TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024007038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-18
出願番号2022108210
出願日2022-07-05
発明の名称めっき治具
出願人日本ラック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C25D 17/08 20060101AFI20240111BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】電気めっき時における電気抵抗を小さくし、良好なめっきの実現に資するめっき治具を提供すること。
【解決手段】めっき対象であるワークWを一対のクランプアーム1,2によって挟持可能に構成しためっき治具Jであって、一対のクランプアーム1,2の一方は、導電ブロック10と、導電ブロック10を覆う絶縁ブロック11と、一対のクランプアーム1,2によってワークWを挟持する挟持状態のときにワークWの一面側に接触する一面側接触部4とを有し、一面側接触部4は前記導電ブロック10の一部を露出させて構成してある。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
めっき対象であるワークを一対のクランプアームによって挟持可能に構成しためっき治具であって、
一対のクランプアームの一方は、導電ブロックと、導電ブロックを覆う絶縁ブロックと、一対のクランプアームによってワークを挟持する挟持状態のときにワークの一面側に接触する一面側接触部とを有し、
一面側接触部は前記導電ブロックの一部を露出させて構成してあるめっき治具。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記絶縁ブロックを、インサート成形又は2色成形によって設けてあるか、複数の絶縁部材を接合して設けてある請求項1に記載のめっき治具。
【請求項3】
前記一対のクランプアームの他方に、前記挟持状態のときにワークの他面側に接触する他面側接触部を設けてあり、
他面側接触部は、少なくとも前記挟持状態のときに前記導電ブロックにおける前記一面側接触部以外の箇所に電気的に接続された状態となるように構成してある請求項1または2に記載のめっき治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、プリント基板等の板状やシート状を呈するワークをめっき液に浸漬し、電気めっきを施す際、そのワークを保持するために用いられるめっき治具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているめっき装置は、図18(A)及び(B)に示すように、めっき治具110を構成する一対のクランプアーム120,130によって挟持した板状のワークWをめっき液中に浸漬し、通電バー101からめっき治具110を介してワークWに給電することによりワークWにめっき処理を行うように構成されている。
【0003】
めっき治具110の一対のクランプアーム120,130の先端部121,131は、ワークWに接触する通電板140を除き、樹脂コーティング122、132により絶縁される。これにより、めっき治具110自体が補助極として作用しなくなるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-7396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記めっき治具110では、ワークWへの給電は、通電バー101よりめっき治具110のクランプアーム130、ボルト・ナット141、通電板140を介して行われるのであり、ボルト・ナット141や通電板140の断面積の小ささが電気抵抗を増大させる原因となる。
【0006】
また、上記めっき治具110では、その全体が露出する通電板140が補助極(補助陰極)として作用し、めっきに支障を来す懸念があり、この懸念は、通電板140の小型化、つまりは通電板140の断面積を大きくしないようにする動機付けともなる。
【0007】
さらに、上記めっき治具110では、絶縁のために樹脂コーティング122,132を行うが、一般に樹脂コーティング122、132の厚みは高々300ミクロン程度であり、めっき治具110の使用に伴って剥がれる等の破損が生じ易いと考えられ、このような破損が生じた場合も、その破損箇所から露出したクランプアーム120,130の先端部121,131が補助極として作用し、めっきに支障を来し得る。
【0008】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、電気めっき時における電気抵抗を小さくし、良好なめっきの実現に資するめっき治具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係るめっき治具は、めっき対象であるワークを一対のクランプアームによって挟持可能に構成しためっき治具であって、一対のクランプアームの一方は、導電ブロックと、導電ブロックを覆う絶縁ブロックと、一対のクランプアームによってワークを挟持する挟持状態のときにワークの一面側に接触する一面側接触部とを有し、一面側接触部は前記導電ブロックの一部を露出させて構成してある(請求項1)。
【0010】
上記めっき治具において、前記絶縁ブロックを、インサート成形又は2色成形によって設けてあるか、複数の絶縁部材を接合して設けてあってもよい(請求項2)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
小型めっき装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
撥水部材
1か月前
株式会社カネカ
電解装置
3か月前
株式会社カネカ
電解装置
3か月前
太陽誘電株式会社
めっき装置
4か月前
株式会社神戸製鋼所
接点材料
3か月前
株式会社ワンテンス
電解装置
3か月前
日本ラック株式会社
めっき治具
3か月前
株式会社大阪ソーダ
水素発生電極、及びその製造方法
3か月前
株式会社ナノバブル研究所
微細生成物発生装置
14日前
三恵技研工業株式会社
外装品及びその製造方法
15日前
株式会社神戸製鋼所
端子材料および端子
23日前
トヨタ自動車株式会社
水電解装置
29日前
TDK株式会社
電子部品の製造装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
膜電極接合体
1か月前
東レ株式会社
過硫酸アンモニウムの製造方法
4か月前
トヨタ自動車株式会社
水電解システム
1か月前
SECカーボン株式会社
カソードアセンブリ
2か月前
株式会社SCREENホールディングス
水電解装置
1か月前
株式会社東芝
電解装置
1か月前
株式会社東芝
電解装置
1か月前
日本水力株式会社
水素製造システム及び水素製造方法
1か月前
国立大学法人九州工業大学
二酸化炭素還元装置
3か月前
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ
電解槽
1か月前
株式会社神戸製鋼所
導電材料およびその製造方法
1か月前
株式会社東芝
固定化システム
1か月前
株式会社グッドワン
内燃機関のカーボン堆積物の洗浄装置
1か月前
株式会社テックコーポレーション
電解槽
22日前
日本特殊陶業株式会社
被覆基材
2か月前
日本特殊陶業株式会社
被覆基材
2か月前
住友金属鉱山株式会社
金属電着用の陰極板の製造方法
3か月前
株式会社豊田中央研究所
複合電解質
3か月前
日本特殊陶業株式会社
被覆基材
2か月前
エスケー ネクシリス カンパニー リミテッド
銅箔製造装置
4か月前
エスケー ネクシリス カンパニー リミテッド
銅箔製造装置
4か月前
き邦科技股分有限公司
挟持具組立品
3か月前
続きを見る