位相とを異ならせる位相器と、
前記第1増幅器及び前記第3増幅器に電気的に接続され、前記第1増幅器及び前記第3増幅器にバイアスを供給する第1バイアス回路と、
前記第1増幅器及び前記第2増幅器に電気的に接続され、前記第1増幅器及び前記第2増幅器にバイアスを供給する第2バイアス回路と、
前記第3増幅器及び前記第4増幅器に電気的に接続され、前記第3増幅器及び前記第4増幅器にバイアスを供給する第3バイアス回路と、
を含み、
前記第1増幅器は、第1トランジスタを含み、
前記第2増幅器は、第2トランジスタを含み、
前記第3増幅器は、第3トランジスタを含み、
前記第4増幅器は、第4トランジスタを含み、
前記第1バイアス回路は、第5トランジスタを含み、
前記第2バイアス回路は、第6トランジスタを含み、
前記第3バイアス回路は、第7トランジスタを含み、
前記第2トランジスタと前記第6トランジスタとは、カレントミラー接続され、
前記第4トランジスタと前記第7トランジスタとは、カレントミラー接続されている、
電力増幅器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力増幅器であって、
前記位相器は、
前記第1増幅器と前記第2増幅器との間に電気的に接続され、前記第1増幅器が出力する高周波信号を第1位相だけシフトさせる第1位相器と、
前記第3増幅器と前記第4増幅器との間に電気的に接続され、前記第2増幅器が出力する高周波信号を前記第1位相と異なる第2位相だけシフトさせる第2位相器と、
を含む、
電力増幅器。
【請求項3】
請求項1に記載の電力増幅器であって、
前記位相器は、
前記入力端子と前記第1増幅器及び前記第3増幅器との間に電気的に接続され、前記高周波入力信号を第1位相だけシフトさせて前記第1増幅器に出力するとともに、前記高周波入力信号を前記第1位相と異なる第2位相だけシフトさせて前記第3増幅器に出力する入力分岐回路
を含む、
電力増幅器。
【請求項4】
請求項1に記載の電力増幅器であって、
前記第2バイアス回路は、
前記第1増幅器にバイアスを供給する第8トランジスタを含み、
前記第3バイアス回路は、
前記第3増幅器にバイアスを供給する第9トランジスタを含む、
電力増幅器。
【請求項5】
請求項4に記載の電力増幅器であって、
前記第6トランジスタと前記第8トランジスタとは、帰還ループを構成し、
前記第7トランジスタと前記第9トランジスタとは、帰還ループを構成する、
電力増幅器。
【請求項6】
請求項4に記載の電力増幅器であって、
前記第6トランジスタと前記第8トランジスタとは、帰還ループを構成しておらず、
前記第7トランジスタと前記第9トランジスタとは、帰還ループを構成していない、
電力増幅器。
【請求項7】
請求項1に記載の電力増幅器であって、
前記第5トランジスタは、
前記第1トランジスタとカレントミラー接続されており、
前記第5トランジスタは、
前記第3トランジスタとカレントミラー接続されている、
電力増幅器。
【請求項8】
請求項1に記載の電力増幅器であって、
前記第2バイアス回路は、
第1インダクタを介して、前記第1増幅器にバイアスを供給し、
前記第3バイアス回路は、
第2インダクタを介して、前記第3増幅器にバイアスを供給し、
前記第2増幅器及び前記第4増幅器は、
第3インダクタを介して、電源電圧が供給される、
電力増幅器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力増幅器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、高周波入力信号を複数の増幅経路に入力し、各々の増幅経路で高周波信号の位相を異ならせ、各々の増幅経路の利得を調整し増幅した信号をベクトル的に合成する事で、高周波出力信号の位相と利得を調整する増幅器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0190790号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の増幅器は、各々の増幅経路の利得調整を、各々の増幅経路内の1段目の増幅器のコレクタバイアスだけで行っている。そのため、特許文献1記載の増幅器は、1段目の増幅器から出力される高周波信号の位相がコレクタバイアスによって変化してしまうので、各々の増幅経路全体として、位相と利得が安定しないという問題があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、位相と利得を安定させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面の電力増幅器は、高周波入力信号が入力される入力端子と、高周波出力信号を出力する出力端子と、入力端子と出力端子との間に夫々電気的に接続されるとともに、互いに並列接続された第1経路及び第2経路と、第1経路に含まれている、第1増幅器及び第1増幅器の後段に電気的に接続された第2増幅器と、第2経路に含まれている、第3増幅器及び第3増幅器の後段に電気的に接続された第4増幅器と、第1経路に流れる高周波信号の位相と第2経路に流れる高周波信号の位相とを異ならせる位相器と、第1増幅器及び第3増幅器に電気的に接続され、第1増幅器及び第3増幅器にバイアスを供給する第1バイアス回路と、第1増幅器及び第2増幅器に電気的に接続され、第1増幅器及び第2増幅器にバイアスを供給する第2バイアス回路と、第3増幅器及び第4増幅器に電気的に接続され、第3増幅器及び第4増幅器にバイアスを供給する第3バイアス回路と、を含む。第1増幅器は、第1トランジスタを含み、第2増幅器は、第2トランジスタを含み、第3増幅器は、第3トランジスタを含み、第4増幅器は、第4トランジスタを含み、第1バイアス回路は、第5トランジスタを含み、第2バイアス回路は、第6トランジスタを含み、第3バイアス回路は、第7トランジスタを含む。第2トランジスタと第6トランジスタとは、カレントミラー接続され、第4トランジスタと第7トランジスタとは、カレントミラー接続されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、位相と利得を安定させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。
図2は、第1の実施の形態の電力増幅器の第1増幅器、第2増幅器、第1バイアス回路及び第2バイアス回路の構成を示す図である。
図3は、第1の実施の形態の電力増幅器の回路シミュレーション結果を示す図である。
図4は、第1の実施の形態の電力増幅器の回路シミュレーション結果を示す図である。
図5は、第2の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。
図6は、第2の実施の形態の電力増幅器の第1増幅器、第2増幅器、第1バイアス回路及び第2バイアス回路の構成を示す図である。
図7は、第3の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。
図8は、第3の実施の形態の電力増幅器の第1増幅器、第2増幅器、第1バイアス回路及び第2バイアス回路の構成を示す図である。
図9は、第4の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。
図10は、第4の実施の形態の電力増幅器の第1増幅器、第2増幅器、第1バイアス回路及び第2バイアス回路の構成を示す図である。
図11は、第5の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。
図12は、第6の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本開示が限定されるものではない。各実施の形態は例示であり、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。
【0010】
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の電力増幅器の構成を示す図である。電力増幅器1は、入力端子1aに入力される高周波入力信号RFinを増幅して、高周波出力信号RFoutを出力端子1bから出力する。電力増幅器1の端子1cには、電源電圧Vbattが入力される。
(【0011】以降は省略されています)

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