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公開番号2024071312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182192
出願日2022-11-14
発明の名称電鋳バネの製造方法
出願人株式会社ヨコオ
代理人弁理士法人プロウィン
主分類C25D 1/00 20060101AFI20240517BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】 本発明は、電鋳バネの新規な製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の電鋳バネの製造方法は、導電性表面を有する芯材の前記導電性表面上に無機材料層を形成する工程、前記無機材料層の一部を螺旋状に除去して、前記導電性表面を螺旋状に露出する工程、螺旋状に露出した前記導電性表面上に電鋳層を形成する工程、残りの前記無機材料層を除去して、バネ形状の電鋳層を芯材上に得る工程、及び前記バネ形状の電鋳層と前記芯材とを分離して電鋳バネを得る工程を含む。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
導電性表面を有する芯材の前記導電性表面上に無機材料層を形成する工程、
前記無機材料層の一部を螺旋状に除去して、前記導電性表面を螺旋状に露出する工程、
螺旋状に露出した前記導電性表面上に電鋳層を形成する工程、
残りの前記無機材料層を除去して、バネ形状の電鋳層を芯材上に得る工程、及び
前記バネ形状の電鋳層と前記芯材とを分離して電鋳バネを得る工程
を含む、電鋳バネの製造方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
導電性表面を有する芯材に無機材料層を形成する工程の前に、芯材にめっき処理を行うことによって導電性表面を形成する工程を含む、請求項1に記載の電鋳バネの製造方法。
【請求項3】
前記無機材料層の螺旋状の除去が、レーザー照射によって行われる、請求項1に記載の電鋳バネの製造方法。
【請求項4】
前記電鋳層を形成した後に、前記電鋳層及び/又は前記無機材料層の表面を研削する工程をさらに含む、請求項1に記載の電鋳バネの製造方法。
【請求項5】
前記バネ形状の電鋳層と前記芯材とを分離した後に、所定の長さに切断する工程を含む、請求項1に記載の電鋳バネの製造方法。
【請求項6】
前記導電性表面を螺旋状に露出する工程が、所定の幅で全周にわたって前記無機材料層を残す工程を含む、請求項1に記載の電鋳バネの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電鋳バネの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電鋳バネと呼ばれる、ミクロンサイズの微小なバネが知られている。このようなバネは、小型化した電子デバイスに接触させて通電検査を行う際に、電子デバイスに過度な力を与えることなく通電検査をするためのコンタクトプローブに用いることができる。
【0003】
特許文献1及び2は、そのような電鋳バネを備える通電検査治具用接触子の製造方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4572303号公報
特開第2010-281607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的の一例は、電鋳バネの新規な製造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
導電性表面を有する芯材の前記導電性表面上に無機材料層を形成する工程、
前記無機材料層の一部を螺旋状に除去して、前記導電性表面を螺旋状に露出する工程、
螺旋状に露出した前記導電性表面上に電鋳層を形成する工程、
残りの前記無機材料層を除去して、バネ形状の電鋳層を芯材上に得る工程、及び
前記バネ形状の電鋳層と前記芯材とを分離して電鋳バネを得る工程
を含む、電鋳バネの製造方法である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の電鋳バネの製造方法の1つの実施形態の前工程を示す図である。
図2は、本発明の電鋳バネの製造方法の1つの実施形態の後工程を示す図である。
図3は、本発明の電鋳バネの製造方法の他の1つの実施形態の後工程を示す図である。
図4は、所定の幅で全周にわたって残された無機材料層3bを芯材の軸方向に所定の長さで周期的に複数存在させる実施形態の一部の工程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明を以下の実施形態を例として具体的に説明をするが、本発明はこれによって限定されるものではない。本明細書における各工程において用いられる装置、薬品、反応条件等の各手段について特に詳細な言及がない場合には、これらについては当業者であれば周知の手段を用いることができる。各実施形態は、当業者が通常の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、各実施形態について特記していない構成については、他の実施形態と同じ構成又はその実施形態に適した構成を有することができる。
【0009】
図1は、本発明の電鋳バネ10の製造方法の1つの実施形態の前工程を示す図である。図2は、本発明の電鋳バネ10の製造方法の1つの実施形態の後工程を示す図である。図3は、本発明の電鋳バネ10a,10bの製造方法の他の1つの実施形態の後工程を示す図である。各工程において、側面図と断面図を示す。なお、側面図で示されている寸法は見やすさのために実際の各要素の寸法及び寸法比とは異なって描かれており、また断面図においても、見やすさのために側面図の断面の寸法を正確に表現していない。
【0010】
図1(a)は、芯材1に導電性表面2を形成することで得られた、導電性表面2を有する芯材1を示している。芯材1に導電性表面2を形成する工程は、導電性表面2を有する芯材1に無機材料層3を形成する工程の前に行うことができる。芯材1が、十分な導電性を有する導電性材料である場合には、この工程を行う必要はない。しかし、無機材料層3が例えば銅等の金属めっき層であり、芯材1の表面がその金属めっき層3を形成するための工程に必要な導電性を有していない場合、及び/又は電鋳層4を形成するための電鋳工程に必要な導電性を有していない場合には、この工程が必要になる。また、図2及び図3で後述する電鋳バネ10に導電性表面2を最終的に残す実施形態では、コンタクトプローブとして用いるための必要な導電性を電鋳バネ10に与えるためにこの工程を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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