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公開番号2024041176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145836
出願日2022-09-14
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】防水性の低下を抑え得るボルトキャップの設定。
【解決手段】端子金具10と、端子金具を収容し、かつ、相手方嵌合部521に嵌合接続させた状態で金属製の相手方壁体500a1の壁面500a11から突出部23を飛び出させるハウジング20と、突出部に外から被せたシールド本体31、及び、相手方壁体の壁面に接触させ且つ相手方壁体の雌螺子部500cと同軸上のボルト挿通孔33aが形成された固定部33を有するシールドシェル30と、ボルト挿通孔に挿通させ且つ雌螺子部に螺合させて固定部を相手方壁体に螺子止め固定する金属製のボルト70と、ボルトの頭部72に被せるボルトキャップ80と、を備え、ボルトキャップは、頭部に被せて当該頭部を隠すキャップ本体81と、固定部の保持孔33bに入口33b1から差し込んで保持孔に密着させ且つ保持させる保持体82と、キャップ本体及び保持体を連結させる連結体83と、を有すること。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
相手方端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる端子金具と、
前記端子金具を収容し、かつ、相手方嵌合部に嵌合接続させた状態で金属製の相手方壁体の壁面から突出部を飛び出させるハウジングと、
前記ハウジングの前記突出部に外から被せたシールド本体、及び、前記相手方壁体の前記壁面に接触させ且つ前記相手方壁体の雌螺子部と同軸上のボルト挿通孔が形成された固定部を有するシールドシェルと、
前記ボルト挿通孔に挿通させ且つ前記雌螺子部に螺合させて前記固定部を前記相手方壁体に螺子止め固定する金属製のボルトと、
前記ボルトの頭部に被せるボルトキャップと、
を備え、
前記ボルトキャップは、前記頭部に被せて当該頭部を隠すキャップ本体と、前記固定部の保持孔に入口から差し込んで前記保持孔に密着させ且つ保持させる保持体と、前記キャップ本体及び前記保持体を連結させる連結体と、を有することを特徴としたコネクタ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記保持体は、前記保持孔の内周面に1周に亘って密着させるリップ部を有することを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記保持体は、前記保持孔の前記入口から先端を差し込んで前記保持孔に挿通させる挿通部を有し、
前記保持孔の前記入口には、その周縁を1周に亘って面取り加工した面取り部を設け、
前記挿通部の前記先端は、先を尖らせた錐形状に形成されることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記保持体は、前記保持孔の前記入口から先端を差し込んで前記保持孔に挿通させる挿通部と、前記挿通部の前記先端に設け、かつ、先を尖らせた傘形状に形成された係止部と、を有し、
前記係止部は、前記保持孔の出口を抜け出たその先で、前記固定部における前記出口側の壁面に係止させることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ボルトキャップは、前記固定部の前記入口側の外壁における前記入口の周縁部に密着させ、かつ、前記入口を覆い隠す被覆部を有することを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタは、合成樹脂製のハウジング内の端子金具や電線に対する外部ノイズの侵入を抑えるために、そのハウジングに対して外から被せた金属製のシールドシェルを備えている。このコネクタにおいては、そのシールドシェルを相手方の金属製の筐体等に金属製のボルトで螺子止め固定することによって、その筐体等を介してシールドシェルに乗った外部ノイズを逃がす。このコネクタは、そのような螺子止め構造を採っているので、ボルトの頭部が外に飛び出ている。このため、従来のコネクタには、その頭部に被せて、この頭部への被水を抑えるボルトキャップが設けられている。例えば、下記の特許文献1から6に記載コネクタには、ボルトの頭部に被せるキャップ本体と、そのボルトで共締めされる共締め部と、を有するボルトキャップが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-207385号公報
特開2013-54929号公報
特開2014-93289号公報
特開2015-17625号公報
特開2015-18615号公報
特開2019-96472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタにおいては、シールドシェルとボルトの座面との間にボルトキャップの共締め部が介在することによって、ボルトの軸力が低下し、これら3者の間に水が浸入してしまう虞がある。そして、その水は、シールドシェルのボルト挿通用の貫通孔に入り込み、相手方に流れてしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、防水性の低下を抑え得るボルトキャップを備えたコネクタを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、相手方端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる端子金具と、前記端子金具を収容し、かつ、相手方嵌合部に嵌合接続させた状態で金属製の相手方壁体の壁面から突出部を飛び出させるハウジングと、前記ハウジングの前記突出部に外から被せたシールド本体、及び、前記相手方壁体の前記壁面に接触させ且つ前記相手方壁体の雌螺子部と同軸上のボルト挿通孔が形成された固定部を有するシールドシェルと、前記ボルト挿通孔に挿通させ且つ前記雌螺子部に螺合させて前記固定部を前記相手方壁体に螺子止め固定する金属製のボルトと、前記ボルトの頭部に被せるボルトキャップと、を備え、前記ボルトキャップは、前記頭部に被せて当該頭部を隠すキャップ本体と、前記固定部の保持孔に入口から差し込んで前記保持孔に密着させ且つ保持させる保持体と、前記キャップ本体及び前記保持体を連結させる連結体と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタは、ボルトキャップによってボルトの頭部への被水を抑えることができるので、その頭部の耐久性を向上させることができる。そして、このコネクタは、保持体を固定部の保持孔に密着状態で挿通させることによって、その保持孔の内周面に保持体を保持させ、かつ、この内周面と保持体との間の隙間を塞いで防水性の低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のコネクタを示す斜視図である。
図2は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に別角度から見た斜視図である。
図3は、実施形態のコネクタを示す平面図である。
図4は、図3のX1-X1線断面図である。
図5は、図3のX2-X2線断面図である。
図6は、実施形態のボルトキャップを示す斜視図である。
図7は、図3のX2-X2線断面に相当する部分拡大図であり、ボルトキャップを組み付ける前の状態を表している。
図8は、図3のX2-X2線断面に相当する部分拡大図であり、ボルトキャップの頭部への嵌め込み前の状態を表している。
図9は、変形例のコネクタを示す斜視図である。
図10は、変形例のコネクタを別角度から見た斜視図である。
図11は、図9のX2-X2線断面図である。
図12は、変形例のボルトキャップを示す斜視図である。
図13は、図9のX2-X2線断面に相当する部分拡大図であり、ボルトキャップを組み付ける前の状態を表している。
図14は、図9のX2-X2線断面に相当する部分拡大図であり、ボルトキャップの頭部への嵌め込み前の状態を表している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図8に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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