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公開番号2024047239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152759
出願日2022-09-26
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類F02N 11/08 20060101AFI20240329BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】アイドリングストップの実行時間を長くすることができる制御装置を提供する。
【解決手段】アイドリングストップしているエンジンの再始動を行うモーターと、モーターに電力を供給する第1電池と、第1電池から充電電力が供給される第2電池と、を備える車両に搭載される、制御装置であって、アイドリングストップ中の第1電池の低下電力を導出する導出部と、第1電池の低下電力に基づいて、第1電池がエンジンの再始動に必要な電力をモーターに供給可能か否かを判定する第1判定部と、第1判定部が、第1電池がエンジンの再始動に必要な電力をモーターに供給不可能であると判定した場合、第2電池の充電が必要であるか否かを判定する第2判定部と、第2判定部が、第2電池の充電が不要であると判定した場合、第1電池から第2電池への充電電力の供給を制限する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アイドリングストップしているエンジンの再始動を行うモーターと、前記モーターに電力を供給する第1電池と、前記第1電池から充電電力が供給される第2電池と、を備える車両に搭載される、制御装置であって、
前記アイドリングストップ中の前記第1電池の低下電力を導出する導出部と、
前記第1電池の低下電力に基づいて、前記第1電池が前記エンジンの再始動に必要な電力を前記モーターに供給可能か否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部が、前記第1電池が前記エンジンの再始動に必要な電力を前記モーターに供給不可能であると判定した場合、前記第2電池の充電が必要であるか否かを判定する第2判定部と、
前記第2判定部が、前記第2電池の充電が不要であると判定した場合、前記第1電池から前記第2電池への充電電力の供給を制限する制御部と、を備える、制御装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記導出部は、前記アイドリングストップ中に生じる分極抵抗によって降下する電圧と、前記第1電池から前記第2電池へ出力される平均電流と、に基づいて、前記第1電池の低下電力を導出する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第1判定部は、前記第1電池が出力可能な電力から前記第1電池の低下電力を減じた電力を前記エンジンの再始動に必要な電力として、前記モーターに供給可能か否かを判定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第2判定部は、前記第2電池の電圧が、充電を必要とする所定の閾値を超えるか否かによって、前記第2電池の充電が必要であるか否かを判定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2判定部が、前記第2電池の充電が必要であると判定した場合、スタータを用いて前記エンジンを再始動させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1判定部が、前記第1電池が前記エンジンの再始動に必要な電力を前記モーターに供給可能であると判定した場合、実行している前記第1電池から前記第2電池への充電電力の供給制限を解除する、請求項1に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両のエンジンの再始動を制御する制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、アイドリングストップ中に推定した蓄電素子の電圧低下量に基づいて、エンジン再始動中の蓄電素子の最低電圧を推定し、推定した最低電圧が閾値未満になるとエンジンを再始動させる制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-190347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術では、蓄電素子の最低電圧がエンジンの再始動に必要な値を下回った時点でエンジンを再始動させるため、アイドリングストップの実行時間が短くなり、アイドリングストップによって得られる効果(燃費の向上、排出ガスの低減)が小さくなるという課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、アイドリングストップの実行時間を長くすることができる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、アイドリングストップしているエンジンの再始動を行うモーターと、モーターに電力を供給する第1電池と、第1電池から充電電力が供給される第2電池と、を備える車両に搭載される、制御装置であって、アイドリングストップ中の第1電池の低下電力を導出する導出部と、第1電池の低下電力に基づいて、第1電池がエンジンの再始動に必要な電力をモーターに供給可能か否かを判定する第1判定部と、第1判定部が、第1電池がエンジンの再始動に必要な電力をモーターに供給不可能であると判定した場合、第2電池の充電が必要であるか否かを判定する第2判定部と、第2判定部が、第2電池の充電が不要であると判定した場合、第1電池から第2電池への充電電力の供給を制限する制御部と、を備える、制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の制御装置によれば、アイドリングストップの実行時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る制御装置及びその周辺部の機能ブロック図
制御装置が実行するエンジンの再始動制御の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の制御装置は、第1電池の電力がアイドリングストップ復帰後のエンジン再始動に必要な電力に足りない場合、第1電池から充電電力の供給を受ける第2電池の状態に基づいて、第1電池に生じている分極抵抗による電力低下を解消させることによって、アイドリングストップの実行時間を長くする。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
[実施形態]
<構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る制御装置100及びその周辺部の機能ブロック図である。図1に例示した機能ブロックは、エンジン10と、スタータ20と、モータージェネレータ(MG)30と、電子負荷40と、DCDCコンバータ(DDC)50と、第1電池60と、第2電池70と、制御装置100と、を備えている。本実施形態に係る制御装置100は、エンジン10を動力源とする車両などに搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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