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公開番号2024048057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153895
出願日2022-09-27
発明の名称室内熱交換器
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F28F 1/32 20060101AFI20240401BHJP(熱交換一般)
要約【課題】本開示の課題は、汎用性のある死水域低減構造を有する室内熱交換器を提供することである。
【解決手段】室内熱交換器41は、所定のフィンピッチで層状に並ぶ複数のフィン50と、フィン50を貫通し、外径が5.3mmよりも大きい複数の伝熱管60とを備えている。室内熱交換器41では、フィン50の長手方向に隣接する第1貫通孔51と第2貫通孔52との間に、頂部の高さがフィンピッチの15%以上の寸法のたわみ部53が存在することによって、フィン50上で空気の流れに乱れが生じるので、伝熱管60後方の死水域が低減され、送風騒音が抑制される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
空調室内ユニットの吸込口から吹出口に到る空気流れの経路において、ファンの上流側に配置される室内熱交換器であって、
所定のフィンピッチで層状に並ぶ複数のフィン(50)と、
前記フィン(50)を貫通する、外径が5.3mmよりも大きい複数の伝熱管(60)と、
を備え、
前記フィン(50)は、
第1孔(51)と、
前記フィン(50)の長手方向において前記第1孔(51)と隣接する第2孔(52)と、
前記第1孔(51)と前記第2孔(52)との間で一様にたわんだたわみ部(53)と、
を有し、
前記たわみ部(53)の頂部の高さは、前記フィンピッチの15%以上の寸法である、
室内熱交換器。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記フィン(50)は、
前記フィン(50)が板厚方向に切り起されることによって形成される切り起し部(54)と、
前記切り起し部(54)の形成によって生じるスリット(55)と、
をさらに有し、
前記たわみ部(53)の頂部の高さは、前記切り起し部(54)の高さの50%以下の寸法である、
請求項1に記載の室内熱交換器。
【請求項3】
前記フィン(50)の板厚方向および長手方向の両方向と直交する方向から前記フィン(50)を視たとき、前記たわみ部(53)の頂部と前記切り起し部(54)の頂部とは重ならない、
請求項2に記載の室内熱交換器。
【請求項4】
前記たわみ部(53)の頂部の高さは、前記フィンピッチの30%以下の寸法である、
請求項1または請求項2に記載の室内熱交換器。
【請求項5】
前記たわみ部(53)は、前記伝熱管(60)の径を拡げて前記伝熱管(60)と前記フィン(50)とを密着させる拡管加工によって形成される、
請求項1または請求項2に記載の室内熱交換器。
【請求項6】
前記フィン(50)と前記ファンとの最短距離は、15mm~30mmの範囲内である、
請求項1または請求項2に記載の室内熱交換器。
【請求項7】
前記たわみ部(53)は、層状に並んだ前記フィン(50)のうち前記ファンに近い前記フィン(50)に形成されている、
請求項1または請求項2に記載の室内熱交換器。
【請求項8】
前記切り起し部(54)の一部が、前記空気流れにおける前記伝熱管(60)の背面側の空間に位置する、
請求項2に記載の室内熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
熱交換器の空気流れにおける伝熱管の後方には、空気の動きが不活発な領域である死水域が発生する。この死水域が大きくなると送風騒音を増大させるので、死水域の増長を抑制して騒音を低減する必要がある。
【0003】
死水域の増長を抑制した熱交換器は、特許文献1(特開2008-180468号公報)に開示されている。この熱交換器では、フィンを波状に加工して空気の流線と波とのなす角度が10°~60°の範囲となるようにフィン部材を配置し、それによって死水域に空気が流れるようにしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、フィンが波状に加工されていない熱交換器についての検討がなく、死水域を低減する構造(以下、死水域低減構造という。)としての適用範囲が限定的である。それゆえ、汎用性のある死水域低減構造を有する熱交換器を提供する、という課題が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点の室内熱交換器は、空調室内ユニットの吸込口から吹出口に到る空気流れの経路において、ファンの上流側に配置される室内熱交換器であって、フィンと、伝熱管とを備える。フィンは、所定のフィンピッチで層状に並んでいる。伝熱管はフィンを貫通し、外径が5.3mmよりも大きい。また、フィンは、第1孔と、第2孔と、たわみ部とを有している。第2孔は、フィンの長手方向において第1孔と隣接する。たわみ部は、第1孔と第2孔との間で一様にたわんでいる。たわみ部の頂部の高さは、上記フィンピッチの15%以上の寸法である。
【0006】
この室内熱交換器では、フィンの長手方向において第1孔とそれに隣接する第2孔との間に、フィンピッチの15%以上の寸法であるたわみ部が存在することによって、フィン上で空気の流れに乱れが生じるので、伝熱管後方の死水域が低減され、送風騒音が抑制される。
【0007】
それゆえ、フィンが波状に加工されていない熱交換器に対しても、死水域低減構造として適用可能である。
【0008】
第2観点の室内熱交換器は、第1観点の室内熱交換器であって、フィンが切り起し部とスリットとをさらに有している。切り起し部は、フィンが板厚方向に切り起されることによって形成される。スリットは、切り起し部の形成によって生じる。たわみ部の頂部の高さは、切り起し部の高さの50%以下の寸法である。
【0009】
この室内熱交換器では、たわみ部が高くなりすぎると、切り起し部に風が当たらなくなるので、切り起し部の高さの50%以下の寸法に設定することによって、切り起し部へ風が当たるようにする。
【0010】
第3観点の室内熱交換器は、第2観点の室内熱交換器であって、フィンの板厚方向および長手方向の両方向と直交する方向からフィンを視たとき、たわみ部の頂部と切り起し部の頂部とは重ならない。
(【0011】以降は省略されています)

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