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公開番号2024049408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2021029974
出願日2021-02-26
発明の名称カラーフィルタ用インクジェットインク組成物、硬化物、光変換層、及びカラーフィルタ
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 5/20 20060101AFI20240403BHJP(光学)
要約【課題】発光性ナノ結晶粒子と、光散乱性粒子とを含有しながら、優れた外部量子効率を有するカラーフィルタ画素部を形成し得るとともに、再分散性にも優れるカラーフィルタ用インクジェットインク組成物を提供すること。
【解決手段】発光性ナノ結晶粒子と、発光性ナノ結晶粒子の表面に結合可能な有機リガンドと、光散乱性粒子と、高分子分散剤と、光重合性化合物と、を含有し、有機リガンドの含有量が、発光性ナノ結晶粒子100質量部に対して、15~50質量部であり、高分子分散剤の含有量が、光散乱性粒子100質量部に対して、3~15質量部である、カラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
発光性ナノ結晶粒子と、前記発光性ナノ結晶粒子の表面に結合可能な有機リガンドと、光散乱性粒子と、高分子分散剤と、光重合性化合物と、を含有し、
前記有機リガンドの含有量が、前記発光性ナノ結晶粒子100質量部に対して、15~50質量部であり、
前記高分子分散剤の含有量が、前記光散乱性粒子100質量部に対して、3~15質量部である、カラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記有機リガンドの分子量が1000以下である、請求項1に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
【請求項3】
前記高分子分散剤の重量平均分子量が1000以上である、請求項1又は2に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
【請求項4】
前記高分子分散剤が、酸価及びアミン価の両方を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
【請求項5】
前記高分子分散剤が、2種類以上の高分子分散剤を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
【請求項6】
前記光散乱性粒子の平均粒子径が0.15μm以上0.5μm以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物の硬化物。
【請求項8】
複数の画素部と、当該複数の画素部間に設けられた遮光部と、を備え、
前記複数の画素部は、請求項1~6のいずれか一項に記載のカラーフィルタ用インクジェットインク組成物の硬化物を含む発光性画素部を有する、光変換層。
【請求項9】
前記発光性画素部として、
420~480nmの範囲の波長の光を吸収し605~665nmの範囲に発光ピーク波長を有する光を発する発光性ナノ結晶粒子を含有する、第1の発光性画素部と、
420~480nmの範囲の波長の光を吸収し500~560nmの範囲に発光ピーク波長を有する光を発する発光性ナノ結晶粒子を含有する、第2の発光性画素部と、
を備える、請求項8に記載の光変換層。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の光変換層を備える、カラーフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カラーフィルタ用インクジェットインク組成物、硬化物、光変換層、及びカラーフィルタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ディスプレイに用いられるカラーフィルタは、例えば、赤色有機顔料粒子又は緑色有機顔料粒子と、アルカリ可溶性樹脂及び/又はアクリル系単量体とを含有する硬化性レジスト材料を用いて、フォトリソグラフィ法により製造されてきた。
【0003】
近年、ディスプレイの低消費電力化が強く求められるようになり、上記赤色有機顔料粒子又は緑色有機顔料粒子に代えて、例えば量子ドット、量子ロッド、その他の無機蛍光体粒子等の発光性ナノ結晶粒子を用いて、赤色画素、緑色画素といった画素部を形成させる方法が、活発に研究されている(例えば特許文献1)。
【0004】
ところで、上記フォトリソグラフィ法でのカラーフィルタの製造方法では、その製造方法の特徴から、比較的高価な発光性ナノ結晶粒子を含めた画素部以外のレジスト材料が無駄になるという欠点があった。このような状況下、上記のようなレジスト材料の無駄をなくすため、インクジェット法(インクジェット方式)により、硬化性のインク組成物を用いて、光変換層を形成することが検討され始めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6754499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光変換効率等の点から、カラーフィルタ用のインクジェットインク組成物に、発光性ナノ結晶粒子とともに光散乱性粒子を含有させる場合がある。しかし、発光性ナノ結晶粒子と、光散乱性粒子とを含むインク組成物では、保存時に無機粒子成分の凝集が起こりやすくなり、使用時に均質に再分散させる性能、いわゆる再分散性が低下する場合があった。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、発光性ナノ結晶粒子と、光散乱性粒子とを含有しながら、優れた外部量子効率を有するカラーフィルタ画素部を形成し得るとともに、再分散性に優れるカラーフィルタ用インクジェットインク組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らの検討により、発光性ナノ結晶粒子と、光散乱性粒子とを含むカラーフィルタ用インクジェットインク組成物に、発光性ナノ結晶粒子の表面に結合可能な有機リガンド及び高分子分散剤をそれぞれ特定の量含有させることによって、発光性ナノ結晶粒子と、光散乱性粒子とを含有しながら、優れた外部量子効率を有するカラーフィルタ画素部を形成し得るとともに、再分散性にも優れるカラーフィルタ用インクジェットインク組成物が得られることが判明した。
【0009】
本発明の一側面は、発光性ナノ結晶粒子と、発光性ナノ結晶粒子の表面に結合可能な有機リガンドと、光散乱性粒子と、高分子分散剤と、光重合性化合物と、を含有し、有機リガンドの含有量が、発光性ナノ結晶粒子100質量部に対して、15~50質量部であり、高分子分散剤の含有量が、光散乱性粒子100質量部に対して、3~15質量部である、カラーフィルタ用インクジェットインク組成物に関する。
【0010】
有機リガンドの分子量が1000以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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