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公開番号2024070414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180886
出願日2022-11-11
発明の名称包装物品
出願人日本製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 81/32 20060101AFI20240516BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 簡単な操作で包装袋から液状内容物を容易に注出できる包装物品を得る。
【解決手段】 矩形状のシート材3を袋状に接着して形成される包装袋2と、包装袋2に収容された液状内容物を備える包装物品であって、包装袋2は、シート材3の第1接着区画部4と第2接着区画部5を向かい合わせて接着して筒状体13を形成し、筒状体13を第3折罫線8と第4折罫線9を山折りして平坦状にし、第3接着区画部8の対向面同士及び第4接着区画部9の対向面同士を接着して筒状体13の開口部を封止して形成される液状内容物を収容する収容部17を備え、第1接着区画部4と第2接着区画部5が接着されて形成される接着部14には、液状内容物を収容した包装袋2の収容部17を外部から押圧したときに、剥離して収容部17と外部とを連通させて注出口となる弱接着部18を設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
矩形状のシート材を袋状に接着して形成される包装袋と、前記包装袋に収容された液状内容物を備える包装物品であって、
前記シート材の長手方向の両端の位置に設けられ、短方向に沿って帯状に区画された第1接着区画部、第2接着区画部と、前記第1接着区画部の前記長手方向内端に沿って前記短方向と平行に設けられた第1折罫線と、前記第2接着区画部の前記長手方向内端に沿って前記短方向と平行に設けられた第2折罫線と、前記第1折罫線と前記第2折罫線の中間と前記第1折罫線との中間位置に前記短方向と平行に設けられた第3折罫線と、前記第1折罫線と前記第2折罫線の中間と前記第2折罫線との中間位置に前記短方向と平行に設けられた第4折罫線と、前記短方向の両端の位置に前記長手方向に沿って帯状に区画された第3接着区画部、第4接着区画部と、を有し、
前記包装袋は、前記シート材の前記第1接着区画部と前記第2接着区画部を向かい合わせて接着して筒状体を形成し、該筒状体を前記第3折罫線と前記第4折罫線を山折りして平坦状にし、前記第3接着区画部の対向面同士及び前記第4接着区画部の対向面同士を接着して該筒状体の開口部を封止して形成される前記液状内容物を収容する収容部を備え、
前記第1接着区画部と前記第2接着区画部が接着されて形成される接着部には、前記液状内容物を収容した前記包装袋の前記収容部を外部から押圧したときに、剥離して前記収容部と外部とを連通させて注出口となる弱接着部が設けられていることを特徴とする包装物品。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記シート材は、前記液状内容物と当接する内面又は両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなることを特徴とする請求項1に記載の包装物品。
【請求項3】
前記接着部に設けられた弱接着部は、易剥離剤の塗布により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装物品。
【請求項4】
前記シート材には、前記第1折罫線と前記第2折罫線のと中間位置に前記短方向と平行に設けられた第5折罫線を有していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の包装物品。
【請求項5】
前記シート材には、前記長手方向における前記第3接着区画部と前記第4接着区画部の中間位置に、前記第1接着区画部と前記第2接着区画部に繋がる第5接着区画部が帯状に区画されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の包装物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、矩形状のシート材を袋状に接着して形成される包装袋と、前記包装袋に収容された液状内容物を備える包装物品に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、包装袋内に液状内容物が密封された包装物品として、例えば、特許文献1に開示される包装物品が知られている。特許文献1の包装物品は、熱溶着可能な樹脂フィルムからなるシート材を袋状に接着して形成される包装袋と、包装袋に収容された液状内容物を備えており、包装袋は、液状内容物を収容する収容部と、収容部に隣接して設けられる流入部と、収容部と流入部とを区画する区画部と、流入部に連通されるとともに外部に開放された流出通路とを備え、区画部には、開封操作時に剥離されることによって、収容部と流入部とを連通させる弱シール部が設けられている。
【0003】
特許文献1の包装物品にあって、包装袋からの液状内容物の注出は、包装袋の収容部を挟圧して収容部内の液状内容物を加圧し、加圧された液状内容物の押圧により弱シール部を剥離させて開封させ、更に収容部の挟圧を続け、収容部に収容されている液状内容物を剥離した弱シール部から前記流入部、流出通路を通して外部に絞り出すようにして注出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-13850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、特許文献1の包装物品では、包装袋からの液状内容物の注出は、包装袋の収容部を挟圧して収容部内の液状内容物を加圧し、収容部に収容されている液状内容物を剥離した弱シール部から絞り出すようにするが、収容部内の液状内容物が少なくなると絞り出し難くなり、液状内容物を残らず注出させるには面倒な操作を要するといた問題があった。
【0006】
本発明の目的は、簡単な操作で包装袋から液状内容物を容易に注出できる包装物品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、矩形状のシート材を袋状に接着して形成される包装袋と、前記包装袋に収容された液状内容物を備える包装物品であって、前記シート材の長手方向の両端の位置に設けられ、短方向に沿って帯状に区画された第1接着区画部、第2接着区画部と、前記第1接着区画部の前記長手方向内端に沿って前記短方向と平行に設けられた第1折罫線と、前記第2接着区画部の前記長手方向内端に沿って前記短方向と平行に設けられた第2折罫線と、前記第1折罫線と前記第2折罫線の中間と前記第1折罫線との中間位置に前記短方向と平行に設けられた第3折罫線と、前記第1折罫線と前記第2折罫線の中間と前記第2折罫線との中間位置に前記短方向と平行に設けられた第4折罫線と、前記短方向の両端の位置に前記長手方向に沿って帯状に区画された第3接着区画部、第4接着区画部と、を有し、前記包装袋は、前記シート材の前記第1接着区画部と前記第2接着区画部を向かい合わせて接着して筒状体を形成し、該筒状体を前記第3折罫線と前記第4折罫線を山折りして平坦状にし、前記第3接着区画部の対向面同士及び前記第4接着区画部の対向面同士を接着して該筒状体の開口部を封止して形成される前記液状内容物を収容する収容部を備え、前記第1接着区画部と前記第2接着区画部が接着されて形成される接着部には、前記液状内容物を収容した前記包装袋の前記収容部を外部から押圧したときに、剥離して前記収容部と外部とを連通させて注出口となる弱接着部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、前記包装袋は、前記シート材の前記第1接着区画部と前記第2接着区画部を向かい合わせて接着して筒状体を形成し、該筒状体を前記第3折罫線と前記第4折罫線を山折りして平坦状にし、前記第3接着区画部の対向面同士及び前記第4接着区画部の対向面同士を接着して該筒状体の開口部を封止して形成される前記液状内容物を収容する収容部を備え、前記第1接着区画部と前記第2接着区画部が接着されて形成される接着部には、前記液状内容物を収容した前記包装袋の前記収容部を外部から押圧したときに、剥離して前記収容部と外部とを連通させて注出口となる弱接着部が設けられているので、前記収容部から液状内容物を注出させる場合、前記収容部を前記第1折罫線と前記第2折罫線の中間から谷折りして二つ折りすることにより、二つ折りされた収容部が互いに押し合い、前記収容部に収容されている液状内容物を加圧する作用が働き、加圧された液状内容物の押圧により前記第1接着区画部と前記第2接着区画部が接着されて形成される接着部に設けられている注出口となる前記弱接着部を容易に剥離させ注出口を開口させることができる。そして、二つ折りされた収容部の二つに分けられた分割収容部を重ね合わせて両側から挟圧することにより、前記分割収容部同士が押し合って、液状内容物を前記分割収容部から容易に絞り出し外部へ注出することができる。このように、二つ折りして挟圧し液状内容物を注出する機構を用いることで、二つ折りしないで押し出す場合よりも、一度に注出する液量を2倍にすることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記シート材は、前記液状内容物と当接する内面又は両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、前記シート材は、前記液状内容物と当接する内面又は両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなるので、シート材が樹脂フィルムの場合と比べ剛性が高く、前記収容部からの液状内容物の注出時に、前記収容部を挟圧したときの液状内容物への加圧が効果的に作用し、前記収容部からの液状内容物の絞り出しを効果的に行うことができる。また、前記シート材は板紙素材からなるので環境問題、廃棄性に適している。
(【0011】以降は省略されています)

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