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公開番号2024090016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205635
出願日2022-12-22
発明の名称端子固定用治具
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 43/20 20060101AFI20240627BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の端子の位置及び姿勢の制御を容易に行う。
【解決手段】端子固定用治具60は、複数の端子100の各々について、当該端子100の一方の側面を位置決めするための複数の基準壁20と、基準壁20に対向して、端子100の他方の側面を押さえることにより、基準壁20と協働して端子100を挟持可能な複数の対向壁30と、を備え、対向壁30は、基準壁20に向けてスライド可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の端子の各々について、当該端子の一方の側面を位置決めするための複数の基準壁と、
前記複数の基準壁の各々に対向して、前記端子の他方の側面を押さえることにより、前記基準壁と協働して前記端子を挟持可能な複数の対向壁と、を備え、
前記対向壁は、前記基準壁に向けてスライド可能である、
端子固定用治具。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記複数の対向壁は、相互に連結されており、一括してスライド可能に構成される、
請求項1に記載の端子固定用治具。
【請求項3】
前記端子の一端部から電線が延びており、
前記一端部の移動を規制する規制壁をさらに備える、
請求項1に記載の端子固定用治具。
【請求項4】
前記対向壁は、前記端子の他方の側面に当接する弾性部材を有する、
請求項1に記載の端子固定用治具。
【請求項5】
前記端子の長手方向に沿った前記基準壁の長さは、前記端子の長手方向の全長より小さい、
請求項1から4のいずれか一項に記載の端子固定用治具。
【請求項6】
前記端子の長手方向に沿った前記対向壁の長さは、前記端子の長手方向の全長より小さい、
請求項1から4のいずれか一項に記載の端子固定用治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子固定用治具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ワイヤハーネス等の組立において、コネクタハウジングに複数の端子を挿入する作業が伴う(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1においては、電線の両端部に端子が圧着された電線を複数保持する治具である電線係止竿から、一対の電線クランプ治具によって、電線を一本ずつ掴み、端子をコネクタハウジングの所定の端子収容室に挿入する。この作業は、治具にセットされている端子の数だけ繰り返して行われる。特許文献2においては、保持治具の複数のキャビティに端子をそれぞれ装填して、各端子に電線を接続し、保持治具から複数の電線付端子を外して、コネクタハウジングのキャビティにその後面から電線付端子を挿入する。このとき、複数の圧接端子を同時にキャビティ内に挿入し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3156831号公報
特開2000-311760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1において、端子は、この端子に取り付けられた電線が電線係止竿に一点で固定されており、固定点を中心に、上下・左右に回転したり、前後方向に移動できてしまい、厳密に定められた姿勢状態で保持されているわけではない。よって、一般的には1本ずつコネクタハウジングの端子収容室に挿入可能な姿勢に端子の姿勢を修正した後、コネクタハウジングへの挿入を行う作業が行われている。この作業は、複数の端子について並列に行うことが困難であるため、時間を要するものとなっている。
【0005】
一方、特許文献2においては、保持治具から押し上げピンによって押し上げられた複数の圧接端子が、受け取り治具にそれぞれ保持され、端子挿入ブレードによってコネクタハウジングに一括して挿入される。圧接端子は、受取治具に設けられた受取り溝内に保持され、シャッターによって脱落が防止されるものの、受取り溝内で端子の姿勢が変わってしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、複数の端子の位置及び姿勢の制御を容易に行うことのできる端子固定用治具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子固定用治具は、下記を特徴としている。
複数の端子の各々について、当該端子の一方の側面を位置決めするための複数の基準壁と、
前記基準壁に対向して、前記端子の他方の側面を押さえることにより、前記基準壁と協働して前記端子を挟持可能な複数の対向壁と、を備え、
前記対向壁は、前記基準壁に向けてスライド可能である、
端子固定用治具。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、端子が基準壁と、スライド可能な対向壁によって挟持されるため、複数の端子の位置及び姿勢の制御を容易に行うことができる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る端子固定用治具であって、端子が固定されていない状態における端子固定用治具を模式的に示す斜視図である。
図2は、端子が固定されている状態における端子固定用治具を模式的に示す斜視図である。
図3は、端子が固定されている状態における端子固定用治具を模式的に示す断面図である。
図4は、コネクタハウジングを端子が固定された端子固定用治具に近づける際の状態を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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