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公開番号2024071807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182232
出願日2022-11-15
発明の名称捺染方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類D06P 5/30 20060101AFI20240520BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】布帛の風合いとベルトクリーニング性を両立する捺染方法を提供することである。
【解決手段】本発明の捺染方法は、処理液1及び処理液2を、布帛上で連続して付与する捺染方法であって、前記処理液1が、樹脂と溶剤を含有し、前記処理液2が、顔料と溶剤を含有し、前記樹脂のカチオン価Xが、4.5~10.0mmol/gの範囲内であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
処理液1及び処理液2を、布帛上で連続して付与する捺染方法であって、
前記処理液1が、樹脂と溶剤を含有し、
前記処理液2が、顔料と溶剤を含有し、
前記樹脂のカチオン価Xが、4.5~10.0mmol/gの範囲内である
ことを特徴とする捺染方法。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記処理液2が、アニオン性の樹脂を更に含有する
ことを特徴とする請求項1に記載の捺染方法。
【請求項3】
前記処理液1が含有する前記樹脂のカチオン価Xと、前記処理液2が含有する前記樹脂のアニオン価Yとが、以下の関係式(1)を満たす
ことを特徴とする請求項2に記載の捺染方法。
関係式(1) Y<X/100
【請求項4】
前記処理液2が含有する前記樹脂のガラス転移温度が、0℃以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の捺染方法。
【請求項5】
前記処理液2における前記樹脂の含有量が、5~15質量%である
ことを特徴とする請求項1に記載の捺染方法。
【請求項6】
前記処理液1が含有する前記溶剤が、沸点が200℃以上の溶剤である
ことを特徴とする請求項1に記載の捺染方法。
【請求項7】
前記処理液1の付与量が、前記布帛の保水量よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の捺染方法。
【請求項8】
前記布帛を担持していた搬送ベルトを、ブレード又はブラシにより洗浄する工程を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の捺染方法。
【請求項9】
前記搬送ベルトを洗浄する工程において、前記搬送ベルトに洗浄液を吹きかける
ことを特徴とする請求項8に記載の捺染方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捺染方法に関する。より詳しくは、本発明は、布帛の風合いとベルトクリーニング性を両立する捺染方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
布帛を染色する捺染において、色材に顔料を用いる技術が知られている。顔料を用いる捺染は、染料を用いる場合と比べて耐光性や耐水性に優れているが、布帛の風合いが損なわれやすい。これに対し、顔料を用いる捺染であっても、特許文献1に記載の方法のように、前処理液とインクを連続して付与すれば、すなわちウェット・オン・ウェットで付与すれば、布帛の風合いが損なわれにくいことが分かった。しかし、この方法では、布帛の風合いが損なわれにくい一方で、捺染に用いる搬送ベルトのクリーニング性が悪化するという問題があることも明らかになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-320656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものである。本発明の解決課題は、布帛の風合いとベルトクリーニング性を両立する捺染方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記課題の原因等について検討した。その結果、カチオン価Xが4.5~10.0mmol/gの範囲内である樹脂を用いることによって、ウェット・オン・ウェットでもベルトクリーニング性が悪化しないことを見いだし、本発明に至った。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
【0006】
1.処理液1及び処理液2を、布帛上で連続して付与する捺染方法であって、
前記処理液1が、樹脂と溶剤を含有し、
前記処理液2が、顔料と溶剤を含有し、
前記樹脂のカチオン価Xが、4.5~10.0mmol/gの範囲内である
ことを特徴とする捺染方法。
【0007】
2.前記処理液2が、アニオン性の樹脂を更に含有する
ことを特徴とする第1項に記載の捺染方法。
【0008】
3.前記処理液1が含有する前記樹脂のカチオン価Xと、前記処理液2が含有する前記樹脂のアニオン価Yとが、以下の関係式(1)を満たす
ことを特徴とする第2項に記載の捺染方法。
関係式(1) Y<X/100
【0009】
4.前記処理液2が含有する前記樹脂のガラス転移温度が、0℃以下である
ことを特徴とする第2項に記載の捺染方法。
【0010】
5.前記処理液2における前記樹脂の含有量が、5~15質量%である
ことを特徴とする第1項に記載の捺染方法。
(【0011】以降は省略されています)

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