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公開番号2024054511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160766
出願日2022-10-05
発明の名称コーティング組成物、コーティング材、塗装積層体、および、塗装積層体の製造方法
出願人三井化学株式会社
代理人個人,個人
主分類C09D 201/06 20060101AFI20240410BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】耐湿性に優れるコーティング組成物、コーティング材、塗装積層体、および、塗装積層体の製造方法を提供すること。
【解決手段】コーティング組成物は、被塗装体の表面をコーティングするコーティング組成物であり、水酸基含有樹脂と、メラミン1molに対するホルムアルデヒドの平均付加数が、3mol以上6mol以下であり、炭素数1~6のアルコールで変性されたアルキルエーテル化メラミン樹脂と、ルイス酸触媒を含み、ルイス酸触媒は、Paulingの電気陰性度が、1.31以上2.02以下の金属からなるカチオンと、プロトン酸の脱プロトン化体である対アニオンからなり、SP値が11以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
被塗装体の表面をコーティングするコーティング組成物であって、
下記(A)~(C)を含む、コーティング組成物。
(A)水酸基含有樹脂(但し、アルキルエーテル化メラミン樹脂(B)を除く)
(B)メラミン1molに対するホルムアルデヒドの平均付加数が、3mol以上6mol以下であり、炭素数1~6のアルコールで変性されたアルキルエーテル化メラミン樹脂
(C)Paulingの電気陰性度が、1.31以上2.02以下の金属からなるカチオンと、プロトン酸の脱プロトン化体である対アニオンからなり、SP値が11以下であるルイス酸触媒
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記プロトン酸は、酸解離定数pKa1.0以下である、請求項1に記載のコーティング組成物。
【請求項3】
前記アルキルエーテル化メラミン樹脂(B)に対する前記水酸基含有樹脂(A)の質量比(水酸基含有樹脂(A)/アルキルエーテル化メラミン樹脂(B))が、60/40以上95/5以下である、請求項1に記載のコーティング組成物。
【請求項4】
被塗装体の表面をコーティングするコーティング材であって、
前記被塗装体の表面を被覆する第1コーティング層を形成するための第1コーティング材と、
前記第1コーティング層の表面を被覆する第2コーティング層を形成するための第2コーティング材とを備え、
前記第1コーティング材は、請求項1~3のいずれか一項に記載のコーティング組成物と、顔料とを含み、
前記第1コーティング材の水酸基含有樹脂は、水酸基価が、20mgKOH/g以上80mgKOH/g以下であり、酸価が、3mgKOH/g以上50mgKOH/g以下であり、
前記第2コーティング材は、請求項1~3のいずれか一項に記載のコーティング組成物を含み、
前記第2コーティング材の水酸基含有樹脂は、水酸基価が、55mgKOH/g以上180mgKOH/g以下であり、
前記第2コーティング材のアルキルエーテル化メラミン樹脂は、炭素数2~6のアルコールで変性されている、コーティング材。
【請求項5】
前記第2コーティング材は、さらに、ラジカル捕捉剤を含み、
前記ラジカル補足剤は、塩基解離定数pKbが、6以上14以下である、請求項4に記載のコーティング材。
【請求項6】
被塗装体と、前記被塗装体の表面を被覆する第1コーティング層と、前記第1コーティング層の表面を被覆する第2コーティング層を備え、
前記第1コーティング層は、請求項4に記載の第1コーティング材から形成され、
前記第2コーティング層は、請求項4に記載の第2コーティング材から形成される、塗装積層体。
【請求項7】
前記被塗装体が、樹脂である、請求項6に記載の塗装積層体。
【請求項8】
前記樹脂が、アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン共重合樹脂である、請求項7に記載の塗装積層体。
【請求項9】
被塗装体の表面に、請求項4に記載の第1コーティング材を塗布することにより、未硬化の第1コーティング層を配置する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記未硬化の第1コーティング層の表面に、請求項4に記載の第2コーティング材を塗布することにより、未硬化の第2コーティング層を配置する第2工程と、
前記未硬化の第1コーティング層および前記未硬化の第2コーティング層を、同時に硬化させる第3工程とを備える、塗装積層体の製造方法。
【請求項10】
前記被塗装体が、樹脂である、請求項9に記載の塗装積層体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コーティング組成物、コーティング材、塗装積層体、および、塗装積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用塗料および家電用塗料の分野において、ポリオールとアルキルエーテル化メラミン樹脂とを含む熱硬化性樹脂組成物が使用されている。
【0003】
このような熱硬化性樹脂組成物として、例えば、水酸基を有する樹脂(A)と、アルキルエーテル化メラミン樹脂(B)と、ルイス酸触媒(C)と、溶剤(D)を含み、ルイス酸触媒(C)は、Paulingの電気陰性度が、1.31以上2.02以下の金属からなるカチオンと、酸解離定数pKaが1.0以下のプロトン酸の脱プロトン化体である対アニオンとからなる、熱硬化性樹脂組成物が、提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ルイス酸触媒は、具体的には、硝酸塩、硫酸塩、および、ハロゲン化物が挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2019/202964号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、このような熱硬化性樹脂組成物から形成される塗膜には、より一層、耐湿性が要求される。
【0006】
本発明は、耐湿性に優れるコーティング組成物、コーティング材、塗装積層体、および、塗装積層体の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、被塗装体の表面をコーティングするコーティング組成物であって、下記(A)~(C)を含む、コーティング組成物を含んでいる。
(A)水酸基含有樹脂(但し、アルキルエーテル化メラミン樹脂(B)を除く)
(B)メラミン1molに対するホルムアルデヒドの平均付加数が、3mol以上6mol以下であり、炭素数1~6のアルコールで変性されているアルキルエーテル化メラミン樹脂
(C)Paulingの電気陰性度が、1.31以上2.02以下の金属からなるカチオンと、プロトン酸の脱プロトン化体である対アニオンからなり、SP値が11以下であるルイス酸触媒
【0008】
本発明[2]は、前記プロトン酸が、酸解離定数pKa1.0以下である、上記[1]に記載のコーティング組成物を含んでいる。
【0009】
本発明[3]は、前記アルキルエーテル化メラミン樹脂(B)に対する前記水酸基含有樹脂(A)の質量比(水酸基含有樹脂(A)/アルキルエーテル化メラミン樹脂(B))が、60/40以上95/5以下である、上記[1]または[2]に記載のコーティング組成物を含んでいる。
【0010】
本発明[4]は、被塗装体の表面をコーティングするコーティング材であって、前記被塗装体の表面を被覆する第1コーティング層を形成するための第1コーティング材と、前記第1コーティング層の表面を被覆する第2コーティング層を形成するための第2コーティング材とを備え、前記第1コーティング材は、上記[1]~[3]のいずれか一つに記載のコーティング組成物と、顔料とを含み、前記第1コーティング材の水酸基含有樹脂は、水酸基価が、20mgKOH/g以上80mgKOH/g以下であり、酸価が、3mgKOH/g以上50mgKOH/g以下であり、前記第2コーティング材は、上記[1]~[3]のいずれか一つに記載のコーティング組成物を含み、前記第2コーティング材の水酸基含有樹脂は、水酸基価が、55mgKOH/g以上180mgKOH/g以下であり、前記第2コーティング材のアルキルエーテル化メラミン樹脂は、炭素数2~6のアルコールで変性されている、コーティング材を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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