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公開番号2024072659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183624
出願日2022-11-16
発明の名称組立箱用ブランクシートおよび箱
出願人日本製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 5/42 20060101AFI20240521BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 容易に箱を組み立てられる組立箱用ブランクシートおよび組立箱用ブランクシートから組み立てられる箱を得る。
【解決手段】 底部2に第1折線3を介し第1側壁部4を設け、第2折線5を介し第2側壁部6を設け、第1側壁部4と第2側壁部6の間に、第3折線7、第4折線8を介して連接し、第2側壁部6側に折り込まれる折込部10を設け、折込部10には第3折線7、第4折線8の間の対角線上に、第3折線7、第4折線8の交点を対角線の下端としたとき下端から先端に達しない範囲で第5折線9を設け、折込部10には第5折線9の先端から第4折線8に繋がる第1スリット11を設け、第4折線8上には第1スリット11の接続位置から第4折線8の先端まで第2スリット12を設け、折込部10の第1側壁部4側の開放辺には、第6折線13を介して係止片部14を設け、第2側壁部6の開放辺には係止片部14を嵌合する嵌合凹部15を形成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右一対の縦辺と上下一対の横辺とにより矩形状の外形をなす組立箱用ブランクシートであって、
矩形状の底部の縦辺となる相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する第1側壁部が設けられ、前記底部の横辺となる他の相対向する二辺にそれぞれ第2折線を介して連接する第2側壁部が設けられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に、両側端縁にそれぞれ第3折線、第4折線を介して連接し、前記第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれる折込部が設けられ、前記折込部には、第3折線、第4折線の間の対角線上に、第3折線、第4折線の交点を対角線の下端としたとき、下端から先端に達しない範囲で第5折線が設けられ、さらに前記折込部には、第5折線の先端から第4折線に繋がる第1スリットが設けられ、また、第4折線上には、前記第1スリットの接続位置から第4折線の先端まで第2スリットが設けられ、前記折込部の2つの開放辺のうちの前記第1側壁部側の開放辺には、第6折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記第2側壁部の開放辺には、前記折込部が第5折線から二つ折りされ第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれたとき、前記折込部の開放辺に設けられた前記係止片部を嵌合する嵌合凹部が形成されていることを特徴とする組立箱用ブランクシート。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2側壁部の開放辺に形成された前記嵌合凹部は、開放辺の端縁からシート厚を超える深さに切り取って形成され、前記折込部の前記第1側壁部側の開放辺に設けられた前記係止片部は、前記嵌合凹部より広幅の係止部と、前記嵌合凹部に嵌合可能な幅を有し、前記折込部の前記第1側壁部側の開放辺に連接している連接部とからなり、前記連接部は前記第1側壁部に入れられた前記第2側壁部の開放辺に形成された前記嵌合凹部と略同幅で、且つ前記嵌合凹部と略同深さの2本の切り込みにより形成され、前記切り込みの先端を結ぶ線が前記第6折線となっていることを特徴とする請求項1に記載の組立箱用ブランクシート。
【請求項3】
前記底部の縦辺となる相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する一方の前記第1側壁部の開放辺に、矩形状の蓋天板部が、第7折線を介して一方の縦辺を連接して設けられ、前記蓋天板部の他方の縦辺には第8折線を介して連接する蓋第1側壁部が設けられ、前記蓋天板部の横辺となる相対向する二辺には、それぞれ第9折線を介して連接する蓋第2側壁部が設けられ、前記蓋第1側壁部の両側辺には、第10折線を介して連接し、前記蓋第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれる折込片が設けられ、前記蓋第2側壁部の先端側開放辺には、第11折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記折込片の前記蓋第1側壁部側の開放辺には、前記折込片が第11折線から蓋第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれたとき、前記折込片の開放辺に設けられた前記係止片部を嵌合する嵌合凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の組立箱用ブランクシート。
【請求項4】
前記折込片の前記蓋第1側壁部側の開放辺に形成された前記嵌合凹部は、開放辺の端縁からシート厚を超える深さに切り取って形成され、前記蓋第2側壁部の先端側開放辺に設けられた前記係止片部は、前記嵌合凹部より広幅の係止部と、前記嵌合凹部に嵌合可能な幅を有し、前記蓋第2側壁部の先端側開放辺に連接している連接部とからなり、前記連接部は前記蓋第1側壁部に入れられた、前記折込片の前記第3側壁部側の開放辺に形成された前記嵌合凹部と略同幅で、且つ前記嵌合凹部と略同深さの2本の切り込みにより形成され、前記切り込みの先端を結ぶ線が前記第11折線となっていることを特徴とする請求項3に記載の組立箱用ブランクシート。
【請求項5】
前記底部の縦辺となる相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する一方の前記第1側壁部の開放辺に、矩形状の蓋天板部が、第12折線を介して一方の縦辺を連接して設けられ、前記蓋天板部の他方の縦辺である開放辺または前記底部に第1折線を介して連接する他方の前記第1側壁部の開放辺のいずれか一方に、第13折線を介して連接する側片部が設けられ、前記蓋天板部と前記側片部との間または前記第1側壁部と前記側片部との間の第13折線上には差込孔が設けられており、前記蓋天板部の他方の縦辺である開放辺または前記底部に第1折線を介して連接する他方の前記第1側壁部の開放辺のいずれか他方に、第14折線を介して連接する前記差込孔に差し込み可能な差込片が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の組立箱用ブランクシート。
【請求項6】
請求項1に記載の組立箱用ブランクシートを用いて組み立てられた箱であって、
前記底部の相対向する二辺に設けられている前記第1側壁部が第1折線から谷折りされて立ち上げられ、前記底部の他の相対向する二辺に設けられている前記第2側壁部が第2折線から谷折りされて立ち上げられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に設けられている前記折込部が、第5折線から山折りされ、そして第3折線、第4折線から谷折りされて前記第2側壁部の内面側に折り込まれ、前記折込部の開放辺に設けられている前記係止片部が第6折線から山折りされて外方に倒され、前記第2側壁部の開放辺に形成されている嵌合凹部に嵌合されていることを特徴とする箱。
【請求項7】
請求項1に記載の組立箱用ブランクシートを用いて組み立てられた箱であって、
前記底部の相対向する二辺に設けられている前記第1側壁部が第1折線から谷折りされて立ち上げられ、前記底部の他の相対向する二辺に設けられている前記第2側壁部が第2折線から谷折りされて立ち上げられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に設けられている前記折込部が、第5折線から谷折りされ、そして第3折線から谷折りされ第4折線から山折りされて前記第2側壁部の外面側に折り込まれ、前記折込部の開放辺に設けられている前記係止片部が第6折線から谷折りされて内方に倒され、前記折込部の前記第2側壁部側の開放辺および前記第2側壁部の開放辺に形成されている前記嵌合凹部に嵌合されていることを特徴とする箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組立箱用ブランクシートおよび組立箱用ブランクシートから組み立てられる箱に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
一枚のシートから組み立てられる箱として、図26に示すように、箱本体の四辺形の底壁50の四周側辺にそれぞれ側壁51、51、52、52が連接され、隣接する側壁51、52の側辺間に跨がって外方に2つ折りされる連結片53が連接され、箱本体の各側壁51、51、52、52の上縁および連結片53の外側片部上縁に外方に折り返される折り返し片54、55が連接されていると共に、この外側片部の折り返し片56が一対の対向側壁の折り返し片54の両端に連接され、他の一対の対向側壁の折り返し片55の先端に連結片と側壁との間に折り込まれる折り込み片57が連接され、この折り込み片57が折り返し片56、連結片53と側壁52との間に折り込まれた状態のもとで、一対の対向側壁上部に手掛け部が形成されるものとする段ボール箱が知られている(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-273131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている段ボール箱は、底壁50の四周側辺から側壁51、51、52、52を立ち上げ、隣接する側壁51、52の側辺間に跨がって連接されている連結片53を外方に2つ折りし、各側壁51、51、の上縁に連接されている折り返し片54と、連結片53の外側片部上縁に連接されている折り返し片56を外方に折り返し、外方に2つ折りされた連結片53、53と、連結片53の外側片部上縁に連接され外方に折り返される折り返し片56を側壁52,52の外面に重ね、その上から側壁52、52の上縁に連接されている折り返し片55を外方に折り返して重ね、折り返し片55の先端に連接されている折り込み片57を折り返し片56、連結片53と側壁52との間に折り込むようにして組み立てられるので、組み立てが非常に面倒であるといった問題があった。
【0005】
本発明の目的は、一枚のブランクシートから箱を容易に組み立てられる組立箱用ブランクシートおよび組立箱用ブランクシートから組み立てられる箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、左右一対の縦辺と上下一対の横辺とにより矩形状の外形をなす組立箱用ブランクシートであって、矩形状の底部の縦辺となる相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する第1側壁部が設けられ、前記底部の横辺となる他の相対向する二辺にそれぞれ第2折線を介して連接する第2側壁部が設けられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に、両側端縁にそれぞれ第3折線、第4折線を介して連接し、前記第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれる折込部が設けられ、前記折込部には、第3折線、第4折線の間の対角線上に、第3折線、第4折線の交点を対角線の下端としたとき、下端から先端に達しない範囲で第5折線が設けられ、さらに前記折込部には、第5折線の先端から第4折線に繋がる第1スリットが設けられ、また、第4折線上には、前記第1スリットの接続位置から第4折線の先端まで第2スリットが設けられ、前記折込部の2つの開放辺のうちの前記第1側壁部側の開放辺には、第6折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記第2側壁部の開放辺には、前記折込部が第5折線から二つ折りされ第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれたとき、前記折込部の開放辺に設けられた前記係止片部を嵌合する嵌合凹部が形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に設けられている前記折込部を、前記第3折線、前記第4折線から谷折りし前記第5折線から山折りして内方に二つ折りしながら、前記底部から前記第1側壁部と前記第2側壁部を前記第1折線、前記第2折線から谷折りして立ち上げ、二つ折りした前記折込部を前記第2側壁部の内面側に折り込み前記第2側壁部の内面に重ね、この状態から、前記折込部の開放辺に設けられている前記係止片部を第6折線から山折りして外方に倒し、前記第2側壁部の開放辺に形成されている前記嵌合凹部に嵌合する、または、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に設けられている前記折込部を、前記第3折線から谷折りし、前記第4折線から山折りし前記第5折線から谷折りして外方に二つ折りしながら、前記底部から前記第1側壁部と前記第2側壁部を前記第1折線、前記第2折線から谷折りして立ち上げ、二つ折りした前記折込部を前記第2側壁部の外面側に折り込み前記第2側壁部の外面に重ね、この状態から、前記折込部の開放辺に設けられている前記係止片部を第6折線から谷折りして内方に倒し、前記第2側壁部の開放辺に形成されている前記嵌合凹部に嵌合する、といった簡単な作業で箱を組み立てることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記第2側壁部の開放辺に形成された前記嵌合凹部は、開放辺の端縁からシート厚を超える深さに切り取って形成され、前記折込部の前記第1側壁部側の開放辺に設けられた前記係止片部は、前記嵌合凹部より広幅の係止部と、前記嵌合凹部に嵌合可能な幅を有し、前記折込部の前記第1側壁部側の開放辺に連接している連接部とからなり、前記連接部は前記第1側壁部に入れられた前記第2側壁部の開放辺に形成された前記嵌合凹部と略同幅で、且つ前記嵌合凹部と略同深さの2本の切り込みにより形成され、前記切り込みの先端を結ぶ線が前記第6折線となっていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、前記第2側壁部の開放辺に形成された前記嵌合凹部の深さがシート厚を超える深さとなっており、そして、前記折込部の前記第1側壁部側の開放辺に設けられた前記係止片部を構成する係止部は前記嵌合凹部より広幅となっており、前記連接部は前記嵌合凹部と略同幅で且つ前記嵌合凹部と略同深さの切り込みにより形成されているので、前記係止片部の前記連接部を前記第6折線から折り曲げて前記嵌合凹部に嵌合したとき、前記連接部は前記嵌合凹部に密に嵌合した状態となり、且つ前記係止部は前記第2側壁部に係止し前記嵌合凹部から抜け止めされた状態となり、前記係止片部と前記嵌合凹部との間に確実な係止状態が得られ、前記第2側壁部と、前記第2側壁部の内面側または外面側に折り込まれた前記折込部を確実に固定することができ、堅牢な箱を得ることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記底部の縦辺となる相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する一方の前記第1側壁部の開放辺に、矩形状の蓋天板部が、第7折線を介して一方の縦辺を連接して設けられ、前記蓋天板部の他方の縦辺には第8折線を介して連接する蓋第1側壁部が設けられ、前記蓋天板部の横辺となる相対向する二辺には、それぞれ第9折線を介して連接する蓋第2側壁部が設けられ、前記蓋第1側壁部の両側辺には、第10折線を介して連接し、前記蓋第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれる折込片が設けられ、前記蓋第2側壁部の先端側開放辺には、第11折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記折込片の前記蓋第1側壁部側の開放辺には、前記折込片が第11折線から蓋第2側壁部の内面側又は外面側に折り込まれたとき、前記折込片の開放辺に設けられた前記係止片部を嵌合する嵌合凹部が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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