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公開番号2024059273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166857
出願日2022-10-18
発明の名称積層フィルム、積層フィルムの製造方法
出願人グンゼ株式会社
代理人個人
主分類B32B 7/06 20190101AFI20240423BHJP(積層体)
要約【課題】印刷層を好適に積層できる積層フィルム、および、その製造方法を提供する。
【解決手段】積層フィルムは、基材と、基材に積層される脱離層と、備える。記脱離層は、基材に積層される第1面、および、第1面と反対の第2面を有する。第2面は、機能層が積層される予定の面である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材に積層される脱離層と、備え、
前記脱離層は、前記基材に積層される第1面、および、前記第1面と反対の第2面を有し、
前記第2面は、機能層が積層される予定の面である
積層フィルム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
70℃温水中に10秒間浸漬したときの熱収縮率が、5%以上30%以下の範囲に含まれる
請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記基材を構成する材料は、樹脂材料および添加剤を含み、
前記添加剤は、アンチブロッキング剤および滑剤を含み、
前記樹脂材料に対する前記アンチブロッキング剤および前記滑剤の重量比は、それぞれ、前記樹脂材料100重量部に対して、0.05重量部以上0.2重量部以下の範囲に含まれる
請求項1または2に記載の積層フィルム。
【請求項4】
積層フィルムの製造方法であって、
前記積層フィルムは、
基材と、
前記基材に積層される脱離層と、備え、
前記脱離層は、前記基材に積層される第1面、および、前記第1面と反対の第2面を有し、
前記第2面は、機能層が積層される予定の面であり、
前記積層フィルムの製造方法は、
前記基材を製造する工程と、
前記基材に前記脱離層を積層する工程と、
前記基材に積層された前記脱離層を乾燥させる工程と、を含む
積層フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記基材に前記脱離層を積層する工程よりも前に実施され、前記基材を樹脂の流れ方向に延伸する工程と、
前記基材に前記脱離層を積層する工程よりも後に実施され、前記基材および前記脱離層を前記樹脂の流れ方向に対して垂直方向に延伸する工程と、を含む、
請求項4に記載の積層フィルムの製造方法。
【請求項6】
前記基材および前記脱離層を前記樹脂の流れ方向に対して垂直方向に延伸する工程では、延伸倍率が3倍以上~7倍以下の範囲に含まれるように、前記基材および前記脱離層を延伸する
請求項5に記載の積層フィルムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルム、および、その製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基材を再利用できる積層フィルムの一例を開示している。この積層フィルムは、基材と、基材に積層される脱離層と、脱離層に積層される機能層の一例としての印刷層と、を備える。この積層フィルムは、例えば、アルカリ水溶液に含浸されることによって、基材から印刷層が脱離層とともに除去される。このため、基材を再利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7100750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、脱離層を有する積層フィルムは、基材に機能層を積層する工程で脱離層が合わせて基材に積層される。このため、脱離層を構成する材料によって機能層を構成する材料が薄められる。また、脱離層と機能層との界面において、脱離層および機能層を構成する材料が混合される。このため、例えば、機能層が印刷層である場合、印刷層が不鮮明となり、印刷層を好適に積層できない。なお、このような課題は、機能層が印刷層である場合に限られず、機能層が粘着層またはガスバリア層等であっても同様に生じる。
【0005】
本発明は、機能層を好適に積層できる積層フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1観点に係る積層フィルムは、基材と、前記基材に積層される脱離層と、備え、前記脱離層は、前記基材に積層される第1面、および、前記第1面と反対の第2面を有し、前記第2面は、機能層が積層される予定の面である。
【0007】
上記積層フィルムによれば、基材に予め脱離層が積層されているため、脱離層は十分に乾燥している。このため、上記積層フィルムの第2面に機能層を積層するとき、脱離層を構成する材料によって機能層を構成する材料が薄められることが抑制される。また、脱離層と機能層との界面において、脱離層および機能層を構成する材料が混合されることが抑制される。このように、上記積層フィルムによれば、機能層を好適に積層できる。
【0008】
本発明の第2観点に係る積層フィルムは、第1観点に係る積層フィルムであって、70℃温水中に10秒間浸漬したときの熱収縮率が、5%以上30%以下の範囲に含まれる。
【0009】
上記積層フィルムによれば、熱収縮率が上記範囲に含まれるため、積層フィルムを収縮させて粉砕または粉砕して収縮させることにより、積層フィルムの嵩比重を小さくすることができる。このため、積層フィルムを押出機へ食い込みやすく、また、フラフブリッジが起こりにくくなるため、積層フィルムを好適に再利用できる。
【0010】
本発明の第3観点に係る積層フィルムは、第1観点または第2観点に係る積層フィルムであって、前記基材を構成する材料は、樹脂材料および添加剤を含み、前記添加剤は、アンチブロッキング剤および滑剤を含み、前記樹脂材料に対する前記アンチブロッキング剤および前記滑剤の重量比は、それぞれ、前記樹脂材料100重量部に対して、0.05重量部以上0.2重量部以下の範囲に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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