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公開番号2024052090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158556
出願日2022-09-30
発明の名称積層体、眼鏡用レンズ及び眼鏡
出願人住友ベークライト株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02F 1/155 20060101AFI20240404BHJP(光学)
要約【課題】発色及び消色を遅滞なく行うことが可能なエレクトロクロミックシートを備えた積層体の提供。
【解決手段】エレクトロクロミックシートとレンズ材と、を備え、エレクトロクロミックシートは、第1基板と第2基板とエレクトロクロミック素子と封止部と端子部と、を備え、エレクトロクロミック素子は、第1透明電極と、第1補助電極と、第2透明電極と、第2補助電極と、エレクトロクロミック層と、を有し、端子部は、第1補助電極と接続する第1端子部と、第2補助電極と接続する第2端子部と、を有し、第1端子部は、第1基板又は第2基板を貫通し、第1補助電極と接続する第1導通部と、第1基板又は第2基板の表面に設けられ、第1導通部と接続する第1端子と、を有し、第2端子部は、第1基板又は第2基板を貫通し、第2補助電極と接続する第2導通部と、第1基板又は第2基板の表面に設けられ、第2導通部と接続する第2端子と、を有する積層体。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エレクトロクロミックシートと、
前記エレクトロクロミックシートが積層されたレンズ材と、を備え、
前記エレクトロクロミックシートは、
第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板とに挟持されたエレクトロクロミック素子と、
前記第1基板と前記第2基板とに挟持され、前記第1基板と前記第2基板との間に設定される着色領域を区画する封止部と、
前記エレクトロクロミック素子と電気的に接続し、前記第1基板又は前記第2基板の表面に設けられた端子部と、を備え、
前記エレクトロクロミック素子は、前記第1基板側に設けられた第1透明電極と、
前記着色領域の周囲に配置され前記第1透明電極と電気的に接続された第1補助電極と、
前記第2基板側に設けられた第2透明電極と、
前記着色領域の周囲に配置され前記第2透明電極と電気的に接続された第2補助電極と、
前記第1透明電極と前記第2透明電極とに挟持され、前記着色領域に配置され、電圧の印加により着色するエレクトロクロミック層と、を有し、
前記端子部は、前記第1補助電極と電気的に接続する第1端子部と、
前記第2補助電極と電気的に接続する第2端子部と、を有し、
前記第1端子部は、前記第1基板又は前記第2基板を貫通し、前記第1補助電極と電気的に接続する第1導通部と、
前記第1基板又は前記第2基板の表面に設けられ、前記第1導通部と接続する第1端子と、を有し、
前記第2端子部は、前記第1基板又は前記第2基板を貫通し、前記第2補助電極と電気的に接続する第2導通部と、
前記第1基板又は前記第2基板の表面に設けられ、前記第2導通部と接続する第2端子と、を有する積層体。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記端子部は、外部機器と接続する外部接続端子をさらに有する請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記エレクトロクロミック層は、前記第1透明電極に積層する第1エレクトロクロミック層と、
前記第2透明電極に積層する第2エレクトロクロミック層と、
前記第1エレクトロクロミック層と前記第2エレクトロクロミック層との間に充填された電解質層と、を有し、
前記第1エレクトロクロミック層は、酸化反応によって着色を呈する材料を含み、
前記第2エレクトロクロミック層は、還元反応によって着色を呈する材料を含む請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
請求項1に記載の積層体が備えるエレクトロクロミックシートを、前記第1補助電極及び前記第2補助電極の外周に沿って切削して得られたエレクトロクロミック部と、
前記エレクトロクロミック部が積層されたレンズ本体と、を備える眼鏡用レンズ。
【請求項5】
請求項4に記載の眼鏡用レンズと、
前記眼鏡用レンズを保持するフレームと、を備えた眼鏡。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、眼鏡用レンズ及び眼鏡に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
エレクトロクロミズムは、電圧を印加することで酸化還元反応が起こり、可逆的に色が変化する現象である。このような現象を利用した素子として、エレクトロクロミズムを示す材料を用い電圧印加により色を制御するエレクトロクロミック素子が知られている。
【0003】
エレクトロクロミック素子は、例えば、電圧の印加により発色及び消色するエレクトロクロミック層と、透明電極とを備える。透明電極は、エレクトロクロミック層を挟持し、エレクトロクロミック層に電気的に接続されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
エレクトロクロミック素子を備えるエレクトロクロミックシートは、例えば、サングラスなどのアイウエアの材料として用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-167317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の構成で用いる透明電極は、高い電気伝導性と高い可視光透過率とを有する材料を用いて形成される。透明電極の材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)などの酸化物が知られている。
【0007】
一方、上記材料は、金属材料と比べると電気抵抗が高い。そのため、ITO製の透明電極に挟持されたエレクトロクロミック層では、電流が伝わりやすい領域と伝わりにくい領域とが生じ、エレクトロクロミック層の変色(発色、消色)に色ムラが生じ易い。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、発色及び消色を遅滞なく行うことが可能なエレクトロクロミックシートを有する積層体、眼鏡用レンズ及び眼鏡用レンズを有する眼鏡を提供することをあわせて目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題の解決のため、透明電極の導電性を補う補助電極を併用する構成について検討を行った。一般に、補助電極は、透明電極の材料よりも電気抵抗が低い金属材料を用いて形成される。補助電極を用いた構成とすることで、上記変色の遅延の課題については解決可能である。
【0010】
一方、補助電極と外部の電源との接続箇所の構成については、安定した機能の発現や、組み立て時の作業のしやすさなど、種々の観点から工夫の余地がある。
(【0011】以降は省略されています)

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