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公開番号2024071795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182215
出願日2022-11-15
発明の名称ボックスカルバート
出願人千葉窯業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03F 3/04 20060101AFI20240520BHJP(上水;下水)
要約【課題】頂版排水処理を施されたボックスカルバート内に排水を取り込んで排水効率の向上を図る。
【解決手段】ボックスカルバート11は列状に連結され、左右一対の側壁12と、両側壁12の上端部間を連結する頂版13と、側壁12の下端部間を連結する底版14とを備える。この頂版13上には排水用の勾配が施され、側壁12は勾配をつたって流れてきた排水を集めて内部に取り込む集水導入部材20を備える。この集水導入部材20は、勾配をつたって流れてきた排水を集水する透水マット21と、透水マット21に集水された排水を内部に取り込むウィープホール22とを備える。この透水マット21の下側には、透水マット21に集水された排水の流れ落ちを堰き止めて、ウィープホール22へ案内する止水コンクリート23が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対の側壁と、
前記両側壁の上端部間を連結する頂版と、
前記側壁の下端部間を連結する底版と、
を備え、
前記頂版上には排水用の勾配が施されている一方、
前記側壁は、前記勾配をつたって流れてきた排水を集めて内部に取り込む集水導入部材を備える
ことを特徴とするボックスカルバート。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記集水導入部材は、
前記勾配をつたって流れてきた排水を集水する透水槽と、
前記透水槽に集水された排水を内部に取り込む導入部と、
を備えることを特徴とする請求項1記載のボックスカルバート。
【請求項3】
前記透水槽は、前記側壁の外面に設けられ、
前記透水槽の下側には、前記透水槽に集水された排水の落下を堰き止めて前記導入部へ案内する止水コンクリートが設けられている
ことを特徴とする請求項2記載のボックスカルバート。
【請求項4】
前記集水導入部材は、前記勾配をつたって流れてきた排水を集水する透水管と、
前記透水管に集水された排水を内部に取り込む導入部と、
前記透水管内と前記導入部内との間を連通させる連通管と、
を備えることを特徴とする請求項1記載のボックスカルバート。
【請求項5】
前記透水管は、列状に連結されたボックスカルバート群の長手方向に沿って設置される一方、
前記連結管および前記導入部は、前記ボックスカルバート群の長手方向に一定間隔をおいて設置される
ことを特徴とする請求項4記載のボックスカルバート。
【請求項6】
前記導入部材は、ウィープホールにより構成され、
前記排水の逆流防止用の弁を備える
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか記載のボックスカルバート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、頂版上に排水勾配を施されたボックスカルバートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1,2のボックスカルバートは、地中に埋設される箱型のコンクリート構造物として構成されている。このボックスカルバートの用途は、多岐にわたり水路などの様々なインフラ事業で活用されている。
【0003】
非特許文献1には、頂版排水処理が施されたボックスカルバートが示されている。ここでは寒冷地などで頂版上面の滞水による凍上の影響が予想される場合には、図1に示すように、ボックスカルバート1の頂版2上のコンクリート仕上面3に「2%」程度の勾配を施すことが望ましいと記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-74886
特開2019-152025
【非特許文献】
【0005】
“道路土工カルバート工指針(平成21年度版)” 平成22年3月 公益社団法人日本道路協会 P140
”擁壁用透水マット技術マニュアル”,監修 建設省建設経済局民間宅地指導室,社団法人全国宅地擁壁技術協会,平成3年4月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1の頂版排水処理によれば、矢印Pに示すように、前記勾配によって雨水などを排水することで頂版2上の凍結防止などを図っている。
【0007】
しかしながら、前記勾配をつたって流れてきた排水は、ボックスカルバート1の側壁4脇に流れ落ちるため、地下水として滞水するおそれがある。これでは排水効率が悪く、却って土砂災害などの原因となる危険がある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、頂版排水処理を施されたボックスカルバート内に排水を取り込んで排水効率を向上させることを解決課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明のボックスカルバートは、
一対の側壁と、
前記両側壁の上端部間を連結する頂版と、
前記側壁の下端部間を連結する底版と、
を備え、
前記頂版上には排水用の勾配が施されている一方、
前記側壁は、前記勾配をつたって流れてきた排水を集めて内部に取り込む集水導入部材を備えることを特徴としている。
【0010】
(2)前記集水導入部材の一態様は、
前記勾配をつたって流れてきた排水を集水する透水槽と、
前記透水槽に集水された排水を内部に取り込む導入部と、
を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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