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公開番号2024059412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167075
出願日2022-10-18
発明の名称リーク検出方法及びリーク検出装置
出願人PACRAFT株式会社
代理人個人,個人
主分類G01M 3/26 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】包装体からの流動体の漏出の懸念を精度良く検出するのに有利なリーク検出方法及びリーク検出装置を提供する。
【解決手段】リーク検出方法は、流動体が封入されている包装体Bが載せられている搬送ベルト17を移動させることで、包装体Bを搬送する工程と、押圧ユニット23によって、搬送ベルト17に載せられている包装体Bに押圧力を作用させる工程と、包装体Bに押圧力が作用した後、搬送ベルト17に対する包装体Bの相対移動を行う工程と、搬送ベルト17のうち相対移動によって新たに露出する領域を含む範囲を撮像して画像を取得する工程と、画像に基づいて包装体Bからの流動体の漏出の情報を取得する工程と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流動体が封入されている包装体が載せられている搬送ベルトを移動させることで、前記包装体を搬送する工程と、
押圧ユニットによって、前記搬送ベルトに載せられている前記包装体に押圧力を作用させる工程と、
前記包装体に前記押圧力が作用した後、前記搬送ベルトに対する前記包装体の相対移動を行う工程と、
前記搬送ベルトのうち前記相対移動によって新たに露出する領域を含む範囲を撮像して画像を取得する工程と、
前記画像に基づいて前記包装体からの前記流動体の漏出の情報を取得する工程と、
を含むリーク検出方法。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
力検出装置によって前記押圧力を検出し、
前記力検出装置によって検出される前記押圧力を記録する
請求項1に記載のリーク検出方法。
【請求項3】
前記包装体は、シール処理を受けたシール部を有し、前記相対移動によって前記包装体Bが前記搬送ベルトに対してずれる方向以外に前記シール部が向けられている状態で前記搬送ベルトに載せられる
請求項1又は2に記載のリーク検出方法。
【請求項4】
流動体が封入されている包装体が載せられる搬送ベルトを有し、前記搬送ベルトを移動させることで前記包装体を搬送する搬送ユニットと、
押圧部材と、前記押圧部材を昇降させる押圧昇降装置とを有する押圧ユニットであって、前記押圧部材によって前記包装体を前記搬送ベルトに押しつけて当該包装体に押圧力を作用させる押圧位置と、当該包装体から前記押圧部材が離間する離間位置と、に前記押圧部材が位置づけられるように前記押圧部材を昇降させる押圧ユニットと、
ずらし部材と、前記ずらし部材を移動させるずらし移動装置とを有する移動ユニットであって、前記包装体に前記押圧力を作用させた後、前記ずらし部材から前記包装体に力を作用させて前記搬送ベルトに対する当該包装体の相対移動を行う移動ユニットと、
前記搬送ベルトのうち前記相対移動によって新たに露出する領域を含む範囲を撮像して画像を取得する撮像装置と、
前記画像に基づいて前記包装体からの前記流動体の漏出の情報を取得する画像処理装置と、
を備えるリーク検出装置。
【請求項5】
前記ずらし移動装置は、前記ずらし部材がボックスモーションを示すように、前記ずらし部材を移動させる
請求項4に記載のリーク検出装置。
【請求項6】
前記押圧部材に作用する力を検出する力検出センサと、
前記力検出センサの検出結果に基づいて、前記押圧力を記録する記録装置と、
を備える請求項4又は5に記載のリーク検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リーク検出方法及びリーク検出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液状の内容物を封入する包装袋などの包装体は、シール不良等に起因して内容物が漏れ出しやすい状態にあることがある。そのような包装体は、大きな押圧力が作用しない製造時には内容物が漏れ出していなくても、その後の出荷時等の過程で意図せずに大きな押圧力が作用して内容物を漏出させることがある。
【0003】
そのような内容物の漏出(リーク)の懸念を有する包装体を事前に検知する方法として、包装体を搬送する搬送部に電気を流し、包装体搬送部における通電状態を測定する方法が知られている。しかしながら本来的に電気を通さない内容物(例えば油など)の場合、包装体搬送部における通電状態から、包装体からの内容物の漏出を適切に検出することが難しい。
【0004】
特許文献1は、包装体における通電状態によらずに、包装体からの流体の漏出を検査する方法を開示する。特許文献1の検査方法によれば、間欠的に移送される移送台上の包装体が、取り出し装置により取り出されて排出コンベアに移送された後に、移送台が反転させられる。当該反転によって包装体から洩れた微少の流体は移送台の表面を流れ、当該表面における流体の付着面の範囲が広くなる。その後に監視装置で移送台の表面を検査し、当該表面に付着した流体を検出する。
【0005】
また特許文献2が開示するリーク検査装置によれば、加圧部が、搬送ベルトの載置面に載せられている袋の内部空間の圧力を上昇させて、受入部が、載置面から落下した液状体を受け入れて排出する。検出部が、受入部から排出される液状体を検出し、制御部が、検出部の検出結果に基づいて液状体の漏れ出しの有無を確認する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-197388号公報
特開2020-63929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の検査方法では、移送台の反転後に移送台の表面に付着している流体を検出することで、包装体からの流体の漏出が検出される。したがって、包装体から移送台の表面に漏れ出た流体のすべてが、移送台の反転によって移送台の表面から落下する場合、特許文献1の検査方法では包装体からの流体の漏出を適切に検出できない。
【0008】
特許文献2のリーク検査装置では、袋から漏れ出た液状体が微量であり、搬送ベルトの載置面に付着しているが、当該載置面から落下しない場合、袋から漏れ出た液状体が受入部によって受容されず、排出されない。そのような場合、特許文献2のリーク検査装置では袋から漏れ出た液状体を適切に検出できない。
【0009】
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、包装体からの流動体の漏出の懸念を精度良く検出するのに有利な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様は、流動体が封入されている包装体が載せられている搬送ベルトを移動させることで、包装体を搬送する工程と、押圧ユニットによって、搬送ベルトに載せられている包装体に押圧力を作用させる工程と、包装体に押圧力が作用した後、搬送ベルトに対する包装体の相対移動を行う工程と、搬送ベルトのうち相対移動によって新たに露出する領域を含む範囲を撮像して画像を取得する工程と、画像に基づいて包装体からの流動体の漏出の情報を取得する工程と、を含むリーク検出方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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