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公開番号2024071122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181894
出願日2022-11-14
発明の名称画像データの管理方法、プログラム及びX線検査装置
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G01N 23/046 20180101AFI20240517BHJP(測定;試験)
要約【課題】X線断層画像を用いて行う部品実装基板の検査において、検査に用いた画像を長期的に保存しつつ、記憶容量の削減を実現する技術を提供する。
【解決手段】部品実装基板の検査に用いられるX線検査装置であって、前記部品実装基板に係る複数の断層画像を取得する画像取得手段と、前記断層画像データのそれぞれに対して、所定の判定基準に基づいて第1圧縮方法で圧縮するか否かを判定する圧縮方法判定手段と、前記第1圧縮方法または第2圧縮方法のいずれかの圧縮方法により前記断層画像データを圧縮する画像圧縮手段と、を有するX線検査装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
部品実装基板のX線検査に係る画像データの管理方法であって、
前記部品実装基板に係る複数の断層画像データを取得する画像取得ステップと、
取得した複数の前記断層画像データのそれぞれに対して、所定の判定基準に基づいて第1圧縮方法で圧縮するか否かを判定する判定ステップと、
前記第1圧縮方法または第2圧縮方法のいずれかの圧縮方法により前記断層画像データを圧縮する圧縮ステップと、を有する
画像データの管理方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1圧縮方法は可逆圧縮であり、前記第2圧縮方法は非可逆圧縮である、
請求項1に記載の画像データの管理方法。
【請求項3】
取得した複数の前記断層画像データに対して、所定の画像処理を施す画像処理ステップをさらに有しており、
前記判定ステップでは、前記画像処理を施された処理画像データから得られる特徴量を用いて前記所定の判定基準を満たすか否かを判定する、
請求項1に記載の画像データの管理方法。
【請求項4】
前記所定の判定基準は、前記断層画像データが前記部品実装基板における金属部分を含む断層画像データであるか否かであり、
前記判定ステップでは、前記断層画像データが前記部品実装基板における金属部分を含む断層画像データである場合に前記第1圧縮方法で圧縮すると判定し、前記断層画像データが前記部品実装基板における金属部分を含まない断層画像データである場合に前記第2圧縮方法で圧縮すると判定する、
請求項1に記載の画像データの管理方法。
【請求項5】
前記部品実装基板の前記X線検査の検査結果を取得する検査結果取得ステップをさらに有しており、
前記所定の判定基準は、前記検査結果が不良であるか否かであり、
前記判定ステップでは、前記検査結果が不良である場合には該不良に係る前記断層画像データを前記第1圧縮方法で圧縮すると判定し、前記検査結果が良品である場合には前記断層画像データを前記第2圧縮方法で圧縮すると判定する、
請求項1に記載の画像データの管理方法。
【請求項6】
前記所定の判定基準は、前記断層画像データの取得時から所定期間が経過したか否かであり、
前記判定ステップでは、前記断層画像データがその取得時から所定期間を経過していない場合に前記第1圧縮方法で圧縮すると判定し、前記断層画像データがその取得時から所定期間を経過している場合には前記第2圧縮方法で圧縮すると判定する、
請求項1に記載の画像データの管理方法。
【請求項7】
前記圧縮ステップでは、
前記第1圧縮方法で圧縮する複数の前記断層画像データ、及び前記第2圧縮方法で圧縮する複数の前記断層画像データを、それぞれの圧縮方法ごとに2次元画像データとして結合したうえで各圧縮方法により圧縮を行う、
請求項1に記載の画像データの管理方法。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の画像データの管理方法の各ステップの処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項9】
部品実装基板の検査に用いられるX線検査装置であって、
前記部品実装基板に係る複数の断層画像を取得する画像取得手段と、
前記断層画像データのそれぞれに対して、所定の判定基準に基づいて第1圧縮方法で圧縮するか否かを判定する圧縮方法判定手段と、
前記第1圧縮方法または第2圧縮方法のいずれかの圧縮方法により前記断層画像データを圧縮する画像圧縮手段と、を有する
X線検査装置。
【請求項10】
前記第1圧縮方法は可逆圧縮であり、前記第2圧縮方法は非可逆圧縮である、
請求項9に記載のX線検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置、画像データの管理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、物体に照明光を照射して撮影された画像を用いて物体の三次元形状を測定する技術が知られており、当該測定された形状と予め設定されている判定基準とを照合することなどにより、当該物体における欠陥の有無や種類を検査することが行われている。
【0003】
また、近年では、各種製品の小型化、精密化が進んでおり、例えば部品実装基板などでも部品実装密度が増大し、撮影装置の視野の影になる部位が増えることにより、外観検査では正確には検査できない部品が増加している。そして、これに対して、X線CT(Computed Tomography)検査により外観では検査できない部分の検査を実施する技術が公知となっている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-223468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の技術のように、X線CT検査により三次元形状を取得して検査を行う場合、多数の画像データを取得し、これに基づく再構成処理を行って三次元のCT画像を取得する。当該CT画像は三次元データであるため、2次元画像データと比較して、1回あたりの検査で出力されるファイルの容量が大きい。一方、基板の検査を実施した後に、トレーサビリティの観点などから、検査に用いた画像及び検査結果を長期保存するニーズが存在する。その際、上記のように容量の大きいファイルを長期保存する場合には、膨大な記録容量が必要となってしまう、という問題があった。
【0006】
本発明は、上記の実情に鑑み、X線断層画像を用いて行う部品実装基板の検査において、検査に用いた画像を長期的に保存しつつ、記憶容量の削減を実現する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。即ち、
部品実装基板のX線検査に係る画像データの管理方法であって、
前記部品実装基板に係る複数の断層画像データを取得する画像取得ステップと、
取得した複数の前記断層画像データのそれぞれに対して、所定の判定基準に基づいて第1圧縮方法で圧縮するか否かを判定する判定ステップと、
前記第1圧縮方法または第2圧縮方法のいずれかの圧縮方法により前記断層画像データを圧縮する圧縮ステップと、を有する
画像データの管理方法である。
【0008】
ここで、第2圧縮方法は特定の圧縮方法を示すものではなく、圧縮率が異なる場合も含めて第1圧縮方法以外の圧縮方法全般を指す意味である。このような画像データの管理用法によれば、X線検査装置において取得した大量の断層画像データを、所定の判断基準に基づいて圧縮方法を変えたうえで圧縮して保存することができる。これにより、ユーザーにとって相対的に重要度の高いデータは、圧縮率を低くしてデータの再利用の途を残すと
ともに、重要度の低いデータは高い圧縮率で保存することで記憶容量の節約を行うことが可能になる。なお、前記第1圧縮方法は可逆圧縮であり、第2圧縮方法は非可逆圧縮であってもよい。
【0009】
また、前記画像データの管理方法は、取得した複数の前記断層画像データに対して、所定の画像処理を施す画像処理ステップをさらに有しており、
前記判定ステップでは、前記画像処理を施された処理画像データから得られる特徴量を用いて前記所定の判定基準を満たすか否かを判定するものであってもよい。
【0010】
ここで、「所定の画像処理」としては、例えば画像の二値化や、画像中における特定の要素に対するアノテーション、輝度勾配情報を用いたエッジ検出、プロファイル画像の生成などを例示することができる。また、「特徴量」は、例えば、所定値以上の輝度の画素数、輝度のバラつき、輝度の変化度(ある部分の画素とその周囲の画素との差分など)などを例示することができる。このような構成であれば、処理画像から検査のための特徴量と同一の特徴量を抽出して、検査基準と対応した判定基準を用いるなどして、自動的に検査内容と連動して断層画像データの重要度に応じた圧縮方法の決定が可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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