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公開番号2024069035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179800
出願日2022-11-09
発明の名称蒸着マスク梱包体及び蒸着マスク梱包方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 85/38 20060101AFI20240514BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】蒸着マスクの塑性変形を抑制できる蒸着マスク梱包体及び蒸着マスク梱包方法を提供する。
【解決手段】第1基部と、第2基部と、を備えている。第1基部は、第1台座シートと、第1スペーサと、を含んでいる。第1台座シートは、第1対向面に接合されている。第1スペーサは、平面視で第1台座シートの外側に位置するとともに第1対向面に接合されている。第1スペーサは、第1台座シートよりも第2対向面に向かって突出するとともに第2対向面に当接している。第2基部は、第2台座シートを含んでいる。第2台座シートは、第2対向面に接合されている。第1台座シートと第2台座シートとの間に蒸着マスクが位置する場合、平面視で蒸着マスクと第1スペーサとの間に、第1隙間が位置している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の貫通孔が形成された蒸着マスクを梱包する蒸着マスク梱包体であって、
第1対向面と、前記第1対向面に位置する第1基部構造体と、を含む第1基部と、
前記第1対向面に対向する第2対向面と、前記第2対向面に位置する第2基部構造体と、を含む第2基部と、を備え、
前記第1基部構造体は、前記第1対向面に接合された第1台座シートであって、第1方向に延びるとともに平面視で前記蒸着マスクが重なる第1台座シートと、平面視で前記第1台座シートの外側に位置するとともに前記第1対向面に接合された第1スペーサであって、前記第1台座シートよりも前記第2対向面に向かって突出するとともに前記第2対向面に当接する第1スペーサと、を含み、
前記第2基部構造体は、前記第2対向面に接合された第2台座シートであって、前記第1方向に延びるとともに平面視で前記蒸着マスクが重なる第2台座シートを含み、
前記第1台座シートと前記第2台座シートとの間に前記蒸着マスクが位置する場合、平面視で前記蒸着マスクと前記第1スペーサとの間に、第1隙間が位置している、
蒸着マスク梱包体。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1台座シートは、前記第1方向に沿う長手方向を有し、
前記第1スペーサは、前記第1方向に直交する方向における前記第1台座シートの両側に位置する第1凸部を含み、
前記第1隙間は、前記第1台座シートと前記第2台座シートとの間に前記蒸着マスクが位置する場合、平面視で前記蒸着マスクと前記第1凸部との間に位置している、
請求項1に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項3】
平面視で前記第1凸部と前記第2台座シートとの間に、第2隙間が位置している、
請求項2に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項4】
前記第2基部構造体は、前記第2対向面に接合された第2腕部シートであって、前記第1方向に直交する方向において前記第2台座シートから両側に延びる第2腕部シートを含み、
前記第2台座シートの両側のそれぞれに、複数の前記第2腕部シートが位置し、
前記第1方向において互いに隣り合う2つの前記第2腕部シートの間に、前記第1凸部が当接する第2当接面が位置している、
請求項2又は3に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項5】
平面視で互いに隣り合う前記第1凸部と前記第2腕部シートとの間に、第3隙間が位置している、
請求項4に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項6】
前記第1スペーサは、前記第1方向における前記第1台座シートの両側に位置する第2凸部を含み、
前記第1隙間は、前記第1台座シートと前記第2台座シートとの間に前記蒸着マスクが位置する場合、前記蒸着マスクと前記第2凸部との間に位置している、
請求項1~3のいずれか一項に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項7】
平面視で前記第2凸部と前記第2台座シートとの間に、第4隙間が位置している、
請求項6に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項8】
前記第2基部構造体は、平面視で前記第2台座シートの外側に位置するとともに前記第2対向面に接合された第2スペーサであって、前記第2台座シートよりも前記第1対向面に向かって突出するとともに前記第1対向面に当接する第2スペーサを含み、
前記第1台座シートと前記第2台座シートとの間に前記蒸着マスクが位置する場合、平面視で前記蒸着マスクと前記第2スペーサとの間に、第5隙間が位置している、
請求項1~3のいずれか一項に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項9】
前記第2台座シートは、前記第1方向に沿う長手方向を有し、
前記第2スペーサは、前記第1方向に直交する方向における前記第2台座シートの両側に位置する第3凸部を含み、
前記第5隙間は、前記第1台座シートと前記第2台座シートとの間に前記蒸着マスクが位置する場合、前記蒸着マスクと前記第3凸部との間に位置している、
請求項8に記載の蒸着マスク梱包体。
【請求項10】
平面視で前記第3凸部と前記第1台座シートとの間に、第6隙間が位置している、
請求項9に記載の蒸着マスク梱包体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蒸着マスク梱包体及び蒸着マスク梱包方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン又はタブレットPC等の電子デバイスにおいて、高精細な表示装置が、市場から求められている。表示装置は、例えば、400ppi以上又は800ppi以上等の画素密度を有する。
【0003】
このような表示装置として、応答性の良さと、又は/及びコントラストの高さと、を有する有機EL表示装置が注目されている。有機EL表示装置の画素を形成する方法として、画素を構成する材料を、基板に蒸着させる方法が知られている。この場合、まず、貫通孔を含む蒸着マスクと、蒸着マスクを支持するフレームと、を備える蒸着マスク装置を準備する。次に、蒸着装置内で、蒸着マスクを基板に密着させた状態で、有機材料又は無機材料等の蒸着材料を蒸着させる。このことにより、基板に、蒸着材料が付着して蒸着層が形成される。蒸着層は、有機EL表示装置の表示領域を構成する。
【0004】
蒸着マスクは、輸送する際に梱包される。例えば、受け部と蓋部とを備えた梱包体が知られている。蒸着マスクは、受け部と蓋部との間に挟持される。しかしながら、梱包体の構成によっては、蒸着マスクが塑性変形する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6904502号公報
国際公開第2018-061757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施の形態は、蒸着マスクの塑性変形を抑制できる蒸着マスク梱包体及び蒸着マスク梱包方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示による蒸着マスク梱包体は、複数の貫通孔が形成された蒸着マスクを梱包する梱包体である。蒸着マスク梱包体は、第1対向面と、第1対向面に位置する第1基部構造体と、を含む第1基部と、第1対向面に対向する第2対向面と、第2対向面に位置する第2基部構造体と、を含む第2基部と、を備えている。第1基部構造体は、第1台座シートと、第1スペーサと、を含んでいる。第1台座シートは、第1対向面に接合され、第1方向に延びるとともに平面視で蒸着マスクが重なる。第1スペーサは、平面視で第1台座シートの外側に位置するとともに第1対向面に接合されている。第1スペーサは、第1台座シートよりも第2対向面に向かって突出するとともに第2対向面に当接している。第2基部構造体は、第2台座シートを含んでいる。第2台座シートは、第2対向面に接合され、第1方向に延びるとともに平面視で蒸着マスクが重なる。第1台座シートと第2台座シートとの間に蒸着マスクが位置する場合、平面視で蒸着マスクと第1スペーサとの間に、第1隙間が位置している。
【0008】
本開示による蒸着マスク梱包方法は、複数の貫通孔が形成された蒸着マスクを梱包する方法である。蒸着マスク梱包方法は、準備工程と、載置工程と、挟持工程と、を備えている。準備工程において、第1基部を準備するとともに第2基部を準備する。第1基部は、第1対向面と、第1対向面に位置する第1基部構造体と、を含んでいる。第1基部構造体は、第1台座シートと、第1スペーサと、を含んでいる。第1台座シートは、第1対向面に接合され、第1方向に延びている。第1スペーサは、平面視で第1台座シートの外側に位置するとともに第1対向面に接合されている。第1スペーサは、第1台座シートよりも突出している。第2基部は、第2対向面と、第2対向面に位置する第2基部構造体と、を含んでいる。第2基部構造体は、第2台座シートを含んでいる。第2台座シートは、第2対向面に接合され、第1方向に延びている。載置工程において、第1台座シートに平面視で重なるように蒸着マスクが載置される。挟持工程において、第2台座シートを平面視で蒸着マスクに重なるように、第1基部に蒸着マスクを介して第2基部が載置される。挟持工程において、蒸着マスクが第1基部と第2基部で挟持される。第1スペーサは、第1台座シートよりも第2対向面に向かって突出するとともに第2対向面に当接している。平面視で蒸着マスクと第1スペーサとの間に、第1隙間が位置している。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、蒸着マスクの塑性変形を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施の形態による蒸着装置を示す図である。
図2は、本開示の一実施の形態による蒸着マスク梱包体を示す斜視図である。
図3は、図2に示す蒸着マスク梱包体の分解斜視図である。
図4は、図3に示す受け部を示す側面図である。
図5は、図3に示す蓋部を示す側面図である。
図6は、図2のA-A線断面に沿った蒸着マスク梱包体の部分断面図である。
図7は、第1台座シートに載置された蒸着マスクを示す平面図である。
図8は、本開示の一実施の形態による蒸着マスク梱包方法の準備工程を示す斜視図である。
図9は、本開示の一実施の形態による蒸着マスク梱包方法の載置工程を示す斜視図である。
図10は、図9に続く載置工程を示す斜視図である。
図11は、本開示の一実施の形態による蒸着マスク梱包方法の挟持工程を示す断面図である。
図12は、図6に示す蒸着マスク積層体の変形例を示す断面図である。
図13は、図6に示す蒸着マスク梱包体の変形例を示す断面図である。
図14は、図3に示す蒸着マスク梱包体の変形例を示す斜視図である。
図15は、図3に示す蒸着マスク梱包体の他の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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