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公開番号2024089809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205251
出願日2022-12-22
発明の名称端子接触荷重の測定装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 43/00 20060101AFI20240627BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】雄端子に対する接点部材の接触荷重を測定することができる端子接触荷重の測定装置を提供する。
【解決手段】端子接触荷重の測定装置は、雄コネクタ形状部材10と、検出端子20と、演算器30とを備える。雄コネクタ形状部材10は、円筒状に形成された雌端子の内周面に沿うバネ状の接点部材を有する雌コネクタ100が嵌合される。検出端子20は、円筒状の雄端子形状部22と、変位検出部とを有する。雄端子形状部22は、雄コネクタ形状部材10に設けられ、当該雄コネクタ形状部材10を雌コネクタ100に嵌合した嵌合状態で雌端子に挿入され接点部材の内側に接触する。変位検出部は、コネクタ嵌合状態で雄端子形状部22の接点部材により押圧される部分の変位を検出する。演算器30は、検出端子20により検出される雄端子形状部22の変位に基づいて、雄端子形状部22に対する接点部材の接触荷重を演算する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状に形成された雌端子の内周面に沿うバネ状の接点部材を有する雌コネクタが嵌合される雄コネクタ形状部材と、
前記雄コネクタ形状部材に設けられ、当該雄コネクタ形状部材を前記雌コネクタに嵌合した嵌合状態で前記雌端子に挿入され前記接点部材の内側に接触する円筒状の雄端子形状部、及び、前記嵌合状態で前記雄端子形状部の前記接点部材により押圧される部分の変位を検出する変位検出部を有する検出端子と、
前記検出端子により検出される前記雄端子形状部の前記変位に基づいて、前記雄端子形状部に対する前記接点部材の接触荷重を演算する演算器と、を備えることを特徴とする端子接触荷重の測定装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記変位検出部は、前記雄端子形状部の内部に設けられ、前記雄端子形状部の前記変位として電気抵抗値の変化を検出する歪ゲージを有し、
前記演算器は、前記歪ゲージにより検出される前記電気抵抗値の変化に基づいて、前記接触荷重を演算する請求項1に記載の端子接触荷重の測定装置。
【請求項3】
前記変位検出部は、前記雄端子形状部の内部に液体が充填され、前記雄端子形状部の前記変位として液圧の変化を検出する液圧検出部を有し、
前記演算器は、前記液圧検出部により検出される前記液圧の変化に基づいて、前記接触荷重を演算する請求項1に記載の端子接触荷重の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子接触荷重の測定装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1には、板ばねを有する雌端子に、剛板からなる剛性部で圧電素子部を挟み込んで形成した挿入片を挿入し、この挿入に伴う圧電素子部にかかる圧力の変化を検出し、この検出値に基づき、雌端子の接触圧を測定する端子接触圧測定方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-149517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の端子接触圧測定方法は、板ばねを有する雌端子に挿入片を挿入して雌端子の接触圧を測定している。ここで、板ばねを有する雌端子とは別の雌端子として、例えば、バネ状の接点部材が内側に設けられた円筒状の雌端子がある。この雌端子は、コネクタ同士を嵌合した嵌合状態で、内側に挿入された雄端子と接点部材を介して電気的に接続される。このような雌端子に対して、上記嵌合状態で雄端子に対する接点部材の接触荷重を測定することが望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、雄端子に対する接点部材の接触荷重を測定することができる端子接触荷重の測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る端子接触荷重の測定装置は、円筒状に形成された雌端子の内周面に沿うバネ状の接点部材を有する雌コネクタが嵌合される雄コネクタ形状部材と、前記雄コネクタ形状部材に設けられ、当該雄コネクタ形状部材を前記雌コネクタに嵌合した嵌合状態で前記雌端子に挿入され前記接点部材の内側に接触する円筒状の雄端子形状部、及び、前記嵌合状態で前記雄端子形状部の前記接点部材により押圧される部分の変位を検出する変位検出部を有する検出端子と、前記検出端子により検出される前記雄端子形状部の前記変位に基づいて、前記雄端子形状部に対する前記接点部材の接触荷重を演算する演算器と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子接触荷重の測定装置は、雄コネクタ形状部材を雌コネクタに嵌合することにより実際の雄コネクタと雌コネクタとを嵌合したコネクタ嵌合状態を再現することができ、これによりコネクタ嵌合状態における雌端子及び検出端子の相対位置を実際の雌端子及び雄端子の相対位置と同じ位置に規定することができる。そして、端子接触荷重の測定装置は、このようなコネクタ嵌合状態で、実際の雄端子と相似形に形成された雄端子形状部の変位を検出することで、当該雄端子形状部に対する接点部材の接触荷重を精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る端子接触荷重の測定装置の構成例(組付後)を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子接触荷重の測定装置の構成例(組付前)を示す斜視図である。
図3は、実施形態に係る雌端子及び接点部材の構成例を示す分解斜視図である。
図4は、実施形態に係る雄コネクタ形状部材の分解斜視図である。
図5は、実施形態に係る検出端子の構成例を示す断面図である。
図6は、実施形態に係る検出端子の構成例を示す斜視図である。
図7は、実施形態に係る雄コネクタ形状部材と雌コネクタ及との嵌合例を示す断面図である。
図8は、実施形態に係るホイートストンブリッジ回路の構成例を示す回路図である。
図9は、実施形態に係る端子接触荷重の測定装置の動作例を示すフローチャートである。
図10は、実施形態の変形例に係る検出端子の構成例を示す断面図である。
図11は、実施形態の変形例に係るホイートストンブリッジモデルの構成例を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図面を参照しながら実施形態に係る端子接触荷重の測定装置1について説明する。端子接触荷重の測定装置1は、雄コネクタ形状部材10と雌コネクタ100とを嵌合したコネクタ嵌合状態で、雄コネクタ形状部材10の検出端子20に対する雌コネクタ100の接点部材104の接触荷重を測定するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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