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公開番号2024067459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177551
出願日2022-11-04
発明の名称校正装置およびこれを備えたベルトコンベア設備ならびにその校正方法
出願人住友金属鉱山株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01G 11/14 20060101AFI20240510BHJP(測定;試験)
要約【課題】構造が単純で、容易に校正できる校正装置およびこれを備えたベルトコンベア設備ならびに該設備の校正方法を提供する。
【解決手段】校正装置100は、テストチェーン30と、第1および第2のレール40A、40Bと、第1および第2の吊上げ手段としての第1および第2吊上げ装置50A、50Bとを備える。第1のレール40Aは、計量装置20より高所であって、搬送方向CDにおける計量装置20の上流側に配置され、搬送方向CDに交差して延在している。第2のレール40Bは、計量装置20より高所であって、計量装置20の下流側に配置され、搬送方向CDに交差して延在している。第1の吊上げ装置50Aは、第1のレール40Aに沿って移動し、テストチェーン30の上流側端部31を吊り上げる。第2の吊上げ装置50Bは、第2のレール40Bに沿って移動し、テストチェーン30の下流側端部33を吊り上げる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送物の質量を計量する計量装置を備えたコンベアの前記計量装置を校正する際に前記コンベア上にその搬送方向に沿って載置される1または複数本のテストチェーンと、
前記搬送方向における前記計量装置の上流側および下流側において、前記計量装置よりも高所で且つ前記搬送方向に交差するようにそれぞれ配置された第1のレールおよび第2のレールと、
前記第1のレールおよび前記第2のレールに沿ってそれぞれ移動すると共に、前記1または複数本のテストチェーンの上流側端部および下流側端部をそれぞれ吊り上げる第1の吊上げ手段および第2の吊上げ手段とを備えることを特徴とする校正装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の吊上げ手段および前記第2の吊上げ手段は、それぞれ前記第1のレールおよび前記第2のレールに沿って移動するローラを有し、
前記第1のレールおよび前記第2のレールは、それぞれ、前記第1のレールに設けられた前記ローラが走行する第1の走行面に垂直な第1の方向と、前記第2のレールに設けられた前記ローラが走行する第2の走行面に垂直な第2の方向とが、鉛直方向に対して30°以上60°以下の角度で互いに外側に傾くように、前記第1の走行面と前記第2の走行面が傾けて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の校正装置。
【請求項3】
前記テストチェーンが複数本であり、前記第1の吊上げ手段および前記第2の吊上げ手段は、前記複数本のテストチェーンを同時に吊り上げることが可能な吊り天秤をそれぞれ備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の校正装置。
【請求項4】
前記テストチェーンが複数本であり、前記第1の吊上げ手段は、前記複数本のテストチェーンの上流側端部をそれぞれ吊り上げる複数の装置で構成され、
前記第2の吊上げ手段は、前記複数本のテストチェーンの下流側端部をそれぞれ吊り上げる複数の装置で構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の校正装置。
【請求項5】
搬送物を搬送方向に搬送するコンベアと、
前記コンベアによって搬送される前記搬送物の質量を計量する計量装置と、
前記搬送方向における前記計量装置の上流側および下流側において、前記計量装置より高所で且つ前記搬送方向に交差するように配置された第1のレールおよび第2のレールと、
前記第1のレールおよび前記第2のレールに沿ってそれぞれ移動すると共に、前記コンベア上にその搬送方向に沿って載置することで前記計量装置を校正する1または複数本のテストチェーンの上流側端部および下流側端部をそれぞれ吊り上げる第1の吊上げ手段および第2の吊上げ手段とを備えることを特徴とするベルトコンベア設備。
【請求項6】
前記コンベアは下流側が上流側よりも高くなるように傾斜しており、前記第2のレールは前記第1のレールより高所に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載のベルトコンベア設備。
【請求項7】
前記コンベアは下流側が上流側よりも低くなるように傾斜しており、前記第1のレールは前記第2のレールより高所に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載のベルトコンベア設備。
【請求項8】
搬送物の質量を計量する計量装置を備えたコンベアに対して、その搬送方向に沿って1または複数本のテストチェーンを載置することで前記計量装置を校正する方法であって、
前記1または複数本のテストチェーンの上流側端部および下流側端部をそれぞれ第1の吊上げ手段および第2の吊上げ手段を用いて吊り上げ、前記第1の吊上げ手段および前記第2の吊上げ手段を前記計量装置より高所で且つ前記搬送方向に交差するようにそれぞれ配置された第1のレールおよび第2のレールに沿って移動する移動工程と、
前記第1の吊上げ手段および前記第2の吊上げ手段を用いて前記1または複数本のテストチェーンの上流側端部および下流側端部をそれぞれ降下させ、前記1または複数本のテストチェーンを前記計量装置の上に裁置する校正工程とを備えることを特徴とする校正方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、校正装置および該校正装置を備えたベルトコンベア設備ならびに該ベルトコンベア設備の校正方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
搬送物の質量を計量する計量装置を備えたコンベアが知られている。この計量装置を校正するために、テストチェーンが用いられている。計量装置を校正する際、テストチェーンをコンベアスケールの上に裁置する必要があり、テストチェーンの全体重量が重いため、テストチェーンを分割してコンベアの計量装置上まで運搬して再度組み立てている。また、組み立てた後、コンベアを運転して計量装置を校正する際にテストチェーンが動かないように固定するために両端を鉄骨に固定する必要がある。また、計量装置の校正の際には、搬送物の運搬ができなくなるため、生産量が低下する。生産量への影響を小さくするためには校正の時間を短縮する必要がある。
【0003】
特許文献1は、校正の時間を短縮するために、搬送される搬送物の重量を計量する計量装置を校正するテストチェーンをコンベアベルトの上方で収納する収納部を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-130690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のコンベアは、コンベアベルトの上方に複雑な構造を有する収納部を設置するため、コンベアの上方に十分なスペースが必要である。テストチェーンの重量に応じて収納部の強度を確保する必要があり、コストがかかる。また、収納部が設置されている環境が腐食環境である場合、テストチェーンが腐食する虞がある。
【0006】
本発明は、上記のような計量装置を備えたコンベアが抱える問題点に鑑みてなされたものであり、単純な構造で容易に校正可能な校正装置および該校正装置を備えたベルトコンベア設備ならびに該ベルトコンベア設備の校正方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る校正装置は、搬送物の質量を計量する計量装置を備えたコンベアの前記計量装置を校正する際に前記コンベア上にその搬送方向に沿って載置される1または複数本のテストチェーンと、前記搬送方向における前記計量装置の上流側および下流側において、前記計量装置よりも高所で且つ前記搬送方向に交差するようにそれぞれ配置された第1のレールおよび第2のレールと、前記第1のレールおよび前記第2のレールに沿ってそれぞれ移動すると共に、前記1または複数本のテストチェーンの上流側端部および下流側端部をそれぞれ吊り上げる第1の吊上げ手段および第2の吊上げ手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、計量装置を備えたコンベアに対して、単純な構造であるにもかかわらず容易に該計量装置を校正することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(A)は、本発明の第1の実施形態に係る校正装置の上面図であり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る校正装置の側面図である。
(A)は、本発明の第1の実施形態に係るテストチェーンの側面図であり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係るテストチェーンの上面図である。
(A)は、本発明の第1の実施形態に係る第1のレールと第1の吊上げ装置を示す図であり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る第2のレールと第2の吊上げ装置を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る校正方法を示すフローチャート
(A)は、本発明の第1の実施形態に係る校正方法を説明する上面図であり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る校正方法を説明する側面図である。
(A)は、本発明の第1の実施形態に係る校正方法を説明する上面図であり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る校正方法を説明する側面図である。
本発明の第1の実施形態の変形例に係る校正装置を示す側面図である。
本発明の第2の実施形態に係る校正装置を示す上面図である。
本発明の第3の実施形態に係る校正装置を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る校正装置および該校正装置を備えたベルトコンベア設備ならびに該ベルトコンベア設備の校正方法について図面を参照して詳細に説明する。この本発明の第1の実施形態に係る校正装置100は、図1(A)および図1(B)に示すように、コンベア10によって搬送方向CDに搬送される搬送物の質量を計量する計量装置20を校正する装置であり、計量装置20を校正するテストチェーン30と、搬送方向CDに交差する方向に延びる第1のレール40Aおよび第2のレール40Bと、テストチェーン30を吊り上げる第1の吊上げ手段としての第1の吊上げ装置50Aおよび第2の吊上げ手段としての第2の吊上げ装置50Bとを備える。また、ベルトコンベア設備200は、搬送物を搬送方向CDに搬送するコンベア10と、コンベア10によって搬送される搬送物の質量を計量する計量装置20と、搬送方向CDに交差する方向に延びる第1のレール40Aおよび第2のレール40Bと、テストチェーン30を吊り上げる第1の吊上げ装置50Aおよび第2の吊上げ装置50Bと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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