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公開番号2024089318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204605
出願日2022-12-21
発明の名称無線通信装置及び移動体
出願人矢崎総業株式会社,国立研究開発法人情報通信研究機構
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04W 72/02 20090101AFI20240626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動体が複数の通信エリアを移動しながら、各通信エリアで製造作業の指示を受信して、複数の製造作業が順次行われる場合でも、作業効率の低下を抑えつつ、歩留まりの低下を抑えることが可能な無線通信装置及び移動体を提供する。
【解決手段】無線通信装置30は、無線通信部31、識別部41、判定部43、及び切替部45を備える。無線通信部31は、移動元の通信エリアA1で設定されている第1周波数チャネルを使用して、製造作業の指示を受信する。識別部41は、移動体10の移動に伴って、移動先の通信エリアA2で設定されている第2周波数チャネルを識別する。判定部43は、製造作業の進捗状況に基づいて、周波数チャネルの切り替えを行うか否かを判定する。切替部45は、判定部43が、周波数チャネルの切り替えを行うと判定する場合、無線通信部31が使用する周波数チャネルを、第1周波数チャネルから第2周波数チャネルに切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の通信エリアを移動する移動体に設けられる無線通信装置であって、
移動元の通信エリアで設定されている第1周波数チャネルを使用して、前記移動元の通信エリア内の固定局から、製造作業の指示を受信する無線通信部と、
前記移動体の移動に伴って、移動先の通信エリアで設定されている第2周波数チャネルを識別する識別部と、
前記識別部が前記第2周波数チャネルを識別すると、前記製造作業の進捗状況に基づいて、周波数チャネルの切り替えを行うか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記周波数チャネルの切り替えを行うと判定する場合、前記無線通信部が使用する周波数チャネルを、前記第1周波数チャネルから前記第2周波数チャネルに切り替える切替部と、
を備え、
前記無線通信部は、前記第2周波数チャネルを使用して、前記移動先の通信エリア内の固定局から、次の製造作業の指示を受信する無線通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記製造作業が完了していない場合、前記周波数チャネルの切り替えを行わないと判定して、前記第2周波数チャネルの情報を記憶部に記憶し、
前記判定部は、前記製造作業が完了した場合、前記記憶部に記憶した前記第2周波数チャネルの情報を用いて、前記周波数チャネルの切り替えを行うと判定する請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記移動先の通信エリアの位置情報を取得する取得部と、
前記複数の通信エリアの各々の位置情報と、前記複数の通信エリアの各々で設定されている周波数チャネルとを紐付けた第1テーブルを記憶する記憶部と、
を更に備え、
前記識別部は、前記第1テーブルを参照して、前記取得部により取得された前記通信エリアの位置情報に紐付けられた周波数チャネルを、前記第2周波数チャネルとして識別する請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記移動体が移動を開始する前に、前記複数の通信エリアの位置情報のうち、製造対象に関する製造作業の指示が送信される特定の通信エリアの位置情報を設定する設定部と、
を更に備え、
前記判定部は、前記取得部により取得された前記通信エリアの位置情報が、前記特定の通信エリアの位置情報に含まれるか否かを判定し、
前記判定部が、前記取得部により取得された前記通信エリアの位置情報が、前記特定の通信エリアの位置情報に含まれると判定する場合、前記識別部は、前記第1テーブルを参照して、前記取得部により取得された前記通信エリアの位置情報に紐付けられた周波数チャネルを、前記第2周波数チャネルとして識別する請求項3に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記移動体が移動を開始する開始地点からの距離を取得する取得部と、
前記開始地点からの距離と、前記複数の通信エリアの各々で設定されている周波数チャネルとを紐付けた第2テーブルを記憶する記憶部と、
を更に備え、
前記識別部は、前記第2テーブルを参照して、前記取得部により取得された前記開始地点からの距離に紐付けられた周波数チャネルを、前記第2周波数チャネルとして識別する請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記移動体の移動に伴って、通信エリアの位置情報を順次取得する取得部と、
前記取得部による通信エリアの位置情報の取得順序に基づいて、前記移動体の移動方向を特定する方向特定部と、
前記複数の通信エリアの各々の位置情報と、前記移動体の移動方向と、前記複数の通信エリアの各々で設定されている周波数チャネルとを紐付けた第3テーブルを記憶する記憶部と、
を備え、
前記識別部は、前記第3テーブルを参照して、前記取得部により取得された最新の通信エリアの位置情報と、前記方向特定部により特定された前記移動体の移動方向とに紐付けられた周波数チャネルを、前記第2周波数チャネルとして識別する請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項7】
複数の通信エリアを移動する移動体であって、
請求項1に記載の無線通信装置と、
前記無線通信装置に接続されて、前記移動体の移動を制御する制御装置と、
を備える移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、工場内において、移動体が複数の通信エリアを移動しながら、各通信エリアで製造作業の指示を受信して、複数の製造作業が順次行われるシステムが開発されている。
【0003】
移動体には、各通信エリア内のアクセスポイントと通信を行う無線通信装置が設けられている。無線通信装置は、各通信エリア内のアクセスポイントから、製造作業の指示を受信する。
【0004】
通信エリア毎に、アクセスポイントとの通信に使用される周波数チャネルが設定されている。このため、無線通信装置は、移動体が新たな通信エリアに移動する度に、周波数チャネルを切り替えて、移動先のアクセスポイントと通信を行う。
【0005】
従来、周波数チャネルを切り替える方法として、無線通信装置が、移動先のアクセスポイントから、移動先の通信エリアで設定されている周波数チャネルの情報を受信して、周波数チャネルの切り替えを行うことが知られている(特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1では、アクセスポイントは、隣接するアクセスポイントと干渉しないように予め設定されたホッピングテーブルを用いて、周波数チャネルを設定し、設定した周波数チャネルの情報を、無線通信装置に通知することが開示されている。
【0007】
このような方法により、無線通信装置は、隣接するアクセスポイントとの干渉を抑えつつ、移動先の通信エリアで設定されている周波数チャネルを使用して、移動先のアクセスポイントと通信を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-171078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の方法では、無線通信装置は、移動先のアクセスポイントから、周波数チャネルの情報を受信するまで、当該アクセスポイントと通信を行うことができない。
【0010】
このため、移動先のアクセスポイントにおいて、周波数チャネルの情報の送信に遅延が生じると、無線通信装置において、当該アクセスポイントと通信を開始するタイミングが遅れてしまい、作業効率が低下する可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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