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公開番号2024055338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162174
出願日2022-10-07
発明の名称内視鏡及び内視鏡システム
出願人HOYA株式会社
代理人弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類A61B 1/00 20060101AFI20240411BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】入力受け部が操作入力を受けたことを示す信号が伝送される際に、当該信号から撮像信号が受ける影響を抑え、画像ノイズが発生することを抑える。
【解決手段】実施形態の内視鏡は、撮像信号伝送用ケーブルと、入力受け部と、被操作信号伝送用ケーブルと、タイミング制御部とを備える。入力受け部は、撮像信号伝送用ケーブルに対して撮像素子と同じ側に設けられ、操作入力を受けることにより被入力信号を出力する。被操作信号伝送用ケーブルは、入力受け部が操作入力を受けたことを示す被操作信号を伝送し、撮像信号伝送用ケーブルと一体化された複合ケーブルをなす。タイミング制御部は、撮像信号伝送用ケーブルに対して撮像素子と同じ側に設けられ、同期信号及び被入力信号が入力し、被入力信号が入力することにより、同期信号が入力するタイミングに応じて被操作信号を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被写体を撮像し、撮像信号を出力するよう構成された撮像素子と、
前記撮像素子に所定のタイミングで繰り返し撮像を行わせるための同期信号を出力し、前記撮像素子から順次出力される前記撮像信号を処理するよう構成された信号処理部と、
前記撮像素子から出力された前記撮像信号を前記信号処理部に向けて伝送するよう構成された撮像信号伝送用ケーブルと、
前記撮像信号伝送用ケーブルに対して前記撮像素子と同じ側に設けられ、外部からの操作入力を受けることにより被入力信号を出力するよう構成された入力受け部と、
前記入力受け部が前記操作入力を受けたことを示す被操作信号を伝送するよう構成され、前記撮像信号伝送用ケーブルと一体化された複合ケーブルをなす被操作信号伝送用ケーブルと、
前記撮像信号伝送用ケーブルに対して前記撮像素子と同じ側に設けられ、前記信号処理部から出力された前記同期信号、及び、前記入力受け部から出力された前記被入力信号が入力するよう構成され、前記被入力信号が入力することにより、前記同期信号が入力するタイミングに応じて前記被操作信号を出力するよう構成されたタイミング制御部と、を備えることを特徴とする内視鏡。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記タイミング制御部は、前記同期信号が前記タイミング制御部に入力する期間に前記被操作信号を出力する、請求項1に記載の内視鏡。
【請求項3】
前記タイミング制御部は、前記タイミング制御部への前記被入力信号の入力がなくなったことにより、前記タイミングに応じて、前記被操作信号の出力を停止する、請求項1又は2に記載の内視鏡。
【請求項4】
前記複合ケーブルと接続され、前記撮像素子、前記入力受け部、及び前記タイミング制御部が設けられた操作部と、
前記操作部に接続された硬性管であって、前記硬性管の先端部から前記撮像素子に向けて被写体の像を伝送するよう構成された硬性管と、をさらに備える、請求項1又は2に記載の内視鏡。
【請求項5】
前記入力受け部を第1入力受け部、前記被入力信号を第1被入力信号、前記被操作信号を第1被操作信号、前記被操作信号伝送用ケーブルを第1被操作信号伝送用ケーブル、前記タイミング制御部を第1タイミング制御部というとき、
外部からの操作入力を受けることにより第2被入力信号を出力するよう構成された少なくとも1つの第2入力受け部と、
前記第2入力受け部が当該操作入力を受けたことを示す第2被操作信号を伝送するよう構成され、前記撮像信号伝送用ケーブル及び前記第1被操作信号伝送用ケーブルとともに前記複合ケーブルをなす少なくとも1つの第2被操作信号伝送用ケーブルと、
前記撮像信号伝送用ケーブルに対して前記撮像素子と同じ側に設けられ、前記信号処理部から出力された前記同期信号、及び、前記第2入力受け部から出力された前記第2被入力信号が入力するよう構成され、前記第2被入力信号が入力することにより、前記同期信号が入力するタイミングに応じて前記第2被操作信号を出力するよう構成された少なくとも1つの第2タイミング制御部と、をさらに備える、請求項1又は2に記載の内視鏡。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の内視鏡と、
前記内視鏡と接続される内視鏡用プロセッサと、を備えることを特徴とする内視鏡システム。
【請求項7】
前記内視鏡用プロセッサと接続される表示装置をさらに備え、
前記内視鏡用プロセッサは、前記内視鏡から出力される撮像信号を処理し、表示用画像を生成するよう構成され、
前記内視鏡の入力受け部の1つは、動画として前記表示装置に表示された前記表示用画像の1つを静止画として前記表示装置に表示させること、あるいは、前記内視鏡用プロセッサ内に取り込むことを指示する操作入力を受けるよう構成されている、請求項6に記載の内視鏡システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルを用いて信号を伝送する内視鏡及び内視鏡システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子内視鏡は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、プロセッサと接続される電子内視鏡のコネクタに設けられたドライバ信号処理回路から出力される駆動信号により、所定のフレームレートで撮像を行うよう駆動され、撮像信号を順次、ドライバ信号処理回路に向け出力する。ドライバ信号処理回路で処理された撮像信号は、プロセッサ、さらにはモニタへと伝送される。
【0003】
電子内視鏡は、一般に、動画としてモニタに表示される画像の1つを静止画として表示させることや、プロセッサ内に画像ファイルとして取り込むことを指示するために操作されるリモートボタンを備えている。リモートボタンは、押下されることでパルス信号を出力し、出力されたパルス信号は、プロセッサに伝送される。
【0004】
このような電子内視鏡は、ドライバ信号処理回路から出力される駆動信号や、撮像素子から出力される撮像信号、リモートボタンから出力されるパルス信号のそれぞれを伝送する複数のケーブルを備えている(特許文献1)。従来、これらの複数のケーブルが一体化され、1本の多芯ケーブルとされた電子内視鏡がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許2000-19425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リモートボタンからのパルス信号は、使用者がボタンを押下した時点で信号レベルが変化し、これを受信した電子内視鏡用プロセッサにおいてボタンが押下されたことが検出される。一方で、リモートボタンからのパルス信号は、撮像信号が伝送されるタイミングとは無関係に伝送される。このため、複数のケーブルが一体化されていると、ボタンが押下されるタイミングによっては、信号レベルの変化が撮像信号に付加され、モニタに表示されたときに画像ノイズとして認識されてしまう場合がある。このような画像ノイズは、例えば、表示された画像の一部の領域と他の領域との間で濃淡レベルの差があるように画像に表れる。
【0007】
そこで、本発明は、入力受け部が操作入力を受けたことを示す信号が伝送される際に、当該信号から撮像信号が受ける影響を抑え、画像ノイズが発生することを抑えることができる内視鏡及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、以下の態様を包含する。
態様1
被写体を撮像し、撮像信号を出力するよう構成された撮像素子と、
前記撮像素子に所定のタイミングで繰り返し撮像を行わせるための同期信号を出力し、前記撮像素子から順次出力される前記撮像信号を処理するよう構成された信号処理部と、
前記撮像素子から出力された前記撮像信号を前記信号処理部に向けて伝送するよう構成された撮像信号伝送用ケーブルと、
前記撮像信号伝送用ケーブルに対して前記撮像素子と同じ側に設けられ、外部からの操作入力を受けることにより被入力信号を出力するよう構成された入力受け部と、
前記入力受け部が前記操作入力を受けたことを示す被操作信号を伝送するよう構成され、前記撮像信号伝送用ケーブルと一体化された複合ケーブルをなす被操作信号伝送用ケーブルと、
前記撮像信号伝送用ケーブルに対して前記撮像素子と同じ側に設けられ、前記信号処理部から出力された前記同期信号、及び、前記入力受け部から出力された前記被入力信号が入力するよう構成され、前記被入力信号が入力することにより、前記同期信号が入力するタイミングに応じて前記被操作信号を出力するよう構成されたタイミング制御部と、を備えることを特徴とする内視鏡。
【0009】
態様2
前記タイミング制御部は、前記同期信号が前記タイミング制御部に入力する期間に前記被操作信号を出力する、態様1に記載の内視鏡。
【0010】
態様3
前記タイミング制御部は、前記タイミング制御部への前記被入力信号の入力がなくなったことにより、前記タイミングに応じて、前記被操作信号の出力を停止する、態様1又は2に記載の内視鏡。
(【0011】以降は省略されています)

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