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公開番号2024049661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156019
出願日2022-09-29
発明の名称シート、およびシートの製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 5/02 20060101AFI20240403BHJP(光学)
要約【課題】艶消し性および耐傷性に優れ、形状追従性が良好なシートを提供する。
【解決手段】基材層1と、基材層の一方の面側に配置された保護層2と、を有するシート10であって、保護層の基材層とは反対側の表面S1が、皺構造を有する表面形状を備え、シートの伸び率が10%以上であり、基材層のデュロメータA硬さが86以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、前記基材層の一方の面側に配置された保護層と、を有するシートであって、
前記保護層の前記基材層とは反対側の表面が、皺構造を有する表面形状を備え、
前記シートの伸び率が10%以上であり、
前記基材層のデュロメータA硬さが86以上である、シート。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記保護層が、電離放射線硬化性樹脂を含む樹脂組成物の硬化物を含有する、請求項1に記載のシート。
【請求項3】
前記基材層の厚さが100μm以上300μm以下である、請求項1または請求項2に記載のシート。
【請求項4】
前記シートの全光線透過率が85%以上である、請求項1または請求項2に記載のシート。
【請求項5】
前記表面形状のJIS B0601:2013に規定される輪郭曲線の高さ方向のパラメータであるRa(算術平均粗さ)が、2μm以下である、請求項1または請求項2に記載のシート。
【請求項6】
前記表面形状のJIS B0601:2013に規定される輪郭曲線の横方向のパラメータであるRSm(曲線要素の平均長さ)が、50μm以下である、請求項1または請求項2に記載のシート。
【請求項7】
前記保護層の前記表面形状を有する表面の60°グロス値が、10.0以下である、請求項1または請求項2に記載のシート。
【請求項8】
前記基材層の前記保護層とは反対の面側に、接着層を有する、請求項1または請求項2に記載のシート。
【請求項9】
基材層と、前記基材層の一方の面側に配置された保護層とを有し、前記保護層の前記基材層とは反対側の表面が、皺構造を有する表面形状を備える、シートの製造方法であって、
賦形層を有し、前記賦形層の一方の表面が、前記保護層の前記表面形状が反転した第2の表面形状を備える、賦形用シートを準備する賦形用シート準備工程と、
前記基材層の一方の面側に、樹脂組成物を塗布して塗布層を形成する塗布層形成工程と、
前記塗布層と前記賦形用シートの前記賦形層とが接した状態で前記塗布層を硬化する賦形工程と、
前記賦形用シートを剥がす剥離工程と、
を有し、
前記シートの伸び率が10%以上であり、
前記基材層のデュロメータA硬さが86以上である、シートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シート、およびシートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
各種物品においては、保護のために、表面に保護フィルムを配置する場合がある。例えば、車両等の塗装面を保護する塗装保護フィルムが知られている。また、傷を修復する自己修復機能を有する自己修復保護フィルムが知られている(例えば特許文献1参照)。一般に、塗装保護フィルムは、自己修復機能を有することが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-185731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、保護フィルムにおいては、意匠性を高めるため、艶消しフィルムが開発されている。しかし、自己修復保護フィルムは、小さな傷であれば修復できるものの、大きな力で生じた深い傷は修復するのが困難である。自己修復保護フィルムが艶消しフィルムである場合、表面に傷が付くと、傷による艶上がりが生じる。この場合、外観が損なわれるという問題がある。
【0005】
また、物品は様々な立体形状を有することから、保護フィルムには、多様な形状に対応して貼り付け可能であることが望まれる。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、艶消し性および耐傷性に優れ、形状追従性が良好なシートを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態は、基材層と、上記基材層の一方の面側に配置された保護層と、を有するシートであって、上記保護層の上記基材層とは反対側の表面が、皺構造を有する表面形状を備え、上記シートの伸び率が10%以上であり、上記基材層のデュロメータA硬さが86以上である、シートを提供する。
【0008】
本開示の他の実施形態は、基材層と、上記基材層の一方の面側に配置された保護層とを有し、上記保護層の上記基材層とは反対側の表面が、皺構造を有する表面形状を備える、シートの製造方法であって、賦形層を有し、上記賦形層の一方の表面が、上記保護層の上記表面形状が反転した第2の表面形状を備える、賦形用シートを準備する賦形用シート準備工程と、上記基材層の一方の面側に、樹脂組成物を塗布して塗布層を形成する塗布層形成工程と、上記塗布層と上記賦形用シートの上記賦形層とが接した状態で上記塗布層を硬化する賦形工程と、上記賦形用シートを剥がす剥離工程と、を有し、上記シートの伸び率が10%以上であり、上記基材層のデュロメータA硬さが86以上である、シートの製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示においては、艶消し性および耐傷性に優れ、形状追従性が良好なシートを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示におけるシートを例示する概略断面図である。
本開示におけるシートの保護層表面の顕微鏡画像の一例である。
本開示におけるシートを例示する概略断面図である。
本開示におけるシートの製造方法を例示する工程図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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