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公開番号2024055363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162213
出願日2022-10-07
発明の名称ゴム部材の接触面の観察方法
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人弁理士法人蔦田特許事務所
主分類G01M 17/02 20060101AFI20240411BHJP(測定;試験)
要約【課題】ゴム部材の接触面をより正確に観察できる方法を提供する。
【解決手段】ゴム部材16を接触面に対して押圧し、ゴム部材16と前記接触面との接触状態の画像を取得する方法において、透明体11に光を入射して透明体11の内部において全反射させるステップと、透明体11の上に前記接触面を有する紙15を配置するステップと、紙15の上からゴム部材16を押圧することにより押圧部分において光が全反射しないようにするステップと、透明体11の下から前記押圧部分を撮影することにより前記接触状態の画像を取得するステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ゴム部材を接触部材に対して押圧し、前記ゴム部材と前記接触部材との接触面の画像を取得する、ゴム部材の接触面の観察方法において、
透明体に光を入射して前記透明体の内部において全反射させるステップと、
前記透明体の上に前記接触部材として紙を配置するステップと、
前記紙の上から前記ゴム部材を押圧することにより、前記接触面を生じさせるとともに、前記接触面の下において光が全反射しないようにするステップと、
前記透明体を下から撮影することにより前記接触面の画像を取得するステップと、
を有することを特徴とする、ゴム部材の接触面の観察方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記透明体の横方向両側にそれぞれ照明装置を設け、横方向両側の前記照明装置がそれぞれ発した光が前記透明体に入射する、請求項1に記載のゴム部材の接触面の観察方法。
【請求項3】
前記照明装置における前記透明体へ向かっての発光部分の上下方向の長さが、前記透明体の上下方向の長さよりも短い、請求項1又は2に記載のゴム部材の接触面の観察方法。
【請求項4】
前記紙の表面の算術平均粗さが0.1~2.0μmである、請求項1又は2に記載のゴム部材の接触面の観察方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はゴム部材の接触面の観察方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤ(以下「タイヤ」とする)の設計等の分野において、タイヤから切り出したゴム部材等とガラス板等との接触面の観察が行われている。例えば、温度条件を変えながらガラス板の上でゴム部材等を滑らせ、それぞれの温度でのゴム部材等の接触面形状、接触面積又は接触圧分布を取得し、接触面形状等の温度依存性を調べて設計に活かすことが行われている。
【0003】
従来、ゴム部材等の接触面の観察方法として、例えば特許文献1、2に記載されているような方法が知られていた。
【0004】
特許文献1の方法は、表面に凹凸のある梨地シートを透明板の上に配置し、梨地シートの上からタイヤを押し付けてタイヤと梨地シートの凹凸とを密着させ、タイヤと凹凸との密着部分とその他の部分とで光の反射率を異ならせてタイヤ接地面の形状がわかるようにし、透明板の下のカメラでその形状を撮影する方法である。
【0005】
また、特許文献2の方法は、透明体の内部に光を入射して透明体の上面で全反射させ、透明体の上面にゴムサンプルが接触したときにその接触部分で全反射しなくなるようにし、撮影装置で透明体を撮影したときに接触部分がわかるようにした方法である。
【0006】
また、感圧紙にタイヤやゴム部材を載せて接触面の色を変化させることにより、接触面の形状を明らかにする方法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-14428号公報
特開2016-188767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、梨地シートを利用する方法では、梨地シートの表面にある凹凸が比較的大きなものであるため、タイヤと凹凸面との密着部分の形状が本来のタイヤ接地面の形状と一致せず、接地面の精密な形状を観察することが困難であった。
【0009】
また、透明体の上面にゴムサンプルを接触させる方法では、透明体の上面に付着した汚れ等が、撮影装置で撮影される画像に映り込んでしまい、接触部分と汚れ等との区別を付けることが難しくなるという問題があった。またこの方法では、透明体の上面より上から来る光も撮影装置に入ってしまうため、撮影される画像においてゴムサンプルの接触部分とその周囲の部分との輝度の差が小さく、ゴムサンプルの接触部分を明確に区別できないという問題もあった。
【0010】
また、感圧紙を使用する方法では、タイヤ等が移動するに従い着色部分が広がっていくだけで、タイヤ等の移動中の各時点でのそれぞれの接地面の形状を取得することができない。
(【0011】以降は省略されています)

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