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公開番号2024070389
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180845
出願日2022-11-11
発明の名称座屈拘束ブレース
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20240516BHJP(建築物)
要約【課題】アンボンド材を用いずに芯材と拘束材との間に所定のクリアランスを形成できる座屈拘束ブレースを提供する。
【解決手段】座屈拘束ブレース1は、芯材2と、箱状部材31内に硬化材32が充填されており、芯材2の弱軸方向に直交する各面に硬化材32を対向させて配置される拘束材3と、を備えている。そして、拘束材3の箱状部材31における対向面部310,311の各々の内面側に、繋ぎ面部から離間して位置するとともに上記硬化材32の天端から突出する複数の突出部材4を拘束材3の長辺方向に間隔をあけて備えており、上記突出部材4が上記芯材2に接触することで、上記芯材2と各拘束材3の上記硬化材32との間に所定のクリアランスが形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
端部に接合部を有する芯材と、
一対の対向面部と当該対向面部を繋ぐ繋ぎ面部とを有する箱状部材内に硬化材が充填されており、上記芯材の弱軸方向に直交する各面に上記硬化材を対向させて配置される拘束材と、
を備える座屈拘束ブレースであって、
上記箱状部材における上記対向面部の各々の内面側に、上記繋ぎ面部から離間して位置するとともに上記硬化材の天端から突出する複数の突出部材を上記拘束材の長辺方向に間隔をあけて備えており、上記突出部材が上記芯材に接触することで、上記芯材と各拘束材の上記硬化材との間に所定のクリアランスが形成されることを特徴とする座屈拘束ブレース。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、各突出部材は、一方の上記対向面部と他方の上記対向面部との間に渡る一枚板であり、これら対向面部の間隔を規定することを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項3】
請求項2に記載の座屈拘束ブレースにおいて、各突出部材の両端が上記対向面部の内面に固定されていることを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項4】
請求項2に記載の座屈拘束ブレースにおいて、2本の長尺の板部材間に上記複数の突出部材の両端が固定された梯子状部材が上記対向面部間で上記拘束材の長辺方向に延びて配置され、上記板部材が上記対向面部の内面に固定されていることを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項5】
請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、各突出部材の一端側は、一方の上記対向面部または他方の上記対向面部から離間することを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項6】
請求項5に記載の座屈拘束ブレースにおいて、各突出部材の他端側が各対向面部の内面に固定されていることを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項7】
請求項5に記載の座屈拘束ブレースにおいて、長尺の板部材に上記複数の突出部材の他端側が固定された2個の櫛歯状部材の各々が各対向面部に沿って上記拘束材の長辺方向に延びて配置され、各櫛歯状部材の板部材が上記対向面部の内面に固定されていることを特徴とする座屈拘束ブレース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、芯材を一対の拘束材によって拘束してなる座屈拘束ブレースに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、芯材を一対の拘束材によって拘束してなる座屈拘束ブレースが開示されている。この座屈拘束ブレースは、上記芯材が配置される側が開口した溝形鋼材と、この溝形鋼材内に充填したモルタルとを有する。そして、上記芯材が配置される高さ相当位置に、上記溝形鋼材の長さ方向に延びて芯材の強軸方向の端面に対向して当該芯材の移動を規制する棒状スペーサが溶接等により固定されている。また、上記座屈拘束ブレースにおいては、上記芯材の表面にアンボンド材が貼り付けられており、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスが形成されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-32701号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記座屈拘束ブレースにおいては、上記アンボンド材の幅は芯材の幅と同幅とされており、上記芯材の幅が細かな変更幅で設計されることから、上記アンボンド材も上記芯材の幅設計に合わせた幅で作製することとしていた。このため、アンボンド材の加工手間が生じ、アンボンド材の納期遅延や歩留まりの低下を招来していた。
【0005】
この発明は、アンボンド材を用いずに芯材と拘束材との間に所定のクリアランスを形成できる座屈拘束ブレースを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の座屈拘束ブレースは、端部に接合部を有する芯材と、
一対の対向面部と当該対向面部を繋ぐ繋ぎ面部とを有する箱状部材内に硬化材が充填されており、上記芯材の弱軸方向に直交する各面に上記硬化材を対向させて配置される拘束材と、
を備える座屈拘束ブレースであって、
上記箱状部材における上記対向面部の各々の内面側に、上記繋ぎ面部から離間して位置するとともに上記硬化材の天端から突出する複数の突出部材を上記拘束材の長辺方向に間隔をあけて備えており、上記突出部材が上記芯材に接触することで、上記芯材と各拘束材の上記硬化材との間に所定のクリアランスが形成されることを特徴とする。
【0007】
上記の構成であれば、上記複数の突出部材が上記芯材に接触することで、上記芯材と各拘束材の上記硬化材との間に所定のクリアランスが形成される。これにより、アンボンド材が不要になり、このアンボンド材の加工手間に起因する納期遅延等の問題を解消できる。また、上記突出部材は、上記繋ぎ面部から離間して位置するので、この離間領域を通じて上記箱状部材内の上記硬化材の一体性(非分断)が確保される。
【0008】
各突出部材は、一方の上記対向面部と他方の上記対向面部との間に渡る一枚板であり、これら対向面部の間隔を規定してもよい。これによれば、上記箱状部材における上記対向面部の間隔を規定できるので、上記対向面部の間隔の製造時の誤差の修正、上記硬化材の打設時の上記対向面部の開きの防止が図れる。また、隣り合う上記突出部材間に位置する上記硬化材の部分においては、支圧強度の向上が期待でき、上記拘束材の局部耐力向上が可能となる。
【0009】
各突出部材の両端が上記対向面部の内面に固定されていてもよい。
【0010】
或いは、2本の長尺の板部材間に上記複数の突出部材の両端が固定された梯子状部材が上記対向面部間で上記拘束材の長辺方向に延びて配置され、上記板部材が上記対向面部の内面に固定されていてもよい。これによれば、上記複数の突出部材自体を上記対向面部の内面に個別に固定するのに比べて、製作効率を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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