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公開番号2024066474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2023180100
出願日2023-10-19
発明の名称電波伝送システム、及び、電波伝送方法
出願人AGC株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20240508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】不特定の受信端末に対して電波を効率的に反射可能な電波伝送システム、及び、電波伝送方法を提供する。
【解決手段】電波伝送システムは、複数の反射部を有し、反射角度を走査可能な反射板と、前記電波の反射角度を走査可能な範囲における画像、又は、前記電波の反射角度を走査可能な範囲における受信端末の位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記画像又は前記受信端末の位置情報に基づいて、前記反射板の反射角度を制御する制御部とを含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
複数の反射部を有し、電波の反射角度を走査可能な反射板と、
前記電波の反射角度を走査可能な範囲における画像、又は、前記電波の反射角度を走査可能な範囲における受信端末の位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得される前記画像又は前記受信端末の位置情報に基づいて、前記反射板の反射角度を制御する制御部と
を含む、電波伝送システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記画像に含まれる人を認識し、当該人に向けて前記反射板が電波を反射するように前記反射角度を制御する、請求項1に記載の電波伝送システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記画像に含まれる人のうち、携帯端末を利用している人を認識し、当該人に向けて前記反射板が前記電波を反射するように前記反射角度を制御する、請求項2に記載の電波伝送システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記画像に含まれる人が複数のエリアにいることを認識すると、前記複数のエリアに対応した複数の方向に前記反射板が電波を反射するように前記反射角度を制御する、請求項2に記載の電波伝送システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記エリアにいる人が多いほど当該エリアに対応する反射方向に前記反射板が反射する電波の強度が強くなるように、前記反射角度を制御する、請求項4に記載の電波伝送システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記エリアが前記取得部から遠いほど当該エリアに対応する反射方向に前記反射板が反射する電波の強度が強くなるように、前記反射角度を制御する、請求項4に記載の電波伝送システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記画像に含まれる人が複数のエリアにいることを認識すると、前記複数のエリアに対応して前記複数の反射部を複数のグループに分け、前記グループ毎に対応するエリアの人に向けて前記反射板が電波を反射するように、前記グループ毎に前記反射角度を制御する、請求項2に記載の電波伝送システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記エリアにいる人が多いほど当該エリアに対応する前記グループに含まれる前記反射部の数を多くし、前記エリアにいる人が少ないほど当該エリアに対応する前記グループに含まれる前記反射部の数を少なくする、請求項7に記載の電波伝送システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記エリアが前記取得部から遠いほど当該エリアに対応する前記グループに含まれる前記反射部の数を多くし、前記エリアが前記取得部に近いほど当該エリアに対応する前記グループに含まれる前記反射部の数を少なくする、請求項7に記載の電波伝送システム。
【請求項10】
前記制御部は、前記反射板と、前記画像に含まれる人との間の距離に応じて、前記複数の反射部が電波の位相を変化させる位相変化量を制御する、請求項1に記載の電波伝送システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電波伝送システム、及び、電波伝送方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、波と相互作用する表面であって、前記波が該表面によって反射又は透過されるように該表面のインピーダンスを変化させるための複数の同調可能素子を備える表面(反射面)と、前記複数の同調可能素子の各々を制御するように前記表面に接続された制御装置と、を備える整形デバイスがある。整形デバイスは、前記制御装置に接続され且つパイロット信号を受信する送信モジュールを更に備え、前記制御装置が、前記送信モジュールが受信した前記パイロット信号に応じて前記複数の同調可能素子を制御する。各同調可能素子が二つの状態のみを有し、全ての同調可能素子の状態が、表面のインピーダンスを定める。二つの状態は、位相シフトに対応している。複数の同調可能素子は、電磁的同調可能特性を有する電磁素子である。整形デバイスは、基地局等のネットワークステーションと、携帯電話等の電子デバイスとの間において、複数の同調可能素子を備える表面(反射面)で電波を反射する角度を調整するために、Wi-Fi(登録商標)やBLE(登録商標)で電子デバイスから送信されるパイロット信号に含まれる電子デバイスの情報に基づいて、複数の同調可能素子を備える表面(反射面)で電波を反射する角度を調整している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2016-536931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の整形デバイス(反射板)が反射面で電波を反射する角度を調整するには、携帯電話等の電子デバイス(受信端末)から無線通信でパイロット信号を受信することが必要であり、パイロット信号に応じて反射方向を電子デバイス(受信端末)に向けている。このため、従来の整形デバイス(反射板)は、パイロット信号の送受信を行わない不特定の受信端末に対して、反射面の反射方向を向けることはできない。
【0005】
また、一般的に、反射板の反射角度を走査可能な全範囲において反射角度を走査すれば、位置が分からない不特定の受信端末に対して電波を反射できるが、全範囲で反射角度を走査するのは効率的ではない。
【0006】
そこで、不特定の受信端末に対して電波を効率的に反射可能な電波伝送システム、及び、電波伝送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態の電波伝送システムは、複数の反射部を有し、電波の反射角度を走査可能な反射板と、前記電波の反射角度を走査可能な範囲における画像、又は、前記電波の反射角度を走査可能な範囲における受信端末の位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記画像又は前記受信端末の位置情報に基づいて、前記反射板の反射角度を制御する制御部とを含む。
【発明の効果】
【0008】
不特定の受信端末に対して電波を効率的に反射可能な電波伝送システム、及び、電波伝送方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における電波伝送システムの動作説明図である。
実施形態の電波伝送システムの構成の一例を示すブロック図である。
実施形態の電波伝送システムを壁に取り付けた状態の一例を示す図である。
実施形態の反射板の複数のセルの配列の一例を示す図である。
実施形態の反射板での反射角度の調整の原理の一例を説明する図である。
実施形態の反射板での反射角度の調整の原理の一例を説明する図である。
実施形態の反射板のセルの構成の一例を示す図である。
共振素子のPINダイオードのオンとオフによるセル内での共振素子の結合状態の一例を示す図である。
共振素子のPINダイオードのオンとオフによるセル内での共振素子の結合状態の一例を示す図である。
共振素子のPINダイオードのオンとオフによるセル内での共振素子の結合状態の一例を示す図である。
共振素子のPINダイオードのオンとオフによるセル内での共振素子の結合状態の一例を示す図である。
極座標系における天頂角θ及び方位角φを示す図である。
反射板の反射面を水平方向に向けて配置した状態における仰角Θ及び方位角Φを示す図である。
実施形態の電波伝送システムの具体的な利用形態の一例を説明する図である。
制御部が実行する処理の一例を表すフローチャートである。
実施形態の変形例2の電波伝送システムの具体的な利用形態の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の電波伝送システム、及び、電波伝送方法を適用した実施形態について説明する。以下では、同一の要素に同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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