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公開番号2024048638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154660
出願日2022-09-28
発明の名称覗き見防止システム、覗き見防止システムの使用方法および覗き見防止方法
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240402BHJP(光学)
要約【課題】利便性が向上された新規な覗き見防止システム、その使用方法および覗き見防止方法を提供する。
【解決手段】
覗き見防止システム100Aは、直線偏光を出射する表示面を有する表示装置10Aと、表示装置によって表示が提供される空間50を周囲と区切る間仕切り30であって、空間内を見ることができる透光部20を有する間仕切り30と、表示装置の表示面と対向するように配置された光学積層体40とを有する。透光部20は、透明基板22と、第1方向に平行な第1吸収軸を有する第1偏光層24とを有する。光学積層体40は、第1方向に直交する第2方向に平行な第2吸収軸を有する第2偏光層42と、第2偏光層の表示面側に配置された2分の1波長板48とを有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
直線偏光を出射する表示面を有する表示装置と、
前記表示装置によって表示が提供される空間を周囲と区切る間仕切りであって、前記空間内を見ることができる透光部を有する間仕切りと、
前記表示装置の前記表示面と対向するように配置された光学積層体と
を有し、
前記透光部は、透明基板と、第1方向に平行な第1吸収軸を有する第1偏光層とを有し、
前記光学積層体は、
前記第1方向に直交する第2方向に平行な第2吸収軸を有する第2偏光層と、
前記第2偏光層の前記表示面側に配置された2分の1波長板と
を有する、覗き見防止システム。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記表示装置は、前記表示面の前面に第3偏光層を有し、
前記第3偏光層は第3方向に平行な第3吸収軸を有し、前記第3方向は前記第1方向と直交していない、請求項1に記載の覗き見防止システム。
【請求項3】
前記2分の1波長板の遅相軸と前記第3方向とがなす角は、35°以上55°以下である、請求項2に記載の覗き見防止システム。
【請求項4】
前記2分の1波長板は、ディスコティック液晶を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の覗き見防止システム。
【請求項5】
前記2分の1波長板は、ノルボルネン系樹脂を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の覗き見防止システム。
【請求項6】
前記第3方向は、前記第1方向と平行である、請求項2または3に記載の覗き見防止システム。
【請求項7】
前記第3方向と前記第1方向とがなす角は45°である、請求項2または3に記載の覗き見防止システム。
【請求項8】
前記光学積層体は、前記第2偏光層の前記2分の1波長板と反対側に配置された保護層をさらに有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の覗き見防止システム。
【請求項9】
前記光学積層体は、前記表示装置との間に空気層を介して配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の覗き見防止システム。
【請求項10】
前記第1方向は、鉛直方向であり、前記第2方向は、水平方向である、請求項1から3のいずれか1項に記載の覗き見防止システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、覗き見防止システム、覗き見防止システムの使用方法および覗き見防止方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置に代表される偏光を利用して表示を行う表示装置が広く用いられている。大型の表示装置は、例えば、プレゼンテーション用またはテレビ会議用のモニターとして、会議室に設置されることが多い。
【0003】
一方、空間的な開放感をもたらすオープンな会議室の利用も広まりつつある。例えば、会議室の壁(または間仕切り)をガラス板(またはアクリル板)で構成し、透明にすることによって開放感を得ている。壁を透明にすることによって開放感が得られる反面、会議室内の表示装置に表示された情報を外部の第三者に覗き見されることが問題になることもある。このような場合に対応するために、例えば、透明な壁の目線の高さをすりガラスやカラーパネルを用いて不透明にすることが行われている。しかしながら、このように透明な壁の一部を不透明にすると、開放感が損なわれることになる。
【0004】
特許文献1には、表示装置から出射される偏光の偏光方向に平行な方向の偏光を吸収する偏光フィルタ(すなわち、表示装置から出射される偏光の偏光方向に直交する方向の偏光を透過する偏光フィルタ)を透明な窓に近接して配置することによって、透明な窓から部屋の内部を見ることを可能にしつつ、表示装置に表示された情報を外部から見えなくするシステムが開示されている。
【0005】
特許文献2には、特許文献1のシステムに比べて利便性が向上された覗き見防止システムが開示されている。特許文献1に記載のシステムにおいて外部から見えなくすることができるのは、窓に設けられた偏光フィルタの吸収軸に平行な方向の偏光を用いて表示された情報に限られる。特許文献2の覗き見防止システムは、空間内の表示装置の表示面に対向するように配置され、面内リタデーションが4000nm以上である位相差層を含む光学積層体を有する。特許文献2の覗き見防止システムは、光学積層体を有することによって、空間内の表示装置から出射された偏光によらず、表示装置に表示された情報を空間の外部から見えなくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第9547112号明細書
国際公開第2021/200723号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1および2の覗き見防止システムにおいて、利便性がさらに向上されることが求められている。詳細は後述する。
【0008】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、利便性が向上された新規な覗き見防止システム、その使用方法および覗き見防止方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態によると、以下の項目に記載の解決手段が提供される。
【0010】
[項目1]
直線偏光を出射する表示面を有する表示装置と、
前記表示装置によって表示が提供される空間を周囲と区切る間仕切りであって、前記空間内を見ることができる透光部を有する間仕切りと、
前記表示装置の前記表示面と対向するように配置された光学積層体と
を有し、
前記透光部は、透明基板と、第1方向に平行な第1吸収軸を有する第1偏光層とを有し、
前記光学積層体は、
前記第1方向に直交する第2方向に平行な第2吸収軸を有する第2偏光層と、
前記第2偏光層の前記表示面側に配置された2分の1波長板と
を有する、覗き見防止システム。
(【0011】以降は省略されています)

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