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公開番号2024088245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203321
出願日2022-12-20
発明の名称二次電池の組立体
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 10/6556 20140101AFI20240625BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートとの間の熱抵抗を低減し得る二次電池の組立体を提供する。
【解決手段】二次電池の組立体は、ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と、複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートと、二次電池積層体とクーリングプレートとの間に設けられた熱伝導材を備える。二次電池は、ラミネートフィルム同士が重ね合わされて接着された封止部を有する。封止部が、クーリングプレート側に延設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と、前記複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートと、前記二次電池積層体と前記クーリングプレートとの間に設けられた熱伝導材を備えた二次電池の組立体であって、
前記二次電池は、ラミネートフィルム同士が重ね合わされて接着された封止部を有し、
前記封止部が、前記クーリングプレート側に延設されている
ことを特徴とする二次電池の組立体。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記封止部が、前記二次電池の前記クーリングプレート側における外面の前記積層方向における中央部から突出しており、
前記中央部から前記封止部の突端まで距離が、前記中央部から前記外面の前記積層方向における端部までの距離よりも短い
ことを特徴とする請求項1に記載の二次電池の組立体。
【請求項3】
前記クーリングプレートと前記熱伝導材とが直接接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の二次電池の組立体。
【請求項4】
前記クーリングプレートが、前記二次電池積層体側に複数個の凹溝を有し、
前記封止部が、前記凹溝に挿入されている
ことを特徴とする請求項3に記載の二次電池の組立体。
【請求項5】
前記クーリングプレートと前記熱伝導材との間に設けられた中間層を更に備え、
前記中間層が前記二次電池積層体側に複数個の凹溝若しくはスリットを有し、前記封止部が前記凹溝若しくは前記スリットに挿入されている、又は前記クーリングプレートが前記二次電池積層体側に複数個の凹溝を有すると共に前記中間層が前記凹溝に対応する位置にスリットを有し、前記封止部が前記スリット及び前記凹溝に挿入されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の二次電池の組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池の組立体に係り、さらに詳細には、ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートとの間の熱抵抗を低減し得る二次電池の組立体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1は、外装体内部で発生したガスの放出方向を制御し得るラミネート型二次電池を開示している。このラミネート型二次電池は、発電要素と、外装体とを有する。外装体は、発電要素が配置される中央部と、中央部を取り囲みかつシールされている外周縁部とを有する。外周縁部は、その第1の辺に配置され、外装体の内部で発生したガスによる外装体の内部圧力上昇に基づいて開裂し、ガスを外部に放出するガス放出口を有する。さらに、外周縁部においては、第1の辺と異なる別の辺の少なくとも1つが、中央部に向かって折り返されて、中央部に接着された折り返し部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-90804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、特許文献1に記載のようなラミネート型の二次電池を複数個用いて二次電池積層体を形成し、複数個の二次電池の積層方向に沿ってクーリングプレートを配置し、さらに二次電池積層体とクーリングプレートとの間に熱伝導材を設けようとした。その結果、外周縁部の折れ曲がりによって、二次電池積層体とクーリングプレートとの間に熱伝導材を十分に充填できず、熱抵抗が低減され難くなるという新たな技術的課題を見出した。
【0005】
本発明は、このような新たな技術的課題に基づいてなされたものであって、ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートとの間の熱抵抗を低減し得る二次電池の組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、ラミネートフィルム同士が重ね合わされて接着された封止部がクーリングプレート側に延設されている構成とすることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の二次電池の組立体は、ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と、複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートと、二次電池積層体とクーリングプレートとの間に設けられた熱伝導材を備える。
二次電池は、ラミネートフィルム同士が重ね合わされて接着された封止部を有する。
封止部が、クーリングプレート側に延設されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ラミネートフィルム同士が重ね合わされて接着された封止部がクーリングプレート側に延設されている構成としたため、ラミネート型の複数個の二次電池を積層してなる二次電池積層体と複数個の二次電池の積層方向に沿って配置されたクーリングプレートとの間の熱抵抗を低減し得る二次電池の組立体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の二次電池の組立体の第1実施形態を示す概略斜視図である。
図1に示した二次電池の組立体をII-II線に沿って切った概略断面図である。
図2に示した二次電池の組立体のIII線で囲んだ部分を示す部分拡大図である。
封止部が折れ曲がった二次電池の組立体の一例の一部を示す部分拡大図である。
第2実施形態の二次電池の組立体の一部を示す部分拡大図である。
第3実施形態の二次電池の組立体の一部を示す部分拡大図である。
第4実施形態の二次電池の組立体の一部を示す部分拡大図である。
第5実施形態の二次電池の組立体の一部を示す部分拡大図である。
第6実施形態の二次電池の組立体の一部を示す部分拡大図である。
本発明の二次電池の組立体の第7実施形態を示す概略斜視図である。
図10に示した二次電池の組立体をXI-XI線に沿って切った概略断面図である。
図11に示した二次電池の組立体のXII線で囲んだ部分を示す部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の二次電池の組立体について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で引用する図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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