特許ウォッチ

公開番号2024041571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146450
出願日2022-09-14
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 19/06 20060101AFI20240319BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料がガソリンかバイオエタノールかに応じて、簡易に走行モードを変更可能な車両を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る車両は、ガソリンとバイオエタノールとを貯蔵可能なタンク10と、タンク10内に貯蔵されているガソリン又はバイオエタノールが供給されて動作するエンジン20と、エンジン20の動作を制御する制御部40と、を備え、ガソリン又はバイオエタノールを燃料として走行可能な車両である。燃料が、ガソリン又はバイオエタノールのいずれであるかを判別する燃料判別部30をさらに備え、燃料判別部30によって判別された燃料がバイオエタノールである場合、制御部40は、エンジン20の動作を第1走行モードから当該第1走行モードよりも低燃費である第2走行モードに切り換える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ガソリンとバイオエタノールとを貯蔵可能なタンクと、
前記タンク内に貯蔵されているガソリン又はバイオエタノールが供給されて動作するエンジンと、
前記エンジンの動作を制御する制御部と、を備え、
ガソリン又はバイオエタノールを燃料として走行可能な車両であって、
前記燃料が、ガソリン又はバイオエタノールのいずれであるかを判別する燃料判別部をさらに備え、
前記燃料判別部によって判別された前記燃料がバイオエタノールである場合、前記制御部は、前記エンジンの動作を第１走行モードから当該第１走行モードよりも低燃費である第２走行モードに切り換える、
車両。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記燃料判別部によって判別された前記燃料の種類と消費量とに基づいて、環境貢献度を評価する環境貢献度評価部をさらに備え、
単位消費量当たりの前記環境貢献度は、ガソリンよりもバイオエタノールの方が高く設定されている、
請求項１に記載の車両。
【請求項３】
前記環境貢献度評価部によって評価された前記環境貢献度が高い程、当該車両のユーザに対してより多くのインセンティブを付与する、
請求項２に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は車両に関し、複数種類の液体燃料を貯蔵可能なタンクを備えた車両に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、燃料噴射量と車速とに基づいて、実際の燃費を逐次算出し、基準走行燃費と比較することによって、ドライバに低燃費運転を促す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１３７４４３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
燃料がガソリンかバイオエタノールかに応じて、簡易に走行モードを変更したい。
【０００５】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、燃料がガソリンかバイオエタノールかに応じて、簡易に走行モードを変更可能な車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係る車両は、
ガソリンとバイオエタノールとを貯蔵可能なタンクと、
前記タンク内に貯蔵されているガソリン又はバイオエタノールが供給されて動作するエンジンと、
前記エンジンの動作を制御する制御部と、を備え、
ガソリン又はバイオエタノールを燃料として走行可能な車両であって、
前記燃料が、ガソリン又はバイオエタノールのいずれであるかを判別する燃料判別部をさらに備え、
前記燃料判別部によって判別された燃料がバイオエタノールである場合、前記制御部は、前記エンジンの動作を第１走行モードから当該第１走行モードよりも低燃費である第２走行モードに切り換えるものである。
【０００７】
本発明の一態様に係る車両では、燃料判別部によって判別された燃料がバイオエタノールである場合、第１走行モードから当該第１走行モードよりも低燃費である第２走行モードに切り換える。そのため、燃料がガソリンかバイオエタノールかに応じて、簡易に走行モードを変更できる。
【０００８】
前記燃料判別部によって判別された前記燃料の種類と消費量とに基づいて、環境貢献度を評価する環境貢献度評価部をさらに備え、単位消費量当たりの前記環境貢献度は、ガソリンよりもバイオエタノールの方が高く設定されていてもよい。
単位消費量当たりの環境貢献度は、ガソリンよりもバイオエタノールの方が高く設定されているため、バイオエタノールの使用を促進できる。
【０００９】
前記環境貢献度評価部によって評価された前記環境貢献度が高い程、当該車両のユーザに対してより多くのインセンティブを付与してもよい。バイオエタノールの消費量が増える程、環境貢献度がより高くなり、ユーザに対してより多くのインセンティブを付与するため、バイオエタノールの使用を促進できる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明により、燃料がガソリンかバイオエタノールかに応じて、簡易に走行モードを変更可能な車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許