TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024069125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2023035121
出願日2023-03-08
発明の名称半導体装置内における信号転送の管理
出願人旺宏電子股ふん有限公司
代理人個人,個人,個人
主分類G11C 7/10 20060101AFI20240514BHJP(情報記憶)
要約【課題】半導体装置において信号転送を管理するためのシステム、方法、回路及び装置を提供する。
【解決手段】集積回路500は、各々が信号を受信する複数のデータキュー(DQ)等の任意の適切な1つ以上のターゲットユニットと、1つ以上のターゲットユニットへの信号経路上に配置された複数の反転ユニットとを含む。複数の反転ユニットは、信号バス502上に複数のバッファ回路510-1、510-2を含む。各バッファ回路は、入力信号を奇数回反転し、右から左へと転送される入力信号信号503-Rを1回反転させる第1の論理インバータ512又は左から右へと転送される別の入力信号503-Lを1回反転させる第2の論理インバータ514を含む。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
集積回路であって、
各々が信号を受信するように構成された1つ以上のターゲットユニットと、
前記1つ以上のターゲットユニットへの信号経路上に配置された複数の反転ユニットとを備え、
前記1つ以上のターゲットユニットの各々について、前記複数の反転ユニットの1つ以上の対応する反転ユニットは、前記ターゲットユニットへの対応する信号経路にて前記信号を複数回反転させて、前記ターゲットユニットによって受信される多重反転信号の信号幅が前記信号の信号幅と実質的に同一とするように構成される、
集積回路。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1において、前記複数回の回数は2Nであり、Nは整数である、
集積回路。
【請求項3】
請求項1において、
前記複数の反転ユニットは、特定のターゲットユニットへの特定の信号経路上に逐次的に配された第1の反転ユニットと第2の反転ユニットとを備え、
前記第1の反転ユニットは、前記信号について第1回目の反転をして第1の立ち下がりエッジと第1の立ち上がりエッジとを有する第1の反転信号を得るように構成され、
前記第2の反転ユニットは、前記第1の反転信号について第2回目の反転をして第2の立ち上がりエッジと第2の立ち下がりエッジとを有する第2の反転信号を得るように構成される、
集積回路。
【請求項4】
請求項3において、
前記信号は初期立ち上がりエッジと初期立ち下がりエッジとを備え、第1の遅延時間Trf1は前記初期立ち上がりエッジと前記第1の立ち下がりエッジとによって定義され、第1の遅延時間Tfr1は前記初期立ち下がりエッジと前記第1の立ち上がりエッジとによって定義され、第2の遅延時間Tfr2は前記第1の立ち下がりエッジと前記第2の立ち上がりエッジとによって定義され、前記第2の遅延時間Trf2は前記第1の立ち上がりエッジと前記第2の立ち下がりエッジとによって定義され、Trf1とTfr2との和は、Tfr1とTrf2との和と実質的に同一である、
集積回路。
【請求項5】
請求項1において、
前記1つ以上のターゲットユニットの各々に結合される信号バスをさらに備え、前記信号経路の各々は前記信号バスの対応する部分を少なくとも備え、
前記複数の反転ユニットは前記信号バス上で逐次的に接続された複数のバッファリングユニットを備える、
集積回路。
【請求項6】
請求項5において、
前記複数のバッファリングユニットの各々は、入力信号を奇数回反転するように構成され、
前記信号経路は、
第1の信号経路であって、偶数個のバッファリングユニットが前記信号バス上にあり、2R個の追加の反転ユニットが前記信号バスと前記第1の信号経路に対応する第1のターゲットユニットとの間に結合され、Rは0以上の整数である、第1の信号経路と、
第2の信号経路であって、奇数個のバッファリングユニットが前記信号バス上にあり、奇数個の追加の反転ユニットが前記信号バスと前記第2の信号経路に対応する第2のターゲットユニットとの間に結合される第2の信号経路とを備える、
集積回路。
【請求項7】
請求項6において、
前記複数のバッファリングユニットの各々は論理インバータを備え、
追加の反転ユニットは論理インバータ、XNORロジック、反転制御信号を伴うXORロジック、又は奇数個の論理インバータを伴うバッファ回路の1つを備える、
集積回路。
【請求項8】
請求項6において、
前記信号バスと前記第1の信号経路での前記第1のターゲットユニットとの間に結合された論理バッファと、
前記信号バスと前記第2の信号経路での前記第2のターゲットユニットとの間に結合された論理インバータとをさらに備える、
集積回路。
【請求項9】
請求項6において、
前記信号バスと前記第1の信号経路での前記第1のターゲットユニットとの間に結合されたXORロジックと、
前記信号バスと前記第2の信号経路での前記第2のターゲットユニットとの間に結合されたXNORロジックとをさらに備える、
集積回路。
【請求項10】
請求項6において、
前記信号バスと前記第1の信号経路での前記第1のターゲットユニットとの間に結合され、低電圧レベルの第1の制御信号によって制御されるように構成される第1のXORロジックと、
前記信号バスと前記第2の信号経路での前記第2のターゲットユニットとの間に結合され、高電圧レベルの第2の制御信号によって制御されるように構成される第2のXORロジックとをさらに備える、
集積回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
半導体装置内での高速データ転送において、信号経路に沿っての信号(例えば、クロック信号)の品質が肝要である。信号品質に対しての1つの制約は、信号経路上の大きなメタル及びゲートローディングに起因し、このことは信号歪みを惹起し得るのであり、それによってデータ転送性能に影響を及ぼし得る。
続きを表示(約 2,000 文字)【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本開示は半導体装置内にて信号転送を管理するための方法、システム、装置、回路、及び手法について説明する。信号転送の管理は、例えば、半導体装置内のデータユニットへの信号経路にて複数回にわたって信号を反転させて信号と関連付けられる立ち上がり遅延時間と立ち下がり遅延時間との間の差異について補償することによってなされる。そうすることによって信号経路上の信号の歪みを実効的に減じ並びに半導体装置内での信号転送即ちデータ転送が向上し得る。
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示の1つの態様は集積回路に関するのであり、該集積回路は、各々が信号を受信するように構成された1つ以上のターゲットユニットと、1つ以上のターゲットユニットへの信号経路上に配置された複数の反転ユニットとを含む。1つ以上のターゲットユニットの各々について、複数の反転ユニットの1つ以上の対応する反転ユニットは、ターゲットユニットへの対応する信号経路にて信号を複数回反転させて、ターゲットユニットによって受信される多重反転信号の信号幅が信号の信号幅と実質的に同一とするように構成される。
【0004】
いくつかの実施形態では、複数回の回数は2Nであり、Nは整数である。いくつかの実施形態では、複数の反転ユニットの各々は、信号を奇数回反転するように構成され、1つ以上の対応する反転ユニットの個数は2Mであり、Mは整数である。いくつかの実施形態では、複数の反転ユニットの各々は、信号を偶数回反転するように構成され、1つ以上の対応する反転ユニットの個数はOであり、Oは整数である。いくつかの実施形態では、1つ以上の反転ユニットは、信号を奇数回反転するように各々が構成された2P個の反転ユニットと、信号を偶数回反転するように各々が構成されたQ個の反転ユニットとを含み、Pは整数であり、Qは整数である。
【0005】
いくつかの実施形態では、信号は、各々が立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとを有する周期的なパルスを含むクロック信号である。
【0006】
いくつかの実施形態では、複数の反転ユニットは、特定のターゲットユニットへの特定の信号経路上に逐次的に配された第1の反転ユニットと第2の反転ユニットとを含む。第1の反転ユニットは、信号に1回目の反転をさせて第1の立ち下がりエッジと第1の立ち上がりエッジとを有する第1の反転信号を得るように構成され得る。第2の反転ユニットは、第1の反転信号に2回目の反転をさせて第2の立ち上がりエッジと第2の立ち下がりエッジとを有する第2の反転信号を得るように構成され得る。
【0007】
いくつかの実施形態では、信号は、初期立ち上がりエッジと初期立ち下がりエッジとを含む。第1の遅延時間Trf1は初期立ち上がりエッジと第1の立ち下がりエッジとによって規定され、第1の遅延時間Tfr1は初期立ち下がりエッジと第1の立ち上がりエッジとによって規定され、第2の遅延時間Tfr2は第1の立ち下がりエッジと第2の立ち上がりエッジとによって規定され、第2の遅延時間Trf2は第1の立ち上がりエッジと第2の立ち下がりエッジとによって規定される。Trf1とTfr2との和は、Tfr1とTrf2との和と実質的に同一である。Trf1はTfr1と異なることができ、また、Tfr2はTrf2と異なることができる。
【0008】
いくつかの実施形態では、集積回路は、1つ以上のターゲットユニットの各々に結合される信号バスを更に含む。信号経路の各々は信号バスの対応する部分を少なくとも含み得る。複数の反転ユニットは信号バス上で逐次的に接続される複数のバッファリングユニットを含み得る。
【0009】
いくつかの実施形態では、複数のバッファリングユニットの各々は、入力信号を奇数回反転するように構成される。信号経路は、偶数個のバッファリングユニットが信号バス上にあって2R個の追加の反転ユニットが信号バスと第1の信号経路に対応する第1のターゲットユニットとの間に結合されてRが0以上の整数である第1の信号経路と、奇数個のバッファリングユニットが信号バス上にあって奇数個の追加の反転ユニットが信号バスと第2の信号経路に対応する第2のターゲットユニットとの間に結合される第2の信号経路とを含み得る。
【0010】
いくつかの実施形態では、複数のバッファリングユニットの各々は論理インバータを含み、追加の反転ユニットは論理インバータ、XNORロジック、反転制御信号を伴うXORロジック、又は奇数個の論理インバータを伴うバッファ回路の1つを備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
芳香族ポリアミドフィルム
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体チップ
19日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
DRAM回路
13日前
三菱ケミカル株式会社
光学素子の製造方法
25日前
ローム株式会社
メモリ装置
1か月前
旺宏電子股ふん有限公司
メモリデバイス
20日前
旺宏電子股ふん有限公司
メモリデバイス
20日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
記憶装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
回路装置及び発振器
1か月前
キオクシア株式会社
半導体装置及び半導体記憶装置
2か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
東芝情報システム株式会社
NANDフラッシュメモリ
5日前
個人
迷光低減方法および、それを用いた光ディスクおよび光ディスク付属品
11日前
ローム株式会社
RAM及び短絡検出システム
2か月前
株式会社東芝
磁気センサ、磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
1か月前
株式会社東芝
磁気センサ、磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
1か月前
株式会社日立製作所
ドライブボックス
1か月前
旺宏電子股ふん有限公司
半導体装置内における信号転送の管理
28日前
日本放送協会
ライトワンス型磁性細線メモリ
20日前
花王株式会社
磁気ディスク基板用研磨液組成物
29日前
ローム株式会社
センスアンプ、および不揮発性メモリ装置
27日前
ニデック株式会社
ベースプレートおよびディスク駆動装置
19日前
キオクシア株式会社
半導体集積回路及び半導体記憶装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
7日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
サンディスク テクノロジーズ エルエルシー
メモリデバイスにおける高性能検証技術
2か月前
株式会社東芝
データ処理装置、磁気記録再生装置及び磁気記録再生システム
20日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
20日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
7日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
2か月前
ミネベアミツミ株式会社
ベース、及び、ハードディスク駆動装置
1か月前
続きを見る