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公開番号2023087413
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-23
出願番号2021201773
出願日2021-12-13
発明の名称洗浄装置
出願人栗田工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F28G 1/16 20060101AFI20230616BHJP(熱交換一般)
要約【課題】洗浄効果のムラを低減する洗浄装置を提供すること。
【解決手段】複数の管が配されている管群に対して流体を噴射する噴射部と、前記噴射部を前記管群に沿って移動させる移動機構と、前記噴射部及び前記移動機構を駆動する駆動部と、を備えており、前記噴射部が、複数のノズルを有しており、前記駆動部が、前記管群及び/又は前記流体に関する情報に基づいて、前記ノズル及び前記管群の距離、前記ノズルの角度、前記ノズル同士の間隔、前記噴射部の移動速度、及び前記流体の圧力からなる群より選ばれる1種以上を変化させる、洗浄装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の管が配されている管群に対して流体を噴射する噴射部と、
前記噴射部を前記管群に沿って移動させる移動機構と、
前記噴射部及び前記移動機構を駆動する駆動部と、を備えており、
前記噴射部が、複数のノズルを有しており、
前記駆動部が、前記管群及び/又は前記流体に関する情報に基づいて、前記ノズル及び前記管群の距離、前記ノズルの角度、前記ノズル同士の間隔、前記噴射部の移動速度、及び前記流体の圧力からなる群より選ばれる1種以上を変化させる、洗浄装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記管群に関する情報を含む設計データが入力される入力部をさらに備えている、
請求項1に記載の洗浄装置。
【請求項3】
前記複数のノズルのそれぞれが、前記管群の厚み方向に対して略同一角度で傾斜している、
請求項1又は2に記載の洗浄装置。
【請求項4】
前記管群を通り抜けた前記流体の量を測定する流体量測定部をさらに備えており、
前記流体に関する情報が、前記量を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の洗浄装置。
【請求項5】
前記管群を通り抜けた前記流体の濁度を測定する濁度測定部をさらに備えており、
前記流体に関する情報が、前記濁度を含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の洗浄装置。
【請求項6】
前記流体に関する情報が、前記濁度の経時的変化を含む、
請求項5に記載の洗浄装置。
【請求項7】
前記移動機構が、
前記管の径方向に前記噴射部を移動させる横移動機構と、
前記管の長さ方向に前記噴射部を移動させる縦移動機構と、を有しており、
前記横移動機構及び前記管群の距離が略一定であり、
前記縦移動機構及び前記管群の距離が略一定である、
請求項1から6のいずれか一項に記載の洗浄装置。
【請求項8】
前記流体が、2MP以上の高圧水である、
請求項1から7のいずれか一項に記載の洗浄装置。
【請求項9】
前記管が、熱交換器用フィンチューブである、
請求項1から8のいずれか一項に記載の洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄装置に関する。特に、本発明は、空冷式復水器の表面に付着する汚れを洗浄する洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プラントのボイラ設備などで発生した蒸気をタービンに通気した後、空冷式復水器が冷却して水に戻すことにより循環している。空冷式復水器の冷却効率は、プラントの稼働効率に大きな影響を与える。冷却効率が低ければ、タービン後段の真空度が上がらず、タービン効率が低下する。したがって、空冷式復水器の冷却効率の低下を防止することが求められる。
【0003】
空冷式復水器が有するファンは、外気を復水器パネルに送り込む。空冷式復水器が有する管群は、送り込まれた外気を熱交換して放出する。このとき、外気に含まれる塵埃などの汚れが管群の表面に堆積する。そのため、堆積した汚れを作業者が水の噴射により洗浄している。
【0004】
しかし、作業者が洗浄するため、洗浄効果にムラが生じるという問題がある。また、アルミニウム製のフィンチューブに噴射ノズルを近づけ過ぎたり、噴射角度が不適切だったりすると、フィンチューブが変形するおそれがある。
【0005】
例えば特許文献1では、「複数の管が配列され、全体として、互いに対向する位置に配置された第1面と第2面を有する板状に形成された管群を清掃する清掃装置であって、前記第1面の側から前記管群に流体を噴射することによって、前記管に付着した粉塵を除去する噴射部と、前記噴射部を前記第1面に沿って移動させる走行機構とを備える清掃装置」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2007/027324号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、洗浄効果のムラをより低減する洗浄装置が求められている。
【0008】
そこで本発明は、洗浄効果のムラを低減する洗浄装置を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、複数の管が配されている管群に対して流体を噴射する噴射部と、前記噴射部を前記管群に沿って移動させる移動機構と、前記噴射部及び前記移動機構を駆動する駆動部と、を備えており、前記噴射部が、複数のノズルを有しており、前記駆動部が、前記管群及び/又は前記流体に関する情報に基づいて、前記ノズル及び前記管群の距離、前記ノズルの角度、前記ノズル同士の間隔、前記噴射部の移動速度、及び前記流体の圧力からなる群より選ばれる1種以上を変化させる、洗浄装置を提供する。
前記洗浄装置が、前記管群に関する情報を含む設計データが入力される入力部をさらに備えていてよい。
前記複数のノズルのそれぞれが、前記管群の厚み方向に対して略同一角度で傾斜していてよい。
前記洗浄装置が、前記管群を通り抜けた前記流体の量を測定する流体量測定部をさらに備えており、前記流体に関する情報が、前記量を含んでよい。
前記洗浄装置が、前記管群を通り抜けた前記流体の濁度を測定する濁度測定部をさらに備えており、前記流体に関する情報が、前記濁度を含んでよい。
前記流体に関する情報が、前記濁度の経時的変化を含んでよい。
前記移動機構が、前記管の径方向に前記噴射部を移動させる横移動機構と、前記管の長さ方向に前記噴射部を移動させる縦移動機構と、を有しており、前記横移動機構及び前記管群の距離が略一定であり、前記縦移動機構及び前記管群の距離が略一定であってよい。
前記流体が、2MP以上の高圧水であってよい。
前記管が、熱交換器用フィンチューブであってよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、洗浄効果のムラを低減する洗浄装置を提供できる。なお、本明細書中に記載した効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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