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公開番号2024071181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182001
出願日2022-11-14
発明の名称空間画像生成装置、物体検知装置及び物体検知方法
出願人日本電信電話株式会社,国立大学法人大阪大学
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G06T 7/50 20170101AFI20240517BHJP(計算;計数)
要約【課題】無線情報から3次元の空間画像を高精度に生成することができる空間画像生成装置、物体検知装置及び物体検知方法を得る。
【解決手段】生成器16と判別器17が、損失関数に基づいて学習を行う敵対的生成ネットワークを構成する。学習時において、生成器16は、対象エリアを伝搬した無線信号の伝搬チャネル情報から偽の3次元点群を生成し、判別器17は、対象エリアの真の3次元点群と偽の3次元点群を比較して偽の3次元点群の正否を判定する。運用時において、生成器16は、伝搬チャネル情報から3次元の空間画像を生成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
損失関数に基づいて学習を行う敵対的生成ネットワークを構成する生成器と判別器を備え、
学習時において、前記生成器は、対象エリアを伝搬した無線信号の伝搬チャネル情報から偽の3次元点群を生成し、前記判別器は、前記対象エリアの真の3次元点群と前記偽の3次元点群を比較して前記偽の3次元点群の正否を判定し、
運用時において、前記生成器は、前記伝搬チャネル情報から3次元の空間画像を生成することを特徴とする空間画像生成装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
学習時において、前記生成器のみを学習させた後に前記生成器と前記判別器を同時に学習させることを特徴とする請求項1に記載の空間画像生成装置。
【請求項3】
前記生成器は、グラフ畳み込みニューラルネットワークを用いて前記伝搬チャネル情報から3次元点群を復元することを特徴とする請求項1又は2に記載の空間画像生成装置。
【請求項4】
前記生成器は、TreeGANに基づいて正規分布に従う乱数と前記伝搬チャネル情報から3次元点群を復元することを特徴とする請求項1又は2に記載の空間画像生成装置。
【請求項5】
前記損失関数としてChamfer Distance又はFrechet Point Cloud Distanceを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の空間画像生成装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の空間画像生成装置と、
生成した前記空間画像を画像処理して前記対象エリアでの物体の有無を検知する物体検知部とを備えることを特徴とする物体検知装置。
【請求項7】
損失関数に基づいて学習を行う敵対的生成ネットワークを構成する生成器と判別器を用いた物体検知方法であって、
学習時において、前記生成器が、対象エリアを伝搬した無線信号の伝搬チャネル情報から偽の3次元点群を生成し、前記判別器が、前記対象エリアの真の3次元点群と前記偽の3次元点群を比較して前記偽の3次元点群の正否を判定する工程と、
運用時において、前記生成器が、前記伝搬チャネル情報から3次元の空間画像を生成する工程と、
生成した前記空間画像を画像処理して前記対象エリアでの物体の有無を検知する工程とを備えることを特徴とする物体検知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空間画像生成装置、物体検知装置及び物体検知方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SNR(Signal-to-Noise Ratio)、OFDM信号の各サブキャリアの伝搬チャネル情報(CSI: Channel State Information)などの無線情報から2次元の画像・映像を生成するワイヤレスセンシング技術が開発されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
CSI2Image: Image Reconstruction From Channel State Information Using Generative Adversarial Networks, IEEE Access 2021
3D Point Cloud Generative Adversarial Network Based on Tree Structured Graph Convolutions, arXiv:1905.06292v2 [cs.CV] 16 May 2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無線情報からのセンシングとして、位置の推定、距離の測定など色々なセンシングが検討されている。しかし、2次元情報は固定視点からの視覚情報となってしまうため、死角が生じ、センシングにおける重要な情報や行動が欠落する可能性がある。例えば、画像に写っている製品又は機器の裏側が欠陥したり、死角で行われている重要な行動や仕草が欠落したりする。このため、センシング精度が低下するという問題があった。また、無線情報から3次元の空間情報を復元する技術はこれまで確立されていない。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は無線情報から3次元の空間画像を高精度に生成することができる空間画像生成装置、物体検知装置及び物体検知方法を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空間画像生成装置は、損失関数に基づいて学習を行う敵対的生成ネットワークを構成する生成器と判別器を備え、学習時において、前記生成器は、対象エリアを伝搬した無線信号の伝搬チャネル情報から偽の3次元点群を生成し、前記判別器は、前記対象エリアの真の3次元点群と前記偽の3次元点群を比較して前記偽の3次元点群の正否を判定し、運用時において、前記生成器は、前記伝搬チャネル情報から3次元の空間画像を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示により、無線情報から3次元の空間画像を高精度に生成することができる。従って、多視点からのセンシングが可能となり、センシング精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る物体検知システムを示す図である。
送信局の構成例を示すブロック図である。
受信局の構成例を示すブロック図である。
実施の形態に係る物体検知装置を示すブロック図である。
実施の形態に係る生成器のネットワーク構造を示す図である。
実施の形態に係る判別器のネットワーク構造を示す図である。
実施の形態に係る判別器の学習のさせ方を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施の形態に係る物体検知システムを示す図である。対象エリア1内に送信局2a,2bと受信局3a,3bが配置されている。無線信号が送信局2a,2bから受信局3a,3bにそれぞれ送信される。これらの無線信号はOFDM信号であり、それぞれ対象エリア1に存在する物体4の影響を受ける。カメラ5a,5bは対象エリア1の画像をそれぞれ別方向から撮影する。受信局3a,3b及びカメラ5a,5bは物体検知装置6に接続されている。物体検知装置6は対象エリア1での物体4の有無を検知する。
【0010】
なお、図1は送信局と受信局が2組の構成を示しているが、1組又は3組以上の構成でもよい。また、1つの送信局と複数の受信局の組み合わせでもよい。また、カメラが2つの構成を示したが、3つ以上でもよい。また、図1では送信局2a,2bと受信局3a,3bがそれぞれ物体4を挟んで対向しているが、物理的に対向している必要はない。
(【0011】以降は省略されています)

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