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公開番号2024041605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146518
出願日2022-09-14
発明の名称端子台カバー、及び車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類H05K 5/03 20060101AFI20240319BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】端子台の周囲に設けられる端子台カバーの締結時に、基板に過大な力が作用する事態を回避すること。
【解決手段】端子台(51)は、基板(31)に固定された端子(33)に締結される端子締結部(52)と、配線(5)が接続される配線接続部(53)とを有し、端子台カバー(61)は、固定対象(21)に締結される端子台カバー締結部(63H)を備え、端子台カバー締結部(63H)の締結方向は、端子締結部(52)の締結方向と異なる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
基板(31)に固定された端子(33)に接続される端子台(51)の周囲に設けられる端子台カバーにおいて、
前記端子台(51)は、前記端子(33)に締結される端子締結部(52)と、
配線(5)が接続される配線接続部(53)とを有し、
前記端子台カバーは、
固定対象(21)に締結される端子台カバー締結部(63H)を備え、
前記端子台カバー締結部(63H)の締結方向は、前記端子締結部(52)の締結方向と異なることを特徴とする端子台カバー。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記端子台カバーは、前記配線接続部(53)に接続された前記配線(5)を複数の方向に配策可能にガイドするガイド部(62)を有することを特徴とする請求項1に記載の端子台カバー。
【請求項3】
前記固定対象(21)は、前記基板(31)が内部に配置される筐体であり、
前記筐体(21)は、長方形の板形状を有する底面部(22)と、前記底面部(22)の4辺から上方に立ち上がる側壁(23)とを備え、
前記基板(31)は、前記底面部(22)に対し平行に配置され、
前記端子台(51)は、前記底面部(22)に対し平行に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子台カバー。
【請求項4】
前記筐体(21)の上面視で、前記端子台(51)は、前記筐体(21)が有する側壁(23)に重なるように設けられることを特徴とする請求項3に記載の端子台カバー。
【請求項5】
接続対象(6)に複数の配線(5)を介して接続される電装ユニット(10)が搭載される車両において、
前記電装ユニット(10)は、基板(31)と、前記基板(31)に設けられた端子(33)に締結される複数の端子台(51)と、前記端子台(51)の周囲に設けられる端子台カバー(61)と、前記基板(31)が内部に配置される筐体(21)とを備え、
前記複数の端子台(51)は、前記端子(33)に締結される端子締結部(52)と、
前記配線(5)の一端が接続される配線接続部(53)とをそれぞれ有し、
前記端子台カバー(61)は、前記筐体(21)が有する側壁(23)にのみ締結される端子台カバー締結部(63H)を備え、
前記端子台カバー締結部(63H)の締結方向は、前記端子締結部(52)の締結方向と異なり、
前記配線接続部(53)のそれぞれから延びる前記配線(5)は、前記車両の車幅中心線(LC)を基準にして、前記接続対象(6)に対して車幅方向反対側で束状に集約されていることを特徴とする車両。
【請求項6】
前記端子台(51)は、前記筐体(21)を挟んで、前記車両(100)の車輪(103)とは反対側に設けられることを特徴とする請求項5に記載の車両。
【請求項7】
前記筐体(21)は、水平面に対して斜めに配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子台カバー、及び車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗り型車両等の車両には、各種の電装部品が搭載されており、各電装部品は、配線部品を利用して電気的に接続される。
この種の配線部品には、基板等に接続される端子金具や端子台がある。端子金具には、車両のボディにボルト締結される端子本体と、端子本体からから延在する複数の端子接続部とを備え、端子接続部の両側に、上面側へ突出する係合壁を備えた構成が知られている(特許文献1参照)。端子台には、多数のリード線挿通孔を穿設した整線板と、この整線板を嵌入支持する長溝を備えて取付板上に固設されるものがある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-199650号公報
実開昭63-004069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2に記載の構成は、端子金具や端子台を締結する際に、基板等に垂直方向に応力が作用する。基板、及び、基板上の部品を保護する観点からは、基板の垂直方向に応力が作用しないことが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、端子台の周囲に設けられる端子台カバーの締結時に、基板に過大な力が作用する事態を回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
基板に固定された端子に接続される端子台の周囲に設けられる端子台カバーにおいて、前記端子台は、前記端子に締結される端子締結部と、配線が接続される配線接続部とを有し、前記端子台カバーは、固定対象に締結される端子台カバー締結部を備え、前記端子台カバー締結部の締結方向は、前記端子締結部の締結方向と異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
端子台の周囲に設けられる端子台カバーの締結時に、基板に過大な力が作用する事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電装ユニットを搭載した車両の後部を示す図である。
電装ユニット10を含む回路図である。
電装ユニットを配線及び接続対象と共に示す図である。
電装ユニットの斜視図である。
端子台の断面を周辺構成と共に示した図である。
第1基板を示す図である。
端子台カバーの斜視図である。
端子台カバーを図7と異なる方向から示す斜視図である。
配線接続部に配線を接続した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態に係る端子台カバーを備えた電装ユニット10について、図面を参照しながら説明する。
図1は、電装ユニット10を搭載した車両100の後部を示す図である。図2は、電装ユニット10を含む回路図である。図3は、電装ユニット10を配線5及び接続対象6と共に示す図である。図4は、電装ユニット10の斜視図である。図中の符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。図3中の符号LCは、車両100の車幅中心線である。
図4には三次元空間で互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示している。Z軸方向は、電装ユニット10の厚さ方向(高さ方向ということもできる)を示し、X軸方向は、電装ユニット10の長手方向を示し、Y軸は、電装ユニット10の短手方向を示す。電装ユニット10を搭載した状態では、X軸方向は車両100の前後方向に相当し、Y軸方向は車幅方向に相当する。
【0009】
車両100は、電動の自動二輪車であり、図1には、車体フレーム101と、乗員用シート102と、車輪(図1には駆動輪となる後輪103のみを示す)と、左右の乗員用ステップ104と、乗員用シート102の前部下方に配置されるバッテリー105と、後輪103の上方を覆うリアフェンダ106と、リアクッション107とを示している。車体フレーム101は、乗員用シート102の下方かつ後輪103の上方まで延出するリアフレーム101Aを有し、リアフレーム101Aに電装ユニット10が支持される。
【0010】
電装ユニット10は、乗員用シート102の下方、かつ、リアフェンダ106の上方に配置され、上方からの雨水の付着が抑制されると共に、後輪103側から飛散する雨水等の付着が抑制される。
本構成では、電装ユニット10は、車体側面視で斜めに配置されており、仮に雨水等が電装ユニット10に付着しても速やかに電装ユニット10外に流れ落とすことができる。図1には、電装ユニット10を前下がりの姿勢(後述する筐体21を前下がりの姿勢)で配置した場合を示しているが、この姿勢に限定しなくてもよく、水平面に対して斜めに配置すればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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