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公開番号2024047400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022153001
出願日2022-09-26
発明の名称クロック発生装置および駆動装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H03K 3/354 20060101AFI20240329BHJP(基本電子回路)
要約【課題】発振器の起動開始に応じてより安定したクロックを発生するクロック発生装置及びタイマにクロックを供給する駆動装置を提供する。
【解決手段】クロック発生装置1は、入力される制御電圧Voutに応じたクロックFoutを出力する電圧制御発振器と、クロックの周波数と目標周波数との差に応じた制御電圧を発生する制御電圧発生器と、電圧制御発振器の起動期間に電圧制御発振器に供給する起動電圧Vstartを発生する起動電圧発生器と、電圧制御発振器の起動開始から起動期間の間、制御電圧を起動電圧に設定する起動回路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力される制御電圧に応じたクロックを出力する電圧制御発振器と、
前記クロックの周波数と目標周波数との差に応じた前記制御電圧を発生する制御電圧発生器と、
前記電圧制御発振器の起動期間に前記電圧制御発振器に供給する起動電圧を発生する起動電圧発生器と、
前記電圧制御発振器の起動開始から前記起動期間の間、前記制御電圧を前記起動電圧に設定する起動回路と
を備えるクロック発生装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記起動期間は、前記クロックの1周期以上の期間である請求項1に記載のクロック発生装置。
【請求項3】
前記起動期間は、前記電圧制御発振器の起動開始後、前記電圧制御発振器が予め定められた数のクロックパルスを出力するまでの期間である請求項1に記載のクロック発生装置。
【請求項4】
前記起動電圧発生器は、温度変動に応じた前記電圧制御発振器の周波数変動を抑える前記起動電圧を発生する請求項1に記載のクロック発生装置。
【請求項5】
前記起動電圧発生器は、
前記電圧制御発振器の起動中に前記制御電圧の電圧値を記憶する記憶部を有し、
前記電圧制御発振器が一旦停止された後再起動する場合の前記起動期間に前記記憶部に記憶された前記電圧値に応じた前記起動電圧を発生する
請求項1に記載のクロック発生装置。
【請求項6】
前記記憶部は、不揮発性メモリである請求項5に記載のクロック発生装置。
【請求項7】
前記制御電圧発生器は、
前記目標周波数に応じたバイアス電流を発生するバイアス電流源と、
前記クロックの周波数に応じたフィードバック電流を出力する第1変換器と、
前記バイアス電流と前記フィードバック電流との差に応じた前記制御電圧を出力する第2変換器と
を有する請求項1に記載のクロック発生装置。
【請求項8】
スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、
入力される制御信号に応じて前記スイッチング素子のオンオフを制御する駆動回路と、
請求項1から7のいずれか一項に記載のクロック発生装置と
を備え、
前記クロック発生装置は、前記駆動装置内において計時に用いられるタイマに前記クロックを供給する
駆動装置。
【請求項9】
前記電圧制御発振器は、前記スイッチング素子のオンを指示する前記制御信号に応じて起動され、前記スイッチング素子のオフを指示する前記制御信号に応じて停止される請求項8に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クロック発生装置および駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「前記リングオシレータの発振周波数の変動を検出する周波数検知回路であって、一方の信号電極が電源に接続され、駆動電極に前記リングオシレータの出力信号が印加されるトランジスタと、前記トランジスタの他方の信号電極と接地との間に設けられる抵抗素子と、前記抵抗素子に並列に接続されるコンデンサ回路であって直列に接続した複数のコンデンサからなり各接続端から電圧レベル値を示す分圧信号を出力するコンデンサ回路とを備える周波数検知回路と」を備え(請求項1)、分圧信号の電圧レベルに応じてリングオシレータの発振経路内に介在させる遅延回路を選択する発振周波数補正回路が記載されている(請求項1)。
【0003】
特許文献2には、「リングオシレータ2は、供給される電圧が上昇すると発振周波数が低下する特性を持つ。そこで、実施の形態1では、リングオシレータ2が正の温度特性を持つ場合、このリングオシレータ2に供給する電源電圧Vdにも正の温度特性を持たせることによって、温度に対する発振周波数の変化を抑制する補正を行う」と記載されている(段落0017)。
【0004】
特許文献3には、「前記複数のインバータがリング状に接続されたリングオシレータと、前記複数のインバータのうち、所望の少なくとも1つのインバータの出力端子に選択的に接続された少なくとも1つのキャパシタと、前記複数のインバータのうち、前記キャパシタが出力端子に接続された前記インバータの電源端子に選択的に接続され、前記インバータを動作させる動作電流を調整する少なくとも1つの電流調整用トランジスタと」を備える発振回路が記載されている(請求項1)。
【0005】
非特許文献1には、「周波数同期ループ技術に基づき温度依存性が小さいクロックパルスを生成する」参照クロック源回路が記載されている(第2頁左欄2.参照)。参照クロック源回路は、「正の温度依存性を持つ低抵抗ポリシリコンR

と、負の温度依存性を持つ高抵抗ポリシリコンR

と」を用いたバイアス電流生成回路を有する(第2頁左欄2.1.1参照)。
【0006】
特許文献4には、「次に、イネーブル信号ENがハイレベルに遷移して、非活性の状態に移行するとする」(段落0071)、「この時、スイッチ部は導通(ON)して、フローティング状態となっている制御部71に代わって、電位発生回路21により制御線VRの電圧レベルが所定電圧VR2となる。ここで、所定電圧VR2としては発振周波数制御信号VRと同等の電圧レベルであることが好ましい」(段落0072)、および「イネーブル信号ENが再度ローレベルに遷移して活性状態に移行すると、スイッチ部11が非道通(OFF)となって電位発生回路21が制御線VRから切り離されると共に、制御部71および発振部810が共に活性化する」(段落0073)と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2004-56561号公報
[特許文献2] 特開2021-170716号公報
[特許文献3] 特開2008-99093号公報
[特許文献4] 特開2003-332891号公報
[非特許文献]
[非特許文献1] 上野 憲一、浅井 哲也、雨宮 好二、「周波数同期技術を用いたオンチップCMOS参照クロック源回路」、電子情報通信学会、電子情報通信学会技術研究報告(信学技報)109(214)、第159~164頁、2009年10月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
発振器の起動開始に応じてより安定したクロックを発生するクロック発生装置を実現することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様においては、入力される制御電圧に応じたクロックを出力する電圧制御発振器と、クロックの周波数と目標周波数との差に応じた制御電圧を発生する制御電圧発生器と、電圧制御発振器の起動期間に電圧制御発振器に供給する起動電圧を発生する起動電圧発生器と、電圧制御発振器の起動開始から起動期間の間、制御電圧を起動電圧に設定する起動回路とを備えるクロック発生装置を提供する。
【0009】
上記のクロック発生装置において、起動期間は、クロックの1周期以上の期間であってよい。
【0010】
上記のいずれかのクロック発生装置において、起動期間は、電圧制御発振器の起動開始後、電圧制御発振器が予め定められた数のクロックパルスを出力するまでの期間であってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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