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公開番号2024045862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022150917
出願日2022-09-22
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 20/18 20060101AFI20240327BHJP(情報記憶)
要約【課題】ライト性能が高い磁気ディスク装置を提供すること。
【解決手段】トラックは複数の第1セクタと第2セクタとを備える。複数の第1セクタのうちの1つである第3セクタに対する第2データセグメントのライトがホストから要求された場合、コントローラは、ホストから第2データセグメントを取得してメモリに格納し、トラックから全ての第1データセグメントおよび全ての第1属性情報を含む第1データセットをリードしてメモリに格納する。コントローラは、第3セクタに対応する第2属性情報を取得し、第1データセットのうちの第3セクタからリードされた第1データセグメントおよび第1属性情報を第2データセグメントおよび第2属性情報でメモリにおいて更新する。コントローラは、更新後の第1データセットを第1トラックにライトしながら第2パリティを計算し、第2パリティを第2セクタにライトする。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ホストに接続可能な磁気ディスク装置であって、
複数の第1セクタ(#1-9)と、第2セクタ(#10)と、を備える第1トラックが設けられた磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対してデータをライトしたりデータをリードしたりする磁気ヘッドと、
メモリと、
前記複数の第1セクタのそれぞれに第1データセグメントが第1属性情報(300)とともに格納され、前記第1属性情報は前記複数の第1セクタのうちのそれが格納される第1セクタに対応する属性情報であり、前記第2セクタに第1パリティが格納されているときに、前記複数の第1セクタのうちの1つである第3セクタに対する第2データセグメントのライトが前記ホストから要求された場合、
前記ホストから前記第2データセグメントを取得して前記メモリに格納し、
前記第1トラックから全ての第1データセグメントおよび全ての第1属性情報を含むデータセットである第1データセットをリードして前記第1データセットを前記メモリに格納し、
前記第3セクタに対応する前記属性情報である第2属性情報を取得し、
前記第1データセットのうちの前記第3セクタからリードされた第1データセグメントおよび第1属性情報である第3データセグメントおよび第3属性情報を前記第2データセグメントおよび前記第2属性情報で前記メモリにおいて更新し、
更新後の前記第1データセットである第2データセットを前記第1トラックにライトしながら前記第2データセットに基づいて第2パリティを計算し、
前記第2パリティを前記第2セクタにライトする、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ホストから取得するデータセグメントに対してキーを用いて暗号化したり前記ホストに送信するデータセグメントに対して前記キーを用いて復号を行ったりする暗号化/復号モジュールをさらに備え、
前記第3属性情報は、前記ホストから前記第3データセグメントを取得したときに前記第3データセグメントに対する暗号化に使用された前記キーの世代情報を含み、
前記第2属性情報は、前記ホストから前記第2データセグメントを取得したときに前記第2データセグメントに対する暗号化に使用された前記キーの世代情報を含む、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記属性情報は、前記複数の第1セクタのうちのそれが格納される第1セクタにかかる誤りに関連する情報を含む、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記磁気ディスクには、前記第1トラックを含む複数の第2トラックが設けられ、
前記複数の第2トラックのそれぞれは、それぞれはデータセグメントが属性情報とともにライトされる複数の第4セクタと、パリティがライトされる第5セクタと、を備え、
前記コントローラは、
各第2トラックが受けたATI(Adjacent Track Interference)の影響の度合いを推定し、
前記複数の第2トラックのうちの第1の状態の第2トラックが受けたATIの影響の度合いが第1しきい値を超えた場合、前記パリティの再計算および再計算された前記パリティのライトを含む前記第2トラックの内容のリライトを実行し、前記第1の状態は、前記第2トラックのうちの前記複数の第4セクタの内容と前記第5セクタ内のパリティとが対応する状態であり、
前記複数の第2トラックのうちの第2の状態の第2トラックが受けたATIの影響の度合いが前記第1しきい値よりも小さい第2しきい値を超えた場合、前記パリティの再計算および再計算された前記パリティのライトを含む前記第2トラックの内容のリライトを実行し、前記第2の状態は、前記第2トラックのうちの前記複数の第4セクタの内容と前記第5セクタ内のパリティとが対応しない状態であり、
前記第1トラックが前記第1の状態にあり、かつ前記第1トラックが受けたATIの影響の度合いが前記第2しきい値を超えている場合、
前記ホストから前記第2データセグメントを取得して前記メモリに格納し、
前記第1トラックから前記第1データセットをリードして前記メモリに格納し、
前記第2属性情報を取得し、
前記第1データセットのうちの前記第3データセグメントおよび前記第3属性情報を前記第2データセグメントおよび前記第2属性情報で前記メモリにおいて更新し、
前記第2データセットを前記第1トラックにライトしながら前記第2データセットに基づいて前記第2パリティを計算し、
前記第2パリティを前記第2セクタにライトし、
前記第1トラックが第1の状態にあり、前記第1トラックが受けたATIの影響の度合いが前記第2しきい値に満たない場合か、または前記第1トラックが前記第2の状態にある場合、
前記ホストから前記第2データセグメントを取得し、
前記第2属性情報を取得し、
前記第2データセグメントを前記第2属性情報とともに前記第3セクタにライトする、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記第2データセグメントが前記第3データセグメントよりも小さい場合、前記第3データセグメントの一部を前記第2データセグメントで置換するとともに、前記第3属性情報を前記第2属性情報で置換する、
請求項4に記載の磁気ディスク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
各トラックにライトされたデータをトラック単位で保護する機能を備えた磁気ディスク装置がある。磁気ディスク装置は、トラック毎に誤り訂正符号を生成し、この誤り訂正符号に基づき、トラック単位の保護を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9837115号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一つの実施形態は、ライト性能が高い磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、ホストに接続可能である。磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、メモリと、コントローラと、を備える。磁気ディスクは、複数の第1セクタと、第2セクタと、を備える第1トラックが設けられている。磁気ヘッドは、磁気ディスクに対してデータをライトしたりデータをリードしたりする。コントローラは、複数の第1セクタのそれぞれに第1データセグメントが第1属性情報とともに格納され、第2セクタに第1パリティが格納されているときに、複数の第1セクタのうちの1つである第3セクタに対する第2データセグメントのライトがホストから要求された場合、次のように動作する。なお、第1属性情報は複数の第1セクタのうちのそれが格納される第1セクタに対応する属性情報である。コントローラは、ホストから第2データセグメントを取得してメモリに格納し、第1トラックから全ての第1データセグメントおよび全ての第1属性情報を含むデータセットである第1データセットをリードして第1データセットを前記メモリに格納する。コントローラは、第3セクタに対応する前記属性情報である第2属性情報を取得する。コントローラは、第1データセットのうちの第3データセグメントおよび第3属性情報を第2データセグメントおよび第2属性情報でメモリにおいて更新する。第3データセグメントおよび第3属性情報は第3セクタからリードされた第1データセグメントおよび第1属性情報である。コントローラは、更新後の第1データセットである第2データセットを第1トラックにライトしながら第2データセットに基づいて第2パリティを計算し、第2パリティを第2セクタにライトする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す模式的な図である。
図2は、実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態の1つのトラックの構成の一例を示す模式的な図である。
図4は、実施形態のATI情報のデータ構造の一例を示す模式的な図である。
図5は、実施形態のセクタ属性情報の一例を示す模式的な図である。
図6は、実施形態のコントローラによる、ATIカウンタをインクリメントする動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、実施形態のコントローラによる、リライト動作の対象のトラック50を検出する動作の一例を示すフローチャートである。
図8は、実施形態の磁気ディスク装置におけるライトの動作の一例を示すフローチャートである。
図9は、4Kネイティブに準拠した実施形態の磁気ディスク装置におけるS307およびS308の処理を説明するための図である。
図10は、図9の(A)に示した各データの構成の詳細例を説明するための図である。
図11は、変換後のライトデータの構成の詳細例を説明するための図である。
図12は、512バイトエミュレーションに準拠した実施形態の磁気ディスク装置における、S306の処理の時点でのRAM内のライトデータおよびトラックデータの構成の詳細例を説明するための図である。
図13は、512バイトエミュレーションに準拠した実施形態の磁気ディスク装置におけるS308の処理によって、変換後のライトデータを用いて更新されたセクタデータの構成の詳細例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0008】
(実施形態)
図1は、実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す模式的な図である。
【0009】
磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続される。磁気ディスク装置1は、ホスト2から、ライトコマンドやリードコマンドなどの、アクセスコマンドを受信することができる。
【0010】
磁気ディスク装置1は、表面に磁性層が形成された磁気ディスク11を備える。磁気ディスク装置1は、アクセスコマンドに応じて磁気ディスク11にデータをライトしたり磁気ディスク11からデータをリードしたりする。
(【0011】以降は省略されています)

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