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公開番号2023095230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-06
出願番号2021210998
出願日2021-12-24
発明の名称熱交換器のタンク接続構造
出願人株式会社ティラド
代理人
主分類F28F 9/02 20060101AFI20230629BHJP(熱交換一般)
要約【課題】 バー・アンド・プレート型の熱交換器におけるタンク内に溶接される補強板の溶接の作業性および強度の向上。
【解決手段】 この熱交換器のコア4は、平面が長方形のプレート3を用いて、プレート3、仕切部1、プレート3、バー材2の順で繰り返し積層され、仕切部1はプレート3の、ある両端部に配置され、バー材2は他の両端部に配置されている。コア4においてバー材2が配置されている端面にタンク5が接合される。タンク5内には、タンク5の内壁とコア4の前記端面との間をつなぐ補強板6が配置されている。その補強板6は、コア4を構成するプレート3、仕切部1およびバー材2の積層方向に延在している。前記端面におけるプレート3間の開口部7には、その開口部7を部分的に閉塞する溶接用架橋材8が配置されており、補強板6のコア側の端部6aがバー材2及び溶接用架橋材8に溶接されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面が長方形のプレート(3)を用いて、
プレート(3)、仕切部(1)、プレート(3)、バー材(2)の順で繰り返し積層され、仕切部(1)はプレート(3)の、ある両端部に配置され、バー材(2)は他の両端部に配置されているコア(4)と、
コア(4)においてバー材(2)が配置されている端面に接合されるタンク(5)と、
タンク(5)の内壁とコア(4)の前記端面との間をつなぐ補強板(6)と、
を具備し、
補強板(6)は、コア(4)を構成するプレート(3)、仕切部(1)およびバー材(2)の積層方向に延在している熱交換器のタンク接続構造において、
前記端面におけるプレート(3)間の開口部(7)には、その開口部(7)を部分的に閉塞する溶接用架橋材(8)が配置されており、
補強板(6)のコア側の端部(6a)がバー材(2)及び溶接用架橋材(8)に溶接されている熱交換器のタンク接続構造。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1に記載の熱交換器のタンク接続構造において、
溶接用架橋材(8)に隣接するプレート(3)に切欠き(11)が形成されおり、その切欠き(11)に嵌合する突起(12)が前記溶接用架橋材(8)に形成された熱交換器のタンク接続構造。
【請求項3】
請求項1に記載の熱交換器のタンク接続構造において、
溶接用架橋材(8)に隣接するプレート(3)に溶接用架橋材(8)が配置された開口部(7)内に突出する突部(13)が形成され、その突部(13)に前記溶接用架橋材(8)が保持された熱交換器のタンク接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
バー・アンド・プレート型のコアを有する熱交換器におけるタンクの耐圧構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のバー・アンド・プレート型の熱交換器のタンク接続構造として、図5の構造が提案されている。
この従来型の熱交換器は、図5(A)に示す如く、プレート23、第1バー材21、プレート23、第2バー材22の順で繰り返し積層され、第1バー材21はプレート23の、ある両端部に配置され、第2バー材22は他の両端部に配置されているコア24を有する。コア24において第2バー材22が配置されている端面には、タンク25が接合される。
タンク25の内壁には、タンク25の内壁とコア24の端面との間をつなぐ補強板26が配置されている。その補強板26は、コア24を構成する第1バー材21、第2バー材22およびプレート23の積層方向に延在している。
コア24の端面におけるプレート23間には、開口部27が形成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のような熱交換器のタンク接続構造においては、図5(B)に記載の例のように、第2バー材22と開口部27とが交互に配置されており、コア24と補強板26の端部26aの溶接部29は断続的になる。
そのため、補強板26の溶接の作業性が悪くなるとともに、溶接部29の溶接長が短くなるため、溶接強度が不足するおそれがある。
本発明は、上記問題について解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載の本発明は、平面が長方形のプレート3を用いて、
プレート3、仕切部1、プレート3、バー材2の順で繰り返し積層され、仕切部1はプレート3の、ある両端部に配置され、バー材2は他の両端部に配置されているコア4と、
コア4においてバー材2が配置されている端面に接合されるタンク5と、
タンク5の内壁とコア4の前記端面との間をつなぐ補強板6と、
を具備し、
補強板6は、コア4を構成するプレート3、仕切部1およびバー材2の積層方向に延在している熱交換器のタンク接続構造において、
前記端面におけるプレート3間の開口部7には、その開口部7を部分的に閉塞する溶接用架橋材8が配置されており、
補強板6のコア側の端部6aがバー材2及び溶接用架橋材8に溶接されている熱交換器のタンク接続構造である。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の熱交換器のタンク接続構造において、
溶接用架橋材8に隣接するプレート3に切欠き11が形成されおり、その切欠き11に嵌合する突起12が前記溶接用架橋材8に形成された熱交換器のタンク接続構造である。
【0006】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の熱交換器のタンク接続構造において、
溶接用架橋材8に隣接するプレート3に溶接用架橋材8が配置された開口部7内に突出する突部13が形成され、その突部13に前記溶接用架橋材8が保持された熱交換器のタンク接続構造である。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明は、コア4のバー材2が配置されている端面におけるプレート3間の開口部7に、その開口部7を部分的に閉塞する溶接用架橋材8が配置され、補強板6のコア側の端部6aがバー材2及び溶接用架橋材8に溶接されているものである。
これにより、補強板6をコア4に連続的に溶接部9を形成することができ、溶接の作業性が向上する。それと共に、補強板6の溶接部9の溶接長が長くなり、溶接強度が十分確保される。
【0008】
請求項2に記載の発明のように、溶接用架橋材8に隣接するプレート3に切欠き11が形成されおり、その切欠き11に嵌合する突起12が溶接用架橋材8に形成されている場合には、溶接用架橋材8が確実に位置決めされる。
【0009】
請求項3に記載の発明のように、溶接用架橋材8に隣接するプレート3に溶接用架橋材8が配置された開口部7内に突出する突部13が形成され、その突部13に前記溶接用架橋材8が保持されている場合には、溶接用架橋材8が確実に位置決めされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の熱交換器のタンク接続構造を示す説明図であり、図1(A)は要部斜視図、図1(B)は図1(A)のB部拡大図。
図1(A)のII-II矢視断面図。
同タンク接続構造の第1実施例であり、図3(A)はその要部斜視図、図3(B)は図3(A)のB-B矢視断面図。
本発明の熱交換器のタンク接続構造の第2実施例であり、図4(A)はその要部斜視図、図4(B)は図4(A)のB-B矢視断面図。
従来型の熱交換器のタンク接続構造を示し、図5(A)は要部斜視図であり、図5(B)は図5(A)のB部拡大図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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